初めての海外旅行in台湾(2023年8月)
せっかくの人生初海外旅行だったのでつらつら覚書を書きました。
・去年(2023年)の話
・全部まとめたのでちょっと長い
・当然のように一人旅
・二泊三日
・中国語は你好と謝謝しかわからない(当時)
Day0 (2023/08/24)
定時で退勤後、そのまま荷物を担いで帰宅ラッシュの山手線と京成線に揉まれて成田空港へ。立ちっぱなしも覚悟してたけど京成線は座って寝ながら行けたからラッキーだった。
9hoursでシャワー浴びれることは調べてあったものの、当日は涼しめで一日デスクワークしてただけだし道中走ったりもしなかったのでまあええかと判断して汗拭きシートで済ませて服だけ着替えてT3のいつものうどん屋さんで晩ご飯を食べる。
松屋のうまトマハンバーグは売り切れだと思ってうどんにしたのに実際はまだ売ってたらしくて後で知って泣いた。また今度……。
当日T3から出る飛行機はもう私の乗る予定のGK便しか残ってなかったためか、人生初の国際線の保安検査と出国手続きは死ぬほどあっさり終了。
拍子抜けしながらマジで誰もいない通路を通って搭乗ゲートへ向かい、誰もいない待合スペースへ到着。台北のグーグルマップを見て気になったお店にピンを立てて時間を潰す。一応やろうと思ってiPadに入れてきたクリスタと原稿のデータが開かれることはなかった。
どうせ寝るだけだしと思って座席指定しなかったら案の定通路側。窓側に座っていた推定台湾人の二人組が機内食頼んでて匂いテロを喰らいつつ離陸即就寝。
Day1 (2023/08/25)
どこでも寝れるのが取り柄なのでそこそこに爆睡していたらあっという間に桃園国際空港に到着してた。実際石垣島行くのと30分しか変わらないと思うと本当に近い。
案内表示がどこもかしこも繁体字だらけなことにテンション上がりつつ、謎のお札(※検疫関係のカード)を取ってまた戻す謎の儀式を通過して入国審査へ向かう。
どうやら深夜便の到着が重なるタイミングだったらしく入国審査はめちゃくちゃ待たされた。この後三回台湾行ったけどこの時が一番並んだ。
無事に入国後、制限エリア出て目の前にあった台湾消費金のキャンペーンブースでくじを引きあっさり敗北を喫する。マジで演出もほぼなく一瞬で終わった。儚い。
その後脳内のやることリストその2とその3とその4に書いていた両替と現地SIMの入手と桃園MRTの往復乗車券バウチャーの引換の全部が深夜のため窓口が閉まっててこなせず、仕方ないので隣席の機内食の香りでお腹が空いていたのもあってとりあえず腹ごしらえをすることに(制限エリア出る前の両替所は開いてたっぽいけど並んでたからスルーしてしまった)。
空港ターミナル内をうろうろしてたどり着いたセブンイレブンで初台湾飯!胡椒餅風パン!胡椒がっつり効いてておいしかった。
ターミナル内歩いたりしてる分にはそこまで感じていなかったけど、セブンイレブンのある辺り一帯に漂うおでんのスパイス臭に異国に来ているんだって実感が湧いてきた。ただ商品棚見ると三割ぐらい日本語だったからまだ日本だったかもしれない。
腹ごしらえも済み、各種窓口が開くまであんまりやることもないのでターミナル内上下にうろうろして寝床を探す。バス乗り場側とMRT側通路で繋げてくれへんか?
良さそうなソファーとかあるエリアは大体埋まってたので到着ロビー出てすぐのベンチエリアをキャンプ地としてアラサーで人生初の空港寝の実績解除。冷房が死ぬほど効いてて寒い以外は静かなのでまあまあ寝られた感じ。持ってきてよかった長袖パーカー。
二時間ほどうとうとしてたら明るくなってきて人も心なしか増えてきたので起床。
SIM交換バウチャー見せたらこっちのカウンターちゃうでと追い払われたりしつつなんとかSIMの入手、両替、桃園MRTの乗車券入手などをこなす。
桃園空港から台北までは事前にKlookで往復乗車券を買っておいたものの、どうせそこから先の移動で使う予定もあるので券売機で悠遊卡も購入。
話には聞いてた桃園MRTのコイン型乗車券の実物受け取って失くしそう〜って思いながらいざ台北へ。
台北到着!朝の光が目に刺さる。
まずは朝ご飯を食べるべく善道寺駅へ向かおうと思い、乗り換えのためにしばらく地下街を歩きつつグーグルマップを見たところどうも歩いても所要時間が変わらなそうな雰囲気だったためせっかくだから歩いて向かうことにする。台北駅も大概ダンジョンだと思う。
日系のチェーン店やお寿司屋さんが普通に地下街に軒を連ねてることに驚きつつ地上に出て今度はバイクの数に圧倒される。あと日差しがものすごい。
視界に入るもの全部が新鮮なのでテンション上がりつつ目的地まで歩く。リュックのファスナー開いてて中身落としたことに気づいて声かけてくれたお姉さんその節はありがとうございました。
阜杭豆漿!ではなくその近くの永和豆漿で朝ご飯!最初だし有名店行っとくかと思ってはみたものの列が長くて日和って近くの店に入った。
中国語何もわからないのでとりあえず紙にメニュー書いておばちゃんに渡して雑に案内されてお店の隅で縮こまって待つ。
油條と油條が被っちゃったなあと思いながらなんとか食べ切った。芝麻餅おいしかった!
満腹になった胃袋を抱えて今度こそ台北MRTに乗って次の目的地、故宮博物院へ。地下鉄のはずが気づいたら地上走ってるし本当に御堂筋線かもしれない。
士林駅出たら白菜のゆるキャラまでいたの面白かった。
台湾のバス停の洗礼(列とかほぼなくてとりあえず来たら雑に乗り込む)を受けつつ多分行先は合ってるはずのバスに乗り込み故宮博物院へ。
写真だと雲があるように見えるけどそれでも日差しがえぐい。庭園とかもあるみたいで気になったけど早足で室内に駆け込む。
所要時間はざっくり全部見てまわってすみっこの休憩用ソファーでちょっとうとうとしたりして大体三時間ちょっとぐらい。お土産コーナーでも白菜激推ししてて面白かった。
バスで士林駅へ引き返し、お腹も空いてきたので昼ごはんを求めてグーグルマップとにらめっこして林家面伸館へ。
身振り手振りで注文用の紙もらってなんとか注文する。牛肉湯麺!おいしい!でも肉が入ってなくてなんで…?と思ったらどうも普通の牛肉麺は肉ありで牛肉湯麺は肉なしということが判明。数十元ケチったせい。
しょっぱいもの食べたら今度は甘いものが欲しくなったので、こちらは事前に目星つけてあった甘蔗農夫へ。サトウキビジュース中心のジュース屋さん。中国語は謝謝と你好しか言えないためカオナシのようにア…ア…となりつつ指差しでなんとか注文する。招牌甘蔗檸檬汁。甘酸っぱくて夏に飲めるの最高。
ものすごい勢いで走り抜けていくバイクや車やバスを眺めてこの街で運転はできないなあってしみじみ思いつつお店の前の椅子で一休みする(そもそも免許を持っていない)。
そろそろよさそうな時間だったので荷物を置きに今回のお宿へ向かう。西門の徳立荘酒店。
初海外だしってことで日本語可なことを条件にHafhで探して予約したらめちゃめちゃ良いホテルだった。でも部屋に窓はない。この時はあんまりHafhに台北の宿自体の選択肢が無かったけどその後タッチの差でお手頃なホテルも増えたみたいで私のちまちま貯めたコイン…って気持ちになった。今でもなってる。
ひとまず荷物を置いて身軽になったのでホテルの近くの豆花屋さん(城中豆花伯50年老店)で念願の現地の豆花を外帯して部屋に戻って楽しいおやつタイムを開催。優しい味で最高。
昨晩から細切れにしか睡眠取ってないのと暑さのダブルパンチがじわじわ効いてきてるのを感じたのでシャワーを浴びて軽く昼寝をする。
二時間ぐらい寝たら元気になったので晩ご飯を食べに寧夏夜市へ!
人の量とか屋台のメニューの豊富さとか色んな密度に圧倒されつつとりあえず食べ物ゾーン(?)の端まで歩き、良さそうだった屋台で木瓜牛奶を購入。
時間置くと苦くなるという触れ込みに怯えつつ急ぎめに啜りながら有名な蚵仔煎のお店に並ぶ。木瓜牛奶はある人が激推ししてたのを見ての初パパイヤ体験だったけど、見事に好きな味だったのでこの後もパパイヤミルクを求める亡霊と化してスマホ壊した後の石垣島でパパイヤ買って帰って作るなどした。
看板メニューの蚵仔煎とグーグルマップのレビュー見てたらおいしそうだった蛤汁を注文。この蛤スープがめっちゃ美味しかった!!隣に座った日本人男女も釣られて頼んでたレベル(?)。台湾どのお店でもスープがめっちゃ美味しい気がする。
しょっぱいもの食べたら甘いものが欲しくなる理論で次は通りがかって気になった花生捲冰淇淋のお店へ。中国語なんも分からんけどパクチーは?みたいな手振りで訊ねてくれるので首ブンブン振って抜いてもらう。甘すぎないアイスとザクザクキャラメルピーナッツ粉とモチモチクレープ皮でこれめっちゃおいしい!好き!日本でも売ってほしい。
まだ気になる屋台は山盛りあるもののそろそろお腹もだいぶ膨れたので最後に駅までの道中にある豆花屋さんで本日二杯目の豆花を食べる。流石に観光地すぐそばだけあって日本語対応◎だった。ありがたい話。芋圓モリモリでめっちゃお腹にきたのでトッピングはよく考えようってなった。
ホテルに戻ってシャワーを浴びて、寝る前に気力を振り絞ってコインランドリールームに行くと無情にも22時で閉鎖の表示が。シャワー浴びる前に行ってれば間に合ってたかもと思うと無念すぎる。
仕方ないので明日の朝の自分に任せて大人しく寝ることに。窓がないので寝過ごしが怖くて入口付近の灯りをつけたまま寝る。
Day2 (2023/08/26)
起床即コインランドリールームに行くもまだ開いておらず、仕方ないので後回しにすることにしてやたら開放的なホテル内のレストランで朝ご飯を食べる。お揚げを甘く煮たみたいな謎のおかずがおいしかった。
洗濯の待ち時間の間にグーグルマップの乗り換え案内と睨めっこして行けるか…?無理じゃない…?みたいな検討をしつつまあなんとかなるやろの精神で出発。
グーグルマップの乗り換え案内を頼りに大坪林のバス乗り場に辿り着き、窓口のおばちゃんに道中調べた中国語読みで目的地だけを叫んで切符を売ってもらう。番号札をもらったもののシステムをよく理解しておらず、とりあえず並ぶそぶりを見せようとして自分の順番まだやでと制止される。
混んでたらどうしようと思ってたのは杞憂でガラガラの車内でのんびり移動できた。この後別のタイミングでも乗ったけど台湾の高速バス三列シートが多くて嬉しい。車の通行位置が日本と左右逆なので不思議な感じ。
乗り物に乗って座ると即寝てしまうタイプのため気づいたら終点直前だった。マジで国外でやるの良くないと思うんだけど寝てしまう…。
という訳で羅東駅に到着!ここから台鉄に乗ってもうちょっと移動する。
駅の中入ると結構日本と似てるなってとことそうでもないなってとこがあって面白い。ホームの屋根とか柱がコンクリート造りなの地震大丈夫…?って気持ちになる。
20分かからないぐらい電車に乗って本日の目的地その1の蘇澳に到着!空気が南国!
本当はこの先にある豆腐岬に行ってこの向こうに与那国島があるんだなあって気分に浸りたかったのが出発が遅れたためにどうにもバスの時間が怪しい。とりあえずまだ時間がありそうだったので腹ごしらえをしようと思ったもののちょうど昼を過ぎた時間帯のため辺りの飲食店は大体昼休みに入ってしまっている様子で見事に昼食難民となる。
しばらく日傘で防ぎきれない太陽光に焦がされながら辺りをウロウロして結局駅前に戻ってきてタピオカ屋さんでタピオカミルクティーを買う。地味に人生初タピオカ。甘くて冷たくて最高。
地元のおばちゃん達が行き来する小さな駅前バスターミナルでぼんやりタピオカミルクティーを啜りながらバスを待つ。が、思ったより沢山のバスがやってくるしグーグルマップの時間ともズレてるしで目的のバスがいつ来るのか判然としない。
そろそろ乗って向こう着いたらちょっと散歩してすぐ戻るバス乗らないと間に合わないかもみたいな時間になってきた頃になってようやく乗りたい路線の番号のバスが来たので飛び乗る。
これで一安心と思ったのも束の間、グーグルマップの現在地を見ると海の方どころか逆方向に走ってる…?
どうやら番号は同じでも豆腐岬方面から戻ってきた方のバスに乗ってしまったようでどんどん離れていく。こうなったらもう豆腐岬まで行くのは諦めることにして、必死で現在地とバスの経路を照らし合わせてこのバスがどこに向かっているのかを特定しようとする(※車内アナウンスは中国語だしレトロなバスでろくに電光掲示板のような案内表示もない)。
しばらく気が気でないままバスに揺られること数十分、どうやら羅東の市街地の方へ向かっているという当たりはついたので駅周辺まで来たら適当な停留所で降りて歩くことに決める。料金わからなくても使える悠遊卡は神。
しばらく畑と畑と民家の間を縫うような田舎道を走った後、徐々に羅東駅に近づいてきたので駅前通りの入口みたいなところでなんとか下車。とりあえず人里に戻ってこれて一安心したので食べそびれた昼食を取ろうとするもやっぱり時間帯が微妙でお店がやってない。
流石に次の目的地まで空腹を抱えて過ごすのはつらいのでコンビニでおにぎりと木瓜牛奶を調達する。
ついでに駅構内にあったベイクドモチョチョのお店で紅豆餅を購入。色んな味があって迷ったけど花生味を選択。後で知ったけど台湾でも紅豆餅派とか車輪餅派とか派閥が色々あるらしくて笑った。
いい感じの時間にあった台鉄宜蘭線の区間快車に乗り込んで移動を再開。席がプラで硬い。台湾の電車に乗ってみたいってのも目的にあったからいいんだけどなんか今日移動ばっかしてる。
木瓜牛奶を啜りつつ車窓を眺めてるとなんとなく日本と似てるなあって景色の中に突然ド派手な寺院だったり金文字の学校とか見えてビックリする。パックの木瓜牛奶は夜市で売ってるフルーツから作られたやつとちょっと味が違う。
一時間ちょっとの電車の旅ののち瑞芳駅に到着。ここから九份へ行くバスに乗れるはずということで駅前を見渡してみるもイマイチそれらしい乗り場がない。タクシーはいっぱいいる。
またしてもグーグルマップと睨めっこするとどうやら少し離れたところにあるバス停から出るらしいので移動。したら辿り着く直前に九份行きのバスが走り去っていって泣いた。
次のバスまでしばらく時間あるみたいだしどうしようかなあと辺りを見回したところ、どうやら近くにあるオシャレな建物は図書館らしい。
中に入ってみると給水機があったのでこれ幸いと水分を補給する。公共の場に無料給水機あるの本当にありがたい。
せっかくなので置いてある雑誌などをチラ見してみる。中国語は全然わからないけど繁体字なのでなんとなくちょっとは意味がわかるの面白い。
しばらくウロウロしてたらバスの時間が近づいてきたので外へ出て乗車。めちゃめちゃぐねぐねの山道をまあまあのスピードで登って行くのでスリルがすごい。
乗ったはいいものの降りるタイミングがわからないのでまたしてもグーグルマップとにらめっこして降りるタイミングを図ろうとしていると、途中の停留所に停まろうかというタイミングで隣の窓側席に座っていた少年から何事かを話しかけられる。中国語マジでわからないので首を傾げてみるがジェスチャーの雰囲気的にどうやら降りたい様子だったので道を空けて譲る。
最終的に九份老街入口のバス停はわかりやすく観光地していたし他に降りる人もいっぱいいたのでなんとかなった。
バス下車後、観光客の多さに圧倒されつつまずは近くにあった展望テラス的なやつに登ってみる。九份にしては珍しいらしく(?)よく晴れてたので基隆の方の海まで見えて景色が最高。
しばらく景色を眺めた後、九份老街の方へ移動。ひしめき合うお土産屋さんと飲食店を眺めながら階段を登っていく。本場の怪レい日本语にいっぱい出会えて面白い。
途中でそういえばお土産まだ全然買ってなかったことを思い出したので道中にあった焼き菓子屋さんで鳳梨酥と鳳梨餅を購入。買った時は酥と餅の違いがわかっておらず、適当に鳳梨(パイナップル)の表記があるので買ってみたけど帰国後に食べてから違いに気づいた。鳳梨餅の方が外の生地が薄くて餡のパイナップルの味がダイレクトに感じられて好きだな…?となったので次に行った時はもっと買うぞとも心に決めた。
特に目的地もなくふらふらとお店を眺めながら階段を登っているといつのまにか観光向けエリアの一番上まで登ってきていた。提灯も点灯して雰囲気が出てきてる。
ここへ来てそういえばなんか有名な撮影スポットになっているお店か建物があったはずだけど見かけてないことを思い出す。その場で"九份 有名 撮影スポット"みたいなふわっとした検索をしてその建物が阿妹茶樓だということを知り、ここまで来たのに見ないのもモグリだろうということで見に行くことにする。が、向かって階段を降りるほどにどんどんと人が増えてきて若干心配になってくる。ちょうど夕焼けのベストのタイミングだったので皆数段降りては立ち止まって撮影してを繰り返しているため、なかなか進まないし周りもあんまり見てないのでそのうち事故が起こるのでは…と思いつつすり抜けて隙間から自分も写真を撮りつつ阿妹茶樓の麓に到着。
天気も時間帯も最高でめちゃくちゃいい景色だった。ちなみに周囲からはめちゃくちゃ日本語聞こえてくる。
そろそろお腹空いてきたし何か食べたいなあと思いつつ裏側っぽい道を歩いているとネコチャンやワンチャンがいたり、建物と建物の間のちょっと開けたスペースから海の方が見渡せて夕陽の名残が見えたりするのでいちいち立ち止まって眺めてたら全然進めず、元の通りに戻れない。
せっかくなら名物を食べたいなあと検索しながら歩いていると怪しげな横道を発見。グーグルマップの口コミを確認したところそこまでの危険はなさそうと判断して進んでみる。結局どの辺りが博物館だったのかわからないまましばらく階段と裏道を登っていると老街のメイン通りに戻ってきていた。
老街の入口方面に戻り、先程検索して目星をつけていた魚丸湯のお店に入る。前日に食べた蛤汁がおいしかったから何かしらスープ的なものを飲みたかった。
魚丸麺湯を注文。おばちゃんが気を利かせて英語で値段言ってくれたけど咄嗟に聞き取れなかったのがちょっと悔しい。二種類の魚丸と柔らかめの麺が入ってる。やっぱりおいしい!塩ベースだけどめっちゃ出汁が効いてておいしい。途中でテーブルに置いてあった味変用の謎の赤い調味料入れようとしてうっかり入れすぎてしまったら辛くなりすぎて全部飲めなかったのが今でもめちゃくちゃ惜しい。
しょっぱくて温かいものを食べたらデザートには冷たくて甘いものが食べたい!ということで最初に通った時に見かけていた花生捲冰淇淋のお店へ。観光客対応バッチリで写真も撮らせてくれた。けど看板に書いてあった日本語は若干怪しい。
やっぱりおいしい花生捲冰淇淋を食べつつ歩いてたらこの観光客が大量にいる狭い路地へゴミ収集車が音楽流しながら突入してきてびっくりした。この狭い道へ突っ込んできて一体どこへ抜けていくんだ……。
完全に日も沈みきり、そろそろお店も閉まるところが増えてきたので帰るかということでバス乗り場らしき場所へ移動。みんな帰る時間でめちゃくちゃごった返してるがなんとか西門行きのバスに乗れて座席も確保。立ち乗りになってた人もいたけどあの山道を立ち乗りは厳しすぎない?
西門までこのままかと思ってたら途中の停留所(今思えば基隆かな)で大量下車して半分ぐらい空席になった。
しばらくうつらうつらしてたらあっという間に台北市街地に戻ってきていたようでバスは高速道路を飛ばしており、窓の外に台北101や台北車站が見えていた。
バスは西門行きだったけど、まだ深夜というほどの時間じゃなかったので北門で下車してホテルまでちょっと歩いてみることにする。この時間でもまあまあのバイクの数ですごい。
この遅い時間でもバスケやってるコートの傍を通ったり、市場に入荷されるのかトラックの荷台の中にほぼ丸のままの豚肉が吊り下げられていてギョッとしたりしながら西門の方面へ向かって歩く。
途中で牛肉麺のお店の傍を通りかかり、そういえば初日に食べた牛肉麺が肉なしだったからリベンジしたかったことを思い出す。流石にその場で食べるほどお腹に余裕はなかったので明日また食べようと思って検索したところ24時間営業でやってるお店もあると知り、明日の朝ごはんに決定。
西門は渋谷と原宿を足してめちゃくちゃゲーム系の広告を増やしたみたいな印象。すごい若者の街って感じでまあまあ遅い時間だったのにかなり人が多い。ドンキを見つけたのでお土産買えるかなと思って入ってみたら見事に日本の商品ばっかりだった。いや確かに日系の小売店だって考えたらそれはそうなんだけど微妙に釈然としない気持ちで店を出る。
なんだかんだで一日出歩いて疲れてきたのでホテルに戻ってシャワーを浴びて荷物をまとめるのもそこそこにベッドへ潜り込み、2日目が終了。
Day3 (2023/08/27)
買ってあった花生牛奶を食べておかないと持ち帰れないことに気づいたので朝ご飯に食べた後、前日の疲れがまだ残っていたのか二度寝していた。
街中を歩いている時に気になっていたYoubikeについて調べてみると、あちこちにステーションがあって乗り降りも自由でかなり便利そうなので登録して使ってみることに。電話番号付きのsimにしておいてよかった。
解説してくれているブログと睨めっこしてなんとか登録を済ませたので荷物をまとめてチェックアウト。
早速ホテルすぐそばのステーションから自転車を借りて乗ってみる。悠遊卡をタッチするだけで借りれるのでめちゃくちゃ便利だけど、時間経過で料金加算されていくのでご飯食べたりする時は近くにステーションを見つけて戻すようにしないと料金嵩んでしまうので注意が必要。あと日本で自転車で走る時より倍ぐらい気を遣う。
昨日調べておいた牛肉麺のお店へ。今度はちゃんとお肉入ってるやつを頼めた。おいしい!
お腹が満たされたので気になっていた台湾のアニメイトに向かってみると、併設されているアニメイトカフェでコナンのコラボカフェをやっている!!
日本にいる時になんとなく情報は見たような気がするけど、開催期間まではあんまり認識していなかったのでやっててびっくりした。オープンは12時のようでまだ時間があるのでアニメイトやすぐ近くにあるとらのあなを覗いてみたりして時間を潰す。アニメイトで新品グッズ扱ってるのと同じ空間でらしんばんで中古グッズ売ってるのまあまあロックだなって思った。
そうこうしてると開店時間に。列とかできてなかったのですぐ入れるのかと思っていたら、予約?なのか整理券?なのかが必要だったらしく、店員さんに止められる。Google翻訳と拙い英語でなんとかやり取りして整理券をもらった。とりあえず17時に戻ってきたらいいらしい。
というわけで時間が空いたので他に行こうと思っていたお店を巡ることに。
しばらくコーヒーを飲んでいなくて飢えを感じていたのでマクドに入ってアイスコーヒーとさつまいもフライを買ってみる。タッチパネルで注文できて英語設定にもできるので観光客に優しい。
さつまいもフライはうっすら塩気があるぐらいの素材の味で優しい味だけど結構太めにカットされてるので食べ応えがある。おいしい。
カフェイン摂取できたので次は目星をつけていたジェラート屋さん、熱那亞義式冰淇淋へYoubikeを走らせる。
レモンとピスタチオのジェラートを注文。サッパリしてて暑い中走ってきた身体に効く。
わりとこぢんまりした店内で長居するタイプのお店でもなかったのでさくっと食べ終えてまたしてもYoubikeで迪化街へ移動。
迪化街の入り口にある永樂市場に入ってみたところ、時間がもう昼過ぎだったのもあってか特に飲食系はだいぶ店じまいムード。一周するだけして特に何も買わずに退出。この辺から若干空の様子が怪しくなってくる。
迪化街のレトロな街並みを眺めながらふらふら歩くと、Misskeyで誰だったかがおすすめしているのを見かけていたジュース屋さんに到着。めちゃくちゃ搾る前の果実と搾られた後の皮が積まれている。
綜合果汁を頼んだらその場で搾りたての果汁と前もって用意してあった果汁を混ぜるスタイルだった。蓋になかなかストロー刺せなくてモタモタしてたら他のお客さんが教えてくれた。やさしい。ありがとうございます。
どんどんくるお客さんのためにどんどん搾られるオレンジを眺めながら飲んでたら雷も鳴り出してまあまあヤバそうな雰囲気が漂ってくる。
雨宿りできそうな場所を探して近くの夏樹甜品に駆け込み、紅豆杏仁豆腐を注文。駆け込んだ辺りからがっつり雨も降り出して自分と似たような雨宿り客であっという間に席埋まってたので間一髪だった。
ゲリラ豪雨だったらしく、しばらくすると雨足は落ち着いてきたので移動することに。ただまだ若干パラパラ降ってるのでYoubikeに乗るのは諦めてとりあえず歩きで台北駅の方へ向かう。
道中、レトロな建物に惹かれて中をチラ見してみるとお茶の博物館で、入場無料で見学できるようだったので中に入ってみる。
解説等はもちろん全部中国語だけど道具と図と漢字でなんとなく把握できたり、あとは建物自体も昔のものだったので見応えがあってよかった。
そうこうしてるうちに今度こそ雨も止んで太陽も出てきていたのでYoubikeを借りて台北駅方面へ。ちょっとだけ涼しくなったかもしれない。
あわよくば買いたいと思っていた台北駅すぐのドーナツ屋さん、脆皮鮮奶甜甜圈の前に来てみるとまあまあの列。いけるか…?と思いつつせっかく来たんだしと思って並ぶ。看板には色々なフレーバーが掲示されてるけど今日は(今は?)原味しか売ってないっぽい。ある程度の個数をまとめて揚げているみたいで、揚がったタイミングで列が進むけどたまにめちゃくちゃ大量購入する人が挟まっててあまり進まなかったりもする。
思ったほどはかからず、無事購入に成功。せっかくなら揚げたてを食べたいし…と思って台北駅のファミマでお茶を買って駅前の広場で砂糖をこぼしまくりながら食べる。オールドファッションとかのみちみちの生地とは違ってフワもちで軽くて無限に食べれそうなやつだった。
のんびり食べてたらカフェの時間が迫っていたので慌てて移動。台北駅から西門まで近いように見えて意外と距離がある。
なんとか時間に間に合ったので指差しとGoogle翻訳戦法で注文…しようとしたら日本語ができる店員さんが居て対応してくれた。神?ありがとうございます。
炭酸飲めないマンなのでとりあえず安牌そうな安室さんのコーヒーを注文。ランダムのコースターで!!!!推しを!!!引けました!!!!圧倒的…!!感謝……ッ!!!
コースターやグッズに使われてるSDキャライラスト以外は大体日本でも既出のやつだったと思うけどやっぱり見ると嬉しくなるし店内の写真も撮って回ってしまう。せっかくなら映画も現地で見ればよかったかなってちょっと思ったけど流石に難易度が高そうだったので断念。
アニメイトカフェを出て晩ご飯をどうしようかと考えたところでそういえばまだ魯肉飯も排骨飯も食べてないことを思い出したので近くにないか検索してみる。とすぐそこの通りを入ったところにお店があるのを発見。晩ご飯は排骨飯に決定。
グーグルマップとお店の場所がなかなか一致しなくて右往左往した後に入店。店の内装が多分昔からずっとこうなのかな?って感じのめちゃくちゃレトロな雰囲気で最高だったし排骨飯もおいしかった!あとやっぱりスープが謎のおいしさ。
食べてみると思ってた以上にボリュームがあって満腹になりながらお店を出る。
帰りもLCCの深夜便の予定だったので最後にマッサージは受けてから帰るぞというのは決めていた。晩ご飯の後しばらくウロウロして北門周辺にあるマッサージ店の店先の看板を見比べ、残りの現金と相談して最終的に北門足體養生館に決めて入店。
日本語ペラペラのおばちゃんに一時間半みっちりバキバキの身体を揉んでもらって退店。何が起こっていたかよくわからないけど身体が軽くなった気がしてすごい。
帰りの便には台北駅から桃園MRT終電ちょっと前のに乗れば間に合う予定だったのでマッサージが終わってもまだ時間があった。現金は大体使い切っていたものの、多少夜市でおやつを食べるぐらいはありそうだし悠遊卡にチャージした分はそこそこ残っているから交通費については余裕。あと帰国前にもう一回花生捲冰淇淋を食べたい。
ということで花生捲冰淇淋の屋台がありそうな夜市を検索して、西門からも一本で行ける饒河街夜市へ行くことに決定。
駅から出て見えてきたのがギンギラギンの松山慈祐宮でえっこれ本当にお寺…?お祭りとかでなくいつもこれ…?という気持ちになった。マジで台湾のお寺どこ行ってもギンギラギンだし電光掲示板の文字はSSRの虹色なのどうして……。
夜市のエリアを軽く往復して花生捲冰淇淋のお店を発見。胡椒餅も有名らしいけどそこまでお腹空いてる訳でもなかったし残金のこともあるのでとりあえずこれだけ食べることにして列に並ぶ。不要香菜とちゃんと言うぞと脳内で繰り返しながら並んでいると(多分)地元の台湾人のお兄さんに日本語で声をかけられる。お店の人なのかと思ったらどうも違うっぽい。
日本人?注文できる?パクチー入れる?入れないでって伝えようか?ってめっちゃ構ってくれる。海外で日本語で声かけてくる人間は信用するなって聞いていたのでわりと塩対応してしまったけど本当にただの良い人だったのか日本語使ってみたいとかだったのか、買えるまで見守ってくれた。
無事買えた花生捲冰淇淋を齧りつつやっぱり気になってしまったお寺を見に向かってみると、さっきのお兄さんに再び遭遇した。
お寺を見に来たと言うと参拝方法を紹介してくれるという。壺売りつけられたりしないよねと思いつつもでも実際現地の宗教関係の場で作法に失礼があってもよくないしなとも思い、ありがたく先導してもらうことに。この辺りは服屋さんも多いんだよとか教えてもらう。
お寺は内部もまあまあにド派手だった。おみくじが無料で引けるとのことでやり方を教えてもらいながら見様見真似でやってみる。日本の総合占い結果大発表みたいなおみくじとは違い、特定の願い事をしながら引いたらそれについての結果を占ってくれるらしい。ちなみに無料。
何度かやり直しつつ引いた結果は…あまり芳しくないでしょうみたいな内容。何についてお願いした?って聞かれて結婚運って言ったらあ〜まあ今の時代は色々だからね〜みたいに慰められた。実際そんなに結婚願望あった訳でもないけど面と向かってそんな結果出されると微妙な気持ちにはなる。
微妙に釈然としない気持ちになりつつ、そろそろタイムリミットも迫っていたのでお兄さんとはバイバイしてMRTの駅へ向かう。
ちょうど快速が来ていたので乗ったら思っていたより早く桃園空港に戻ってこれてしまった。もうだいぶ深夜なので空港内のお店はあまり営業していない。
他にやることもないのでさくっとチェックインを済ませ、最後にセブンイレブンで食べ比べ用にバラ売りや小さめパッケージの鳳梨酥を可能な限り買い込む。重量ギリギリかな〜って思ってたけど荷物がリュックと小さいショルダーバッグだけだったためか結局搭乗まで特に量られることはなかった。
巨大リンドールに見送られつつ搭乗口へ。LCCだけどこの時はそんなに地の果ての搭乗口じゃなかった気がする。隣からロンドン行きが飛ぶみたいで国際空港なんだなあって実感した。行きたい。
MRTでちょっと寝たとはいえねむいからはやく乗せてくれ〜と思いながら待合室でぼんやり過ごしてたら搭乗開始。特に座席指定してなかったけど帰りは窓際だった。国旗のライトアップしてあるのが見えて嬉しい。
帰りも寝てたら一瞬で成田に到着してた。早朝だからか入国もスムーズに終了。
この時間着なら午後出社の日ならギリギリ有給消化せずに行けるのでは…?という考えが一瞬脳裏によぎりつつ、朝ご飯にうまトマ食べて帰ろう〜とウキウキで向かったら取り扱い終了してて泣きながら帰路についた。
以上、2023年の8月に人生で初めて国外に出た時の記憶でした。お読みいただきありがとうございました!