坂戸日記 2022.08.12
2022年8月12日、曇りのち晴れ、夜になって雨。天気予報は明日には台風が関東を直撃すると告げる。しかし、坂戸はまだ平穏だ。
早朝読書会で、図書館で借りてきたカレル・チャペック『園芸家の一年』を読み始める。書きっぷりのえも言われぬユーモアが愉しい。星新一の『進化した猿たち』や『ほら男爵 現代の冒険』、北杜夫の『ぼくのおじさん』が好きだった子どもの頃の気持ちを思い出す。
昨日作った冷凍デラウェアが出来上がる。凍らせただけでも"料理"を作ったと言えるのだろうか。ドロシーに可愛い皿を出してもらい盛る。これで"料理"を作ったと言えることにしよう。
会社も休みだし、ドロシーのマイナンバー・カードを作ろうと二人で市役所に行く。お昼も外食にしようということになり、市役所の近くの和食の店「あおき」にする。二人とも"今日のランチ"を頼む。ドロシーは店に入る前は「まだ11時半だよ」と言っていたくせに「美味しい、美味しい」とパクパク食べる。
マイナンバーの手続きはとても簡単だった。個人番号カード交付申請書を引越した時に発行してもらっていたので、市役所に設置してあった証明写真機の写真撮影だけで終了してしまった。ネットで申請すれば証明写真代がかからなかったのだけれど、証明写真機からの申請というのが面白かったので良かった。
『園芸家の一年』の続きを読み、読了。岡田斗司夫の『プチクリ!―好き=才能!』で主張されていることはまさしくカレル・チャペックの主張と一致すると私は思う。であれば、私も"園芸家になろう"ではなく"園芸家である"と主張しよう。それこそが『プチクリ』の主眼だからだ。いずれにせよ、『園芸家の一年』を読んで「これこそが読書の楽しみだ」と思う。
奈良美智『YOSHITOMO NARA SELF-SELECTED WORKS WORKS ON PAPER』を眺める。画集なので読む部分がある訳ではないのだけれど、ずっと眺めていたい気持ちにさせるものがここにはあるような気がする。
夕食に"焼き豆腐の牛しぐれ煮"と"鶏もも肉の照り焼き"を作る。ビールが飲みたくなって飲んだら眠くなってしまった。