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富士フイルムのプレミアムプリントとは何なのか?CREATEと何が違うの?

こんばんは。
プリンターを1台も持っていない元岡です。

本日は写真展ひとり、ふたり展に展示した全てのプリントを依頼した富士フイルム·プレミアムプリントを勝手にご紹介しようと思います。(今でも愛用中)

富士フイルム·プレミアムプリントを紹介するためにまずCREATEのお話をさせて下さい!


富士フイルムが運営するプロラボサービス
CREATEとは?


写真に関する様々なサービスを提供しているプロラボサービスです。

作品プリント
熟練の技術で1枚ずつ仕上げる銀塩プリントサービス。

額装·加工
富士フイルム独自のwall decorや、パネル加工、マットフレーム、裏打ち等の額装·加工サービス。

フィルム現像
フジクローム仕上げの現像サービス。

スキャニング·データコピー·撮影
フィルムをデジタルデータにしたり、データをポジフィルムに出力したり。

ギャラリー運営
写真展を行えるギャラリーの運営。

という様にCREATEは写真プリント以外のサービスも豊富なんです。特徴としては東京銀座に店舗を構えている·ギャラリーを持っている事です。
実際に店舗に足を運んで、写真作品の相談も可能で額装加工の種類も豊富なので写真のトータルコーディネートが1箇所で行えます。
正にプロラボ!!正に研究所ですよね。

さて、そんな正に研究所なCREATEにも唯一の欠点がございます。


その欠点とは



ネット注文が不親切


ネットからの写真プリントや額装サービスの注文には選べる印画紙だったり、額装や加工の種類がかなり限定的なんです。

写真プリントのみの注文だとクリスタル·グロッシー·マットの印画紙に限られる。
ネット注文でその他の印画紙(ディープマットやラスター、マキシマ)を選択するには額装·加工もセットで注文する必要があります。

そしてこの額装·加工もネット注文では木製パネル·ミュージアムパネル·裏打ちの3つに限定されています。


これは僕の推測なのですが、これはフジフィルムさんからのメッセージで

フルで使いたいなら店頭に来てね!!

って事なのかな?と。

そこで2018年10月に誕生したのが


富士フイルム·プレミアムプリント



CREATEはスキャニングからプリントまで提供していますがこのプレミアムプリントで提供されるのはネット注文での銀塩プリントと裏打ち·ミュージアムパネル加工のみとなっています。

CREATEのネット注文と比べると額装加工は木製パネル加工がハブられてますが、写真プリントに関しては制限無し好きな印画紙を選択出来ます
オンライン·プリント特化型のサービスです。
これで地方住まいでCREATEの店舗に足を運べなくても好きな印画紙でハイクオリティな銀塩プリントを楽しむ事が可能になりました。

CREATEではラインナップされていない印画紙の面種や(パール、キャンパス、レザー等)印画紙サイズも豊富であり、小さなプリントから真四角、大きなプリント(B0まで)プリント可能です。

発足当時の物と思われる記事見つけたのでURL貼っておきます。

そしてプリントのみの価格をCREATEと比較すると少しだけのプレミアムプリントの方が安いです。

え?じゃあクオリティ的にはやっぱCREATEの方が良いんじゃない?

CREATEもプレミアムプリントもプリントしている場所は同じなんだそうです。(調布のラボ?)なのでそこにクオリティの差は無く、(プリントマシーンが同一かは不明)CREATEとほぼ同等のクオリティである可能性が高いと言っても過言ではないでしょう。
富士フイルムさん自身もおっしゃっています。

プレミアムプリントで誰もが最高の銀塩技術で最高の写真プリントだと。

棲み分けとしては実際に店頭に足を運べるならCREATE、地方住みでオンライン注文ならプレミアムプリント。

どちらもプリントマイスターによるラボお任せ仕上げが可能ですし、自身の編集を活かしたストレート仕上げが可能なのでカメラ屋さんのお店プリントや、自宅のインクジェットプリントで満足出来なかったり、自宅プリントでは不可能なサイズでプリントしたい方にはオススメです。

多少コストはかかっちゃいますが、僕は初めてプリント届いた時に「展示は全部プレミアムプリントで作りたいな」と感動しました。

まとめます!

プレミアムプリントとは?

オンライン注文特化型の銀塩プリントサービス

CREATE店頭に足を運べない人でも豊富な印画紙による銀塩プリントが楽しめる。
CREATEにはない真四角サイズなんかもある。
CREATEに比べると少し安い。(ほんと少しよ)
CREATEとプリント製作している場所が同じらしい。
クオリティはCREATEとほぼ同等。
CREATEにない印画紙面種を扱っている。


最後に

僕的印画紙別感想

グロッシー
よく見る写真プリントの紙
普通に良いです。
1番お財布に優しい印画紙。
印画紙についてよく知らない時によく使用してた
安心安全な印画紙。


クリスタル
他の印画紙に比べ1番コントラスト、色味がデータに忠実
超光沢紙なので傷付かない様に凄く気を遣う
小さな傷が付いた時の精神的ダメージは計り知れない。
凄く良い


パール
(プレミアムプリントのみ扱い)
プリントして1番驚いた印画紙。公式の説明の意味がプリント届いてようやく理解できた。
ハイライト部分がキラキラ煌めく
光沢紙ではあるけどかなり独特な質感
クセになる
ラスターの粒状感とはまた違うキラキラ感
今後いっぱいプリントしたい
(サンプル写真で1番特徴がわからなかったやつ)

ラスター
半光沢で落ち着いた印象
細かな粒状感があり高級感を感じる
ディープマットを経験するまでは大好きだった
印画紙


マット
(CREATEのみの扱い)
一目見て惚れ込んだ独特な印画紙
手触り良き、高級感、めちゃ良い。
プレミアムプリントでなぜ取り扱ってないんだ?


ディープマット
プリント届くまで仕上がりに不安しかなかった印画紙。
マット以上に反射を抑えた超独特な無光沢紙
クセになる質感!
コントラストは浅くなるので彩度も低くなる
すげー雰囲気、高級感、好きです。
写真展のA4は全部これにした


マキシママット
コントラストの再現性がクリスタルに次いで優秀
なので色再現性も○
ディープマットじゃクセ強すぎるよ!
って感じるならこれオススメ
写真展の大きなプリントは全部これにした


キャンパス
(変わり種)
マジキャンパス
プレゼントしたら喜ばれそう(誰に?)


先日それぞれの印画紙に同じ写真データをプリントしたのですが、クリスタルと比較すると他の印画紙は若干色味が黄色にシフトしていました。
おそらくこれはクリスタル印画紙が異質なだけであって、1枚1枚見る分にはなんの問題も無いレベル感です。
マジでクリスタルは異質でした。もうビックリ。
そしてディープマットも異質。もうウットリ。

個人的に絶妙なバランスだなって感じてるのがマキシママットです。マジ絶妙。紙独特の質感も残しつつ、コントラストと色再現性も高めたバランスの良い印画紙だと思います。

カメラやレンズ、フィルムを選ぶ様に印画紙の選択もむちゃくちゃ楽しいですので、是非色んな印画紙試して見てください!


富士フイルム·プレミアムプリントのサイト

プレミアムプリントの公式フェイスブック

プロラボサービスCREATE

僕がプリントの話してる動画

最後まで読んで頂きありがとうございます。


自己紹介

氏名
元岡秀文

フルタイム介護士福祉士、休日に写真を撮っています。
2020年にクラウドファンディングを行いプレミアムプリントで個展·写真展ひとり、ふたり展を開催。写真集Private Stock 1.0販売中です。

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