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ヘルスケア新聞 運動の秋です!市販薬と運動前後のケアで筋肉痛を予防しましょう!

こんにちは!大井田薬局です。
少し気温も下がってきて、体を動かしやすい季節になってきましたね!

ランニングや紅葉のシーズンはハイキングなど、体を動かすのが気持ちいいですよね。

しかし、久しぶりに運動をすると、次の日にやってくるのが筋肉痛…。あの痛み、結構しんどいですよね。

でも、筋肉痛は体ががんばった証拠!とはいえ、早く回復したいのも事実。そこで今回は、筋肉痛に効果的な市販薬について、プロの薬剤師としての視点からお伝えします!

筋肉痛はなぜ起こる?

まず、筋肉痛の原因について少し触れておきましょう。
筋肉痛は、運動によって筋繊維が微細に損傷することで発生します。

この損傷が修復される過程で痛みが出てくるんです。

一般的には、運動後12〜24時間後に痛みを感じ始め、ピークは48時間後くらいと言われているようですね!

体を動かした直後ではなく、少し時間がたってから痛みが出ることが多いので「遅発性筋肉痛」とも呼ばれています。

痛みを和らげるためには、筋肉の炎症を抑えることが大切です。ここで役立つのが、痛み止めや抗炎症作用のある薬たちです!

筋肉痛に効く市販薬の種類

市販薬と一口に言っても、いろいろなタイプがあります。どれを選べばいいか悩むこともありますよね。

それぞれの特徴を知っておくと、症状に合ったものを選びやすくなりますよ。

痛み止め(鎮痛剤)内服薬

一番ポピュラーなのが、痛み止めの内服薬です。

主に「NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)」と呼ばれる成分が含まれたものが筋肉痛に効果的です。
この薬は、炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。

代表的な成分としては、イブプロフェン、ロキソプロフェンなどがありますね!

ただし、胃が弱い方は胃への負担がかかることがあります。
食後に服用するか、胃の粘膜を保護するような胃薬と一緒に飲む、配合されているものを選択するといいですね!

外用薬(湿布やクリーム)

外用薬は、痛む部分に直接貼ったり塗ったりすることで効果を発揮します。痛み止めの成分が含まれているタイプと、温感・冷感のものがあります。

冷感タイプの湿布
炎症を抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。運動後すぐに貼ると効果的です。

温感タイプの湿布
血行を良くして筋肉の緊張をほぐし、痛みを緩和します。筋肉が硬くなっているときや、翌日の痛みに向いています。

どちらが良いかは症状によって使い分けるのがポイントです。初期の炎症が強い段階では冷感、痛みが長引く場合や慢性的な痛みには温感が向いています。

湿布の選び方については、以前も記事にしましたね!
ご興味ある方は併せてご覧ください。

湿布を貼りたくない人や、貼りにくい場所(関節周りや背中など)には、塗り薬も便利です。

痛む部分にマッサージしながら塗ることで、血行が良くなり、痛みが和らぐことがありますよ!

外用薬では、先ほど紹介したロキソプロフェンの他に、ジクロフェナクナトリウム、フェルビナクやインドメタシンなどといった成分も使用することが多いです!

漢方薬

自然の成分で体を整えたいという方には、漢方薬も選択肢に入れてみてはどうでしょうか?

筋肉痛に効果的と言われている漢方薬には、
葛根湯(かっこんとう)や疎経活血湯(そけいかっけつとう)などがあります。

葛根湯は風邪の際に使用するイメージが強いですが、筋肉痛、頭痛、肩こりなどにも効果があるんですよ!

筋肉痛を予防するためにできること

もちろん、筋肉痛が起こる前に予防することができれば一番ですよね。少しの工夫で、筋肉痛を和らげる方法をご紹介します。

運動前後のウォーミングアップ、クールダウン

筋肉をしっかりと温めることで、筋繊維の損傷を抑えることができます。軽いストレッチやジョギングを行うと、体が運動に備えることができるようです。

また、運動後のストレッチは、クールダウンを行うことは非常に重要です。ストレッチを行うことで筋肉の柔軟性が上がったり、血行の改善することで、筋肉痛の発生を抑えることができるようですね!

市販薬を使う際の注意点

市販薬は手軽に購入でき、便利ですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。特に以下のポイントには気をつけましょう。

服用する量とタイミングを守る

痛みがあるとつい多めに飲んでしまいたくなりますが、用法・用量はしっかり守りましょう。過剰摂取は副作用を引き起こす可能性があります。

特に先ほど紹介したNSAIDsは胃腸障害の起こりやすい薬です。十分注意しましょう。

他の薬との飲み合わせに注意する

他に服用している薬がある場合、飲み合わせによっては効果が弱くなったり、副作用が強まることがあります。

判断がつかなければ、ぜひ薬剤師に相談してくださいね!

長期間の使用は避ける

市販薬はあくまで一時的な対処法です。筋肉痛が長期間続く場合や、薬を使っても改善しない場合は、医師に相談することをおすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか!

筋肉痛のケア、しっかりしていきたいですね!
かくいう私も、先日子供と沢山遊びすぎて体が重いような…。

薬の選び方や使用方法に迷ったときは、いつでも薬局で気軽に相談してくださいね!


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