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AFP認定研修を受講することにしました。

社会保険労務士のこうぶちです。

コロナウィルスの感染拡大以降、給付金などについても相談を受けることが増えました。
それぞれに対して分かる範囲でお答えしているのですが、そもそもどうしてそれらに答えられるんだろう・・と改めて考えてみると、以前ファイナンシャル・プランナー(以下FP)の資格を取っていたことが大きいのかも知れないと気が付きました。

noteでも社会保険労務士だけではなく、FPとしての視点でも記事を書いていきたいと思ったので、FPとしての登録をしようと思い立ちました。

この記事がFPの資格取得や認定研修を検討されている、どなたかのお役に立てれば幸いです。

私が保有している資格は、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士2級です。(一般的にはFP2級と呼ばれます)この資格を保有している人が、どのようにFPとして登録するかについてまとめています。

1.FPとして登録するには

FP2級に合格している人がFPとして登録するには、以下の2つの選択肢があります。

1)FP技能士として、一般社団法人 金融財政事情研究会の「FP技能士センター会員」となる。
2)AFPとして、日本FP協会に登録する

1)については、FP技能検定に合格している方であれば、誰でも登録する事ができます。会員は、「正会員」「準会員A」「準会員B」「準会員C」の4つのいずれかを選んで登録します。登録後は、「2級FP技能士」としての肩書を持つ事ができます。

年会費は以下の通りです。会員の種別によって、受けられるサービスが異なります。

正会員 :10,560円
準会員A:10,560円
準会員B: 7,920円
準会員C: 3,960円

2)については、FP技能検定に合格した上で、「AFP認定研修」を修了する必要があります。認定研修を修了し、FP協会に登録すると、「AFP認定者」となる事ができます。AFP認定者の入会金および年会費は以下のとおりです。

入会金 10,000円(消費税課税対象外)
年会費 12,000円(消費税課税対象外)

2.FP技能士かAFPか?

私自身、当初は一般社団法人 金融財政事情研究会(以下「きんざい」)の会員登録を考えていました。しかし調べていくうちに、AFPとして登録する際には認定研修で提案書を作成できるという事を知り、AFP認定研修の受講を考えるようになりました。

一番の理由は、自分のライフプランの検討をしたり、色々なFPさんの発信する情報を見ているうちに、FPとしての肝は「どれだけ相手の実情に合わせたシミュレーションができるか」だと感じたからです。いくらFPとしての知識があったとしても、現時点だけではなく、将来に向かっての時間軸と共に考える事ができないと、現実的には役に立たないなと思ったのです。

という事で、ここからはAFP認定研修について書いていきます。

3.AFP認定研修とは

FPに必要な倫理・コンプライアンスと6つの専門分野(金融資産運用設計/不動産運用設計/リスクと保険/ライフプランニング・リタイアメントプランニング/相続・事業承継設計/タックスプランニング)を学びます。

さらに修了試験として、「提案書」(ライフプランを実現するための計画書)の作成が課されます。修了試験に合格すると、AFPとしての登録ができるようになります。

4.AFP認定研修を実施している団体

日本FP協会のホームページからAFP認定研修の資料請求をしたところ、7団体から資料の返送がありました。しかしうち1団体はFP技能検定2級の講座とAFP認定研修をセットで取り扱っていて、AFP認定研修単独では受講できないようだったので候補から除外し、6団体で内容を比較してみました。

比較のポイントとしたのは以下の点です。

1)テキストは印刷かWeb上か、Web上の場合は印刷できるかどうか

FPの専門領域は頻繁に法改正があるので、すぐにCFPを受講するのでなければ、手許にしっかりしたテキストは要らないかなと考えました。なので、この項目の優先順位はそれほど高くはありません。

2)提案書の作成について質問できるか

提案書の作成で合格できないとAFPとしての認定が受けられないので、ここは大切なポイントです。

3)金額

安いに越したことはないですが、1)2)と併せて考える必要があると思いました。優先順位としては2番目でしょうか。

そしてまとめてみたのが以下の表です。

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【1)テキストについて】

どの団体もWebコースではWeb上で確認、教材を発送してくれるコースでは印刷したテキストが手許に届くようです。

FPK研修センターのWebテキストはWeb上で閲覧できますが印刷はできず、かつ閲覧期限があるとの注意書きがありました。

【2)質問について】

LECの一番安いコースは質問機能が使えないとの事でした。また、TACについては質問の詳細説明がなかったので問い合わせたところ、提案書作成のテキストの内容に関して、10回までであれば質問可能との事でした。

近代セールス社は質問機能の有無を確認できませんでした。(一般的な通信教育のスタイルを採っておられるようなので、恐らく受け付けては頂けるのではないかとは思うのですが・・)

【3)価格について】

安さではFPK研修センターの「フルWEBコース」が8,800円と圧倒的!なのですが、その分サービスが限定されます。

次に安いのはLECですが、一番安いWebアップコースでは質問ができない事がデメリットです。

大手各社(TAC、大原、LEC)は金額面でやや大原に分があります。ただ、大手各社は全体的に、教材などに関する情報がやや少ない印象でした。

5.選んだ講座は

検討の結果、今回私はFPK研修センターの「AFP特修WEBコース」(16,100円)を受講することにしました。提案書作成にはしっかり取り組みたかったので、そこに対するフォローがしっかりしてそう(WEB上から質問可能)だった点と、大手各社のフルコースより若干価格が安めだったことがその理由です。

これから講座を申し込んでみようと思います。

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