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「ピアノ協奏曲 第1番」 グァルニエリ ~ 心が折れそうになったときのプレイリスト 第36曲

<タイトル>

ピアノ協奏曲 第1番

<作曲者>

カマルゴ・グァルニエリ

<CD>

マックス・バロス(ピアノ)

トーマス・コンロン(指揮)

ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団

NAXOS(レーベル)

<解説>

 マニアックな人ですが、ブラジルの作曲家であるグァルニエリさんを紹介します。

 お父さんがたいへんな音楽愛好家で、息子カマルゴに洗礼名「モーツァルト」を与えたほどだとか。

 いくらなんでもぶっ飛んでいますよね。

 しかしながら当人カマルゴも、父に負けないほどぶっ飛んだ人なんだとか。

 当該アルバムには3曲のピアノ協奏曲が収録されていますが、この1番がもっともわかりやすいでしょう。

 わかりやすいとはいっても南米版バルトークといった感じですから、バルトークが苦手な方にはつらいかもしれません。

 逆に好きな方にはたまりませんよ、これ。

 この曲を聴きながらガルシア=マルケスでも読み出したら、止まらなくなりそうです。

 試しに「予告された殺人の記録」なんかを手に取ると、まるでサンティアゴ・ナサールが見たという夢の中を再現しているのではないかと思ってしまいます。

 イゲロン樹の森を飛びかう極彩色の鳥たちが目に浮かぶようです。

 レアな作曲家ですが、これはおすすめです。


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