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ジジの血液検査の結果が悪くて落ち込んだ話。

我が家の黒猫ジジさまは現在17歳。
来週15日で18歳になる。
人間の年齢に換算すると、現在87歳。
しっかりおじいちゃんである。

(お口の横にかたまる白毛がいとおしい)

真っ黒だった毛並みには、いつからか白い毛が混じるようになり「猫も白髪になるんだなあ」となんとも愛おしい気持ちになった。


今日、動物病院で2ヶ月ぶりに血液検査をしてもらったら、腎不全がかなり悪化していた。

ジジは目も見えないし足も悪いのだけど、毎日うろうろ歩き回るし、ここ1ヶ月以上てんかん発作も起きていない。
ほんの少しだけ食欲が落ちている気がするけど、最近暑いし仕方ない。
なんなら2ヶ月前より調子がいい気がするし、多分現状維持できてるでしょ…そう思っていたので、まさかの悪化にショックが大きかった。


すでに腎臓病用の療養食を食べさせてるし、投薬もしてるし、1日おきに点滴もしている。
先生にも「もうやれることはやってますもんね…」と言われ、うなだれるしかなかった。

ひとまず、少しだけ点滴の回数を増やしてみて、1ヶ月後にふたたび血液検査をして経過を見ることになった。
少しでも落ち着いてくれるといいのだけど。


まさか悪化してるなんて、しかも一昨年亡くなった腎不全の猫の検査結果でも見たことのない数値を叩き出すなんて…と、落ち込んで帰宅した。

17歳のジジ。
年齢的に、いつ何があってもおかしくない。
永遠の命なんてないんだし、いつかはその日が来るって分かってる。

でも、いざその日が近づいていることを知ると、胸がぎゅっとなって目の前が真っ暗になる。

ああいやだなあ。
動物を飼うって、こういうとき本当に本当にしんどい。


帰宅後、いつものように部屋をうろうろするジジを見て、急に痛々しく悲しい気持ちになったのだけど、彼にしてみたら昨日も今日も同じだし、きっとどこか具合は悪いんだろうけど普通に生きてる。

そんな時、前に記事にも書いた「いま、この瞬間は、大丈夫なんだ」を思い出した。

そう。
今、目の前のジジは大丈夫。

よろけながらもうろうろして、疲れたら床に転がって、しばらくしたら「お腹がすいた」と鳴く。

先生には「この数値だと、あまり食べられないはずですが」と言われたけど、元が食欲の鬼なので普通に食べている。
なんなら我が家の猫の中で一番食べている。
本当にありがたい。

(廊下でころがるジジ)

だから、今、この瞬間は大丈夫。

明日はどうなるか分からない。
でも、今は大丈夫なんだ。

そう気持ちを切り替えて、ジジの頭をなでた。
「そんなことよりごはん」と言いたそうな顔で見上げられた。

「さっきも食べたでしょ!」と言いながら、器にごはんを入れてあげると、がつがつと食べ始めた。

ああ、かわいいなあ。しあわせだなあ。
猫って、命って、尊いなあ。

できることなら、ずっとこのまま一緒にいられたらいいのになあ。

いただいたサポートは猫たちの養育費に使わせていただきます。ありがとうございます。猫たちがいるから生きてます。