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くすくす笑う

友人の湘南おじさんは、よく「あははは」と笑っていた。あの笑い声をきくと、もうそれだけで楽しくなった。あんな風に楽しそうに笑える人はなかなかいない。

そういえば、笑いの表現にはどんなものがあるのだろう。ChatGPT君に尋ねたら、こんな風に教えてくれた。

微笑む(ほほえむ) - 口元を軽く上げて柔らかく笑うこと。
笑う - 楽しい時や面白い時に声を出したり表情を変えたりして笑う一般的な表現。
にやりとする: 悪戯っぽく笑う、または皮肉っぽく笑う様子。
にこにこする: 嬉しそうに常に笑顔を絶やさない状態。
けたけた笑う: 大声でおかしそうに笑う様子。
くすくす笑う: 声を抑えて静かに笑うこと。
爆笑する: 非常に面白くて大きな声で笑うこと。
吹き出す: 急に笑い出すこと。思いがけず笑いがこみ上げた時に使われる。
大笑いする: 声を出して、体を震わせるほど大きく笑うこと。
微笑む: 目で笑っている様子を表現することも含む優しい笑顔。
ニヤニヤする: 何かを思い出して、または密かに楽しんでいる様子で笑う。
ほくそ笑む: 密かに満足している時の笑い方。
ゲラゲラ笑う: 思いっきり声を出して笑う様子。
苦笑する: 苦しい状況や困った時に困惑しながら笑うこと。

上記をみて、最近、こんな風に笑っていないなと思う。まぁ、ほくそ笑むを日常生活でしていたら悪代官みたいだけれど、にやりとするぐらいなら許されるだろう。

武田百合子の『富士日記』にもくすくす笑うシーンがでてくる。

「竹内と百合子と三人で旅行しておきたいと思ってたんだ。案外面白いよ。それに三人でいけるなんてことは、これから先、まあないだろうからな」  武田はくすくす笑いながら言った。武田の言ったことはその通りだった。この旅行のあと、竹内さんも武田も外国へは行かなかったし、武田が死んで五ヵ月後、竹内さんは亡くなられたのだから。楽しい旅行だった。糸が切れて漂うように遊び戯れながら旅行した。

武田百合子『富士日記(中)』

くすくす笑うというのは、なんとなく教室でのイジメシーンのようで良い印象がなかったけれど、上記の百合子の夫、武田氏の笑い方はいいなと思う。本当に心から面白いと思っていて、それが思わずくすくすという笑いにつながっている。百合子の文章からは、人と人とはこんな風に嬉しさを交換できるのだということがとてもよく伝わってくる。

調子にのってChatGPT君に「くすくす笑うを画像化して」と頼んだら、こんなのが返ってきた。うーん、なんかちょっと違う。でも、まぁ、頑張ってくれてありがとう。そう思って、私もくすくす笑おう。

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