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もったいない

秋は展示会の季節、ビッグサイトに足を運んだ。第7波のピークが過ぎ、最終日はたくさんの人で混雑していた。やはり、リアルはいいですね、その場で質問して聞ける。でも、もったいないなあと感じるのは、カタログや袋などの配布物、それにボールペンなどのおまけです。

両手にカタログがいっぱい詰まった袋をもって、会場を熱心に見て回る人がいる。はた目ながら、そんなにたくさん、どうするのだろうか、展示会に行ったという報告書を書くだけでも大変じゃないかしらと余計な心配をしてしまいます。

わたしなど、情報収集とはいっても半分はひやかし。出展者には申し訳ないけれど、お役に立てない。だからカタログは要らないとことわるのですが、アルバイトのコンパニオンさんはそれが仕事。展示終了まであと2時間ほど、最後の追い込みでしょうか、押し付けられそうになることもある。

 今回の展示会は、事前申し込みの段階でわたしの属性がQRコードになって、それを印刷してもっていくシステムだった。会場での手続きが不要となり、並ぶことがなくなった。また、出展者はこれをスマホで読めば、後でフォローができるから名刺が要らなくなった。これができるならカタログも不要じゃないかと思うのですが。

展示会の費用対効果、ウチの会社もやってますが、はっきりいってマイナスでしょうね。会場には多くの人がいましたが、出展者側、同業他社、わたしのようなひやかし半分の人。真水はいかほどでしょうか。小間やカタログ、展示物の費用もそうですが、それにかかわる人件費が高くつく。リアルの展示会はもったいない。