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PR会社としての社会貢献。「プロボノ」で記者会見をサポートした1日

創業してからそろそろ14周年。

10年目を超えるあたりから、「これは!」と思うプロジェクトや応援したいことに“プロボノ”という形で参加して、社会貢献をしたいと考えるようになりました。

そもそも「プロボノ」とはなにか

プロボノとは、各分野の専門家が職業上持っている知識やスキルを提供し、社会貢献するボランティア活動のことです。ラテン語の「公共善のために(Pro Bono Publico)」を意味する言葉からきているようです。

こうした活動に参加することは、社会に貢献できるだけでなく、専門家自身のスキルアップやキャリアアップにもつながると言われています。

プロボノは自分たちの専門領域の役務提供することで貢献するスタイルですから、時間もかかりますし、大変です。でもその分、やり甲斐や学びが大きいのも特徴です。

私の好きな海外ドラマ「SUITS」のシーズン1・エピソード2に「プロボノ」というタイトルのエピソードがあります。

米国の弁護士事務所ではプロボノ仕事をある程度請け負うことが当たり前になっています。そこで弁護士インターンのマイクが初仕事でシングルマザーのセクハラ事例の訴訟にプロボノで取り掛かるのですが、このエピソードがまるまる1話になるほど海外では主流の社会貢献なのです。

記者会見をプロボノ活動としてサポートしました

わたしたち、ネットワークコミュニケーションズでも6月初旬にPR実務が初仕事のメンバーを含めて4名で、広報・PR関係のプロボノ活動を実施してきました。

それが、NPO法人キープ・ママ・スマイリングによる「病児を抱える子どもの入院に付き添う家族の生活実態調査」の要望書提出と記者会見のサポートです。

左から理事の渡邉氏、理事長の光原氏

具体的にはオンラインの記者会見配信やオフィシャル撮影、記者会見当日の手はずなど。ふだんの仕事と同じように取り組みました。

午前中はこども家庭庁へ要望書提出。事前に取材依頼を呼びかけておいたメディアの皆さまとともに赴き、要望書提出の瞬間の様子も報道いただきました。

こども家庭庁への要望書提出の様子

午後は場所を厚生労働省に移しての記者発表会です。

「子供の入院付き添い家族の実態調査」(3643名の声)を分析し、具体的に国に要望するまでの内容を発表いたしました。

要望書提出後、厚労省にて記者会見

こども家庭庁への要望書提出の同行取材には、7社15名、記者会見には20社25名の記者の皆さまが集まってくださいました。

当社ではキープ・ママ・スマイリング の活動をこれまでも支援してきているため、集まってくださったメディアの質問にもいくつかお答えいたしましたが、どの記者もこの社会課題に熱心に耳を傾けてくださる素晴らしい方々ばかりでした。

メディアに取り上げられるための5つのポイント

本調査では、身体的にも経済的にも深刻な状況があることが定量的に浮き彫りになりました。

行政や企業、医療機関と連携してこの状況を改善するための検討会も今後、キープ・ママ・スマイリング の代表である光原さん、理事の渡邉さんたちと展開される予定です。

そして今回の調査をきっかけに国が動き始めました。

この報道に受けるかのように翌日にはこども家庭庁トップが会見を開き、付き添い家族の待遇改善について検討していく方向に動くという見解を発表なさっていました。

今回多くのメディアで取り上げられたポイントは以下です。

  1. 日頃からのメディアへの丁寧な仕込み

  2. それぞれのメディアから寄せられた事前の取材対応

  3. わかりやすく説明するための資料準備

  4. 当日の記者発表

  5. 当日の記者からの質問にも即座にサポート

この5つのどれが欠けても最高のメディア露出につながりませんでした。社会課題を解決する団体やNPO法人の皆さま、ぜひ参考になさってください。

※今回のプレスリリースはこちらからご覧ください。


わたしたちはこれからもコミュニケーションを通じて社会貢献していけたらと考えています。

理事長と理事を囲み、当日の運営スタッフと記念撮影

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