見出し画像

光回線がまだ来ないよ

2021年6月28日、遂に、私の自宅にも光回線が引き込まれる筈だった!
待つこと実に20年!
しかし、工事当日、業者の方から放たれた言葉に我が耳を疑った
「木が邪魔だから今日の工事は無理」。

うっ・・・
えっ・・・?
ひどいよ〜っ、ヒドイなあ、酷・・・!

光ケーブルは繊細なため、少しでも枝葉が当たるとNGなのだそうだ。ほんとかよ。確かに我が家は、様々な植物が自生していたり、植樹したものもあったり、夏場はジャングルのようになってしまうのだが。

自分は、タスケン・レイダースの集落を襲ったアナキン・スカイウォーカーのごとく(スターウォーズエピソード2クローンの攻撃)、ライトセーバーを振り回して、紅葉の木を、柿の木を、赤穂の木を次々に切り倒したのだった!
(実際には、木に登って、手鋸でギコギコと、ものすごく時間をかけて枝を切り落とした・・・一本切るごとに疲労が蓄積してハアハア、周りには蚊も飛んでくるし、それはもう大変な作業だった)
切った樹木の数々は軽トラ3台分の量にも及んだ。

聞くところによると、NTTが電線に邪魔な木は伐採するケースもあるという。今回の業者さんは、NTTではなく下請け業者なのだろうか?近所の知り合いも、配管の関係上?という理由で工事を延期されたのだそう。

これまで、ISDN、ADSLとガマンに我慢を重ねてきただけに、ここにきて、またもや、予想外の事態となった。庭に生えている木ではあるが、自然もまた、自分の(ブロードバンドを利用したいという)意思を妨げる要因になってしまった。自然は自分に、ネット依存からの脱却を示唆してくれているのだろうか!

この20年、いっそのこと、この場所は何の電波も繋がらない、反通信サンクチュアリのような場所になった方がいいのではないか?とさえ思ったこともある。

そもそも行政側は通信に対して興味がないし(これはコロナで明らかになったけど全国的な問題、国際的に見て非常に遅れている)、また過疎化を辿っている集落は後回しにするという、弱者を軽視する感覚が日本中に蔓延しているのだろう。
田舎で生活する者の、偽らざる感想である。

ADSLのルーターを解約したのが1年3ヶ月前。それ以降は、iPhone3台、iPad1台のテザリングと、ホームルーター1台の5台体制で、騙し騙しインターネットを使ってきた。今月からは、光に乗り換えて、携帯のギガプラン的なものを全て見直す予定だった。一日千秋の思い、20年待ってからの3週間の我慢というのは、一体何に例えればいいのだろう?
渋谷駅に通い続けたハチ公が、飼い主の幻影を見たけど、結局会えなかった、という感じなのだろうか?いや違うな。

とにかく、もう少しの間、耐えよう。
他のことで気を間際ラス、いや、紛らわすしかない・・・
中学生が悶々とした気持ちをスポーツで紛らわすように・・・
そんなこと出来る訳がないのに・・・

それでは、また〜
画像は、絵を描いて木を紛らわしているボクです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?