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来年の夢は「note出版」と大きくいきましょうか

本はネットで購入するか、図書館で借りるのがほとんどになって、本屋に立ち寄る回数が減りました。買うのは書評などを見ての決めうちが多くなって、目的の本を探しながら目についたのをつい買ってしまうという、本来の本屋での楽しみが少なくなっているのが残念です。

久しぶりに近所のショッピングモールにある本屋を覗いて感じたのは、文庫本と新書がたくさん並んでいることでした。ずいぶん以前に、○○文庫、△△新書などという新刊発行ブームのような時がありましたが、それ以上の面積になっているのではないかと思います。

調べてみると、「日本の出版統計」に、文庫本の新刊点数と販売金額がありました。(https://www.ajpea.or.jp/statistics/index.html)

それによると(概算数字ですが)
1999年 5,200点/年 1,350億円
2009年 8,000点/年 1,300億円
2019年 7,400点/年  900億円   

この10年で、新刊は92%ですが、金額は70%と大幅に減少しています。
これからみると、文庫本は変わらず新刊されているのだけれど、売れていないということになります。

もっとうがった見方をすれば、本書きとその出版のハードルが低くなったのだけれど、売れる本が少ないということなのでしょうね。そうなると、note描きを続けてうまくいけば出版の夢も、というのはあながち捨てたものではないかもしれません。でも、売れなければねえ。

まだ少し早いですが、来年の夢は「note出版」と大きくいきましょうか。


ご参考までに:
コミックについては、別の見方ができるようです。
この分野は、電子コミックの存在が大きいようです。2014年ころから伸長し、2019年には紙媒体を抜いて2,600億円となり、電子+紙コミックで5,000億円の市場となっています。10年前に比べ120%に成長しています。