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AIが書いた「通知表」の所見など、いらない

明日7月20日で1学期は終了、生徒には「通知表」が渡される。もらった通知表をどきどきしながら、机の下でこそっと覗き見た覚えがある。5段階評価の5があるか、3は?

今の小学生の通知表は、絶対評価なのだという。自分の成績が以前よりもどのくらい伸びたのか、または下がったかによって評価するのだという。テストの点数だけで評価するなら簡単だろうけれど、それ以外の項目もたくさんあるはずだ。だから評価する先生は、大変だ。

通知表には「所見」を書かなければならない。きめられた項目、たとえば、「よい」、「普通」、「もう少し」などに割り振るのとはちがって、「ことば」で表さなければならない。クラスの担任なら、30-40人程度、教科担当なら、5クラスあれば200人近くの「所見」がいる。気が遠くなりそうだ。

チャットGPTなどの生成AIを使おうと考えるのは当然だろう。AIのお手本があれば、そのまんまとはいわずとも、かなり楽できるだろう。わたしなら、そうしたい。

でもねえ、もらう側にしてみると、自分を知らない、もしくは表面上のテストの点数などから判断するAIの「所見」など、いらない。簡単でいいから、ふだん接している「先生」の生の言葉がほしい。

そう思いませんか?