フィルムカメラ始めました〜minolta SRT101〜
どうもO太郎です。
オールドレンズと呼ばれるフィルムカメラ時代のレンズを現代のミラーレスカメラで使うのは一つの流行りになっていて、自分も物は試しと使い始めたのがminoltaというメーカーのROKKORというブランドのレンズ。
手頃な価格でクセのある描写を楽しめるのがオールドレンズの魅力。
少しづつROKKORレンズを買い増していって、気づけば5本も集まっていました。
気づけば本数がどんどんと増えていくのがオールドレンズ沼ですね、、こわいこわい、、
さてレンズが5本もあるとそのレンズの当時の使い方を試してみたくなるもの。そんなわけでフィルムカメラデビューをしてみました。
現代のデジタルカメラには無い味わいを作例とともにお楽しみください。
▼minolta SRT101
購入したカメラはminoltaのSRT101。
1966年から1973年まで製造された日本製のカメラです。
50年も前のカメラですが今でも使うことができるのは電装品の劣化などで故障することがない機械式カメラの良いところでしょう。
機械式カメラとは電力を使わずにシャッターを切ることができるカメラのことで、SRT101は露出計の針を動かすのに電池を使いますがシャッターの機構は電力を使いません。
電力を使わない分、露出をダイヤル操作で決めないといけないのは手間ではありますが、その操作の手間もフィルムカメラの楽しさの一つですね。
さてここからはレンズ別の作例写真を見ていきます。
▼作例 MC ROKKOR-PF 55mm f1.7
1つ目のレンズはMC ROKKOR-PF 55mm F1.7、SRT101が製造されていた時代のレンズです。
時代相応のピント面のシャープさとボケのナチュラルさ、ROKKORらしく赤や緑の色が濃く出る特徴を持ったレンズです。
ふわふわとしたフィルムの良さを引き立てるレンズだと思い、チョイスしました。
古民家とラムネを被写体にした1枚。
バチっと解像するわけではなく、ふんわりとした描写です。F1.7の明るさで前も後ろもとろっとボケています。
街中で見つけた井戸の1枚。
少し絞ってあげるとシャープさが増します。令和の時代に撮りましたが被写体も相まってレトロな雰囲気ですね。
こちらは寄りの写真。
錆びた金属の質感がよく再現されているように思えます。1960年代のカメラも侮れないクオリティですね。
路地をスナップしてみました。色褪せたような発色がフィルムの味です。
少しボケたように見えるのは単純にピントが甘いからです。
マニュアルでピントを合わせているのでちょいちょい外してしまいます。
花を撮った1枚で想像よりもピンクの色が薄いなという印象です。
やや逆光気味だったのが影響しているのかもしれません。もう少し使ってみて研究が必要そうです。
薄暗い夕日の頃ですが遠景も試してみました。
フィルムは暗所に弱いですが、予想に反してしっかり写っていますね。
▼作例 MD ROKKOR 50mm F1.4
レンズを変えて今度はMD ROKKOR 50mmf1.4を使います。
こちらのレンズは1977年ごろから製造を開始したレンズで、オールドレンズの中では新しめです。
近代レンズに近い年代のレンズなだけあって描写性能も高く、写る画はシャープ。また絞りを絞って撮った時の描写がシャープながらデフォルメされた絵のような描写と色味を出す印象です。
そんなMD 50mmf1.4の作例を見ていきましょう。
塀に垂れ下がった蔓の1枚。
ピントを合わせた中央の蔓はしっかり解像しています。光と影のコントラストも美しく、デジタル写真に近いものを感じます。
快晴の日の青空を撮影しました。
左下の家はよい解像感ですね。空の青がややくすんだように見えるのはフィルムの種類の問題もあると思いますが、少々期待はずれでもありました。
植物も撮ってみます。
前ボケがトロッと綺麗にボケているのが気持ちいいですね。
シャープかつ柔らかいフィルムの良さが出ている1枚です。
こちらは少し失敗して感光してしまった写真。
失敗写真ではあるんですが、左右の赤のハイライトがなんだかオシャレ。
こういう失敗があるのも面白いですよね。
▼最後に
初フィルム1眼レフカメラで露出からピントからフルマニュアルで撮影しましたが、とても楽しいですね。
シャッターを1回切るだけでもダイヤルを回しながら時間かけて撮ることになるんですが、この作業が面白い。
デジタルカメラよりも撮る楽しさは上かもしれませんね。
さて今回は2つのレンズを使ってみました。
比較すると、製造年が新しいMD ROKKOR 50mmf1.4の方が現代的な写りをすることが分かりますね。
どちらのレンズも良い写りではあるんですが、よりレトロでフィルムらしい描写を求めるならMC ROKKOR-PF 55mm f1.7が向いてそうです。
そしてやっぱりというか当然というか、フィルムのレトロな描写はレトロな被写体に合いますね。
古民家だったり、浴衣だったり、歴史のある物など撮影する被写体によってはデジタルではなくフィルムカメラを積極的に使うのも効果的かもしれません。
まだまだフィルム初心者ではあるので、様々なレンズ・フィルムを使ってみて理解を深めていきます。
メインの機材にはしませんが飛び道具としてこれからも活躍してくれそうです。
▼今回の撮影機材
カメラ:minolta SRT 101
レンズ:MD ROKKOR 50mm F1.4
MC ROKKOR-PF 55mm F1.7
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