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橘玲の上級国民/下級国民を読んで

タイトルの通り、国民が上級国民/下級国民に分断されることがこれから起こるという話。産業革命、ITなど技術の発展により、人々に自由な時間が増えた。

これによって誰がどこで何するのも自由な社会になりつつあるわけだが、自由ということは自己責任ということでもある。例えば大学に行くか行かないかは自由なわけだが、誰も責任を取ってくれないということである。

自由に振る舞える社会になった故、上級国民/下級国民の格差も広がってしまうことがデータに基づいた考察とともに書かれている。
また、この格差はモテ・非モテにも関係しており、男女の性質も交えた考察がなかなか面白い。

これからの令和の日本で起こりうる社会現象が書かれていて、生き方を考えさせられた一冊だった。目次だけでもとても興味をそそられたので是非みていただきたい。


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