「ロック・アンド・ア・ハード・プレイス」 ザ・ローリング・ストーンズ ~ 心が折れそうになったときのプレイリスト 第279曲
<タイトル>
ロック・アンド・ア・ハード・プレイス
<収録アルバム>
スティール・ホイールズ(1989年リリース)
<アーティスト>
ザ・ローリング・ストーンズ
<解説>
イギリスのロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズの代表曲のひとつです。
ドラムのチャーリー・ワッツさんが亡くなり、僭越ながら追悼回とさせていただきます。
収録されているアルバム「スティール・ホイールズ」は、前作「ダーティ・ワークス」以来、険悪な仲になっていたヴォーカルのミック・ジャガーとギターのキース・リチャーズが、苦難に向き合いながら制作したものです。
キースがソロ・グループを結成したりと、二人の仲は最悪で、バンドが解散してもおかしくはないような状態でした。
何かと問題に悩まされながらも、ここまでバンドを継続してきたメンバーに、まず喝采を送りたいところです。
今回ご紹介する「ロック・アンド・ア・ハード・プレイス」は、高校の英語の授業で習ったので、特に思い入れの深い一曲となっています。
聖書の一説を引用し、絶妙に文言を書き換えて、皮肉を込めた黙示録的な内容に落とし込んでいます。
アルバム全体がシャープでエッジの効いたロックンロール・ナンバーの連続で、聴きごたえは抜群になっています。
ワッツさんのキレッキレのドラムがまた、最高ですね。
少年時代の彼はジャズを愛し、キャリアを確立したのちも、ジャズのセッションを組んだりしていました。
それがロックの活動にも生きているというのは、なんだか感動的です。
音楽好きにとり、アーティストさんとの別れは実にさびしいものですが、音楽は残るという事実は、なにものにも代えがたいと思います。
チャーリー・ワッツさん、謹んでご冥福をお祈りいたします。
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