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プレミアリーグ第17節  ウルブス✕スパーズ  マッチレビュー

試合結果に関わらず2位通過が確定していたことで、ミッドウィークのCLバイエルン戦では、ケインやアリを休ませることが出来たスパーズ。
今節はアウェイでのウルブス戦です。

前節のレビューです↓。読んでいだだけると嬉しいです!


スタメン

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両チーム前節からの変更はなし。

前半

変えなかった配置〜スパーズ保持

この試合、最初にボールを落ち着かせたのはスパーズ。モウリーニョ体制となって初めての対3バックとあってどのような保持時の配置で挑むのかは気になるところでしたが、変わらず3-2-5。
がっちり噛み合うスパーズのCHにはウルブスCHが対応してくるも、シソコがモウティーニョを剥がしてから逆のソニーへ展開し、ボックスへの侵入に成功したスタートでした。

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その後はウルブス保持が続く展開に。

変えたのは非保持〜ウルブス保持

上記のように保持の配置は変わらなかったスパーズ。変えてきたのは非保持の配置でした。

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これまでのようにケインとアリ2枚の1列目ではなく、ウルブスの3バックの担当はケインとの両SH。ウルブスCHにはシソコとアリ。ダイアーはベースとなる特定のマーク対象を持たずに、最終ラインを埋めるなど帳尻合わせをするような役割。

これまでの4-4-2だと、3バックにプレスをかけるには片方のSHを出すか、2人でスライドすることになると思いますが、ベースの配置を変えて明確に3枚を作ることでウルブスのビルドアップへの対策を用意したモウリーニョ。3バックの所で奪うような強度ではないものの、同数で制限をかけていたことから、ウルブスにクリーンなビルドアップをさせたくなかったことがわかります。

さらに、ケインはキーパーまでプレッシャーをかけ長いボールを蹴らせていました。

ビルドアップは制限されることになったものの、スローインからのサイドチェンジで脅威を与えるウルブス。

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スローインはヒメネスに投げることが多く、そこで落ち着かせて一気にトラオレまで展開されることが何度か。
WBのドハーティーはゴール前へ入っていきます。
展開された後にドリブルを開始する選手=トラオレのクオリティを考えると、スローインのサイドからボールを逃がさない強度は必要だったかなと思います。

また、スパーズはオリジナルのマーク対象では無い選手へプレスをかけた時に、空いた選手を使われて破られるシーンも。

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これはシソコがジョニーの対応をしたことでモウティーニョが浮き、ジョタ経由でモウティーニョを使われたシーン。オーリエの戻りが間に合いシュートまで持ち込まれなかったものの、ギリギリではありました。

ウルブスがボールを持って時間が進んだ序盤戦、スパーズが先制。

カウンターでポジションが崩れた所から、ソニーがシュート。これは弾かれましたが、その後ボールを収めたルーカスがスーパーゴールを決めました。

レーンの被りで落ち着き所を〜ウルブス保持

スコアが動いてすぐのビルドアップではウルブスが綺麗にスパーズの1列目を越えることに成功。

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トラオレがヤンをピン留めすることでドハーティーをフリーに。そこからトラオレにいい形でドリブルを開始させることが出来たウルブス。シンプルに縦への速さでヤンはトラオレに振り切られますがダイアーがカバー。

初期配置ではウルブスの前3人+WBの5枚にはスパーズ4バックは数的不利となりますが、ダイアーのカバーを組み込むことで、スパーズが4バックの相手にこれまでやっていた攻撃をウルブスにさせないような仕組みを作っていました。


アリのレーン移動〜スパーズ保持

スパーズが落ち着いてボールを持てるようになったのは13′10頃。ウルブスは同数でプレスをかけてきましたが、移動で出口を作るアリ。


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ボールは出なかったものの、立ち上がりにもこの移動は行っていました。アリをマークするのはデンドンケルですがこれにはついて来なかったため、フリーで前を向く場所を作れたスパーズ。とても理にかなった再現性のあるビルドアップでしたが、その後この形を使うことはなかったです。

この時はアリから背後に流れたケインへ、ケインのクロスをパトリシオがキャッチという流れ。


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アリがこの位置でフリーになるとネベスが対応するため、スパーズのCHが浮きます。
そのため上図のように、浮くCHを使うというのも選択肢としてあったと思います。

決まらない主導権

対4バックには困難を与えていたスパーズの5レーンアタックはウルブスの5バックを前に配置的な優位を得られず、ダイアーが狭いライン間に縦パスを入れることは何度もありましたが、そこには5バックの迎撃が。

繋ぐことにこだわらないスパーズは長いボールを使うも、セカンドボールを安定して拾えていた訳ではなく突破口が見い出せません。 

対するウルブスも、ジョニーがオーリエをピン留めすることでジョタがビルドアップの出口となったり、

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シソコ・ダイアーが同サイドにボールを奪いに来たところを、上手くかいくぐって広いスペースに展開したりというシーンは作れてはいたものの、そこからスパーズの4バック+ダイアーを崩して可能性の感じるシュートまで持っていくとことが出来ない時間が続きます。

26′35にはカウンターから決定機を迎えたウルブスでしたがヒメネスのシュートは枠の外へ。

36′4に今度はスパーズに決定機。ルイパトリシオのパスをルーカスがカットしてからカウンター、ダイアーがアリとのパス交換から抜け出すもポスト直撃。 

両チーム共にキーパーまで追って蹴らせていたことも影響してか、どっちが主導権を握っているとも言えない展開。

その後はウルブスがボールを握る時間が続きましたが、連動したスライドと最終ラインをダイアーがしっかり埋めて対応するスパーズ。

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前半の最後の方はSHがケインに連動できないことで、ウルブスの球出しを安定させてしまうシーンがいくつか。

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しかし、パスがラインを割ったり、最後のクロスが合わなかったりに助けられ危ない場面は作らせなかったスパーズ。

どっちつかずなまま前半が終了。
スパーズ  1-0   ウルブス


後半

前半の流れを継続

選手交代はなく、ウルブスのキックオフで後半がスタート。

最初のチャンスを作ったのはウルブス。ボールが空中にある時間が長くなって、ポジションが崩れると、スパーズは狙った通りのプレスをかけれなくなり、シンプルなトラオレの縦への突破からクロスまで持っていかれました。

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続くドハーティーのニアゾーン侵入からのラストパスはガッザニーガがキャッチ。

やり方を変えずに始まった後半は、ウルブスにボックスへの侵入を許してもスパーズが最後のところでしっかり食い止めるという、前半の流れを継続するような立ち上がりとなりました。

一方でスパーズも、カウンターから4人で最後までやり切れそうな雰囲気はあるため、どちらが点を取るかわからない流れも継続。

53′18、スパーズは4バック気味になってクリーンにボールを前進させるも、アタッカー陣は塞がれておりその先へ進めず。

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53′40はダイアーのパスミスからカウンターを浴びるスパーズ。この時はジョタ→ヒメネス→トラオレでボックスまで持ってこられました。


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他のカウンター時は図のように、1度ヒメネスにあてておとし、ポルトガル人CHコンビからジョタ、トラオレへという展開も多かったウルブス。

スパーズはビルドアップでダイアーがSBの位置へ移動することもやりましたが、マッチアップするモウティーニョがついてくるので、落ち着かせられず長いボールを蹴って奪われることに。

そして66′15、ロングボールを収めたルーカスが前を向くもすぐに奪われた所からウルブスのカウンター。ジョタ→ヒメネス→トラオレへと渡り、ボックスの外から打たれたシュートはゴールへと突き刺さり同点に。

このゴールの後もどちらかに流れが傾くことはなく、アタッカー陣が塞がれているためになかなか効果的に崩すことができないスパーズ、ウルブスもスパーズのイエロー覚悟でトラオレを止める姿勢を前に攻撃がストップしてしまう回数が増えます。

ウルブスの方がゴールに迫るシーンは多かったですが、スパーズとしては危なっかしい時間が続いている感じではなく、ある程度押し込まれても耐える自信はあったのかと思います。

83′16、ウルブスのFK。ニアでサイスが上手く合わせるもガッザニーガのセーブ。

どちらに転ぶかわからない状況が最後まで継続した試合展開の中、登場したのがエリクセン。
入ってすぐのFKからCKを獲得、そのCKをヤンが決めて勝ち越し。

その後ウィンクスとフォイスを投入、5バックに変更してクローズに成功したスパーズが勝ち点3を手にしました。

試合終了。

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スタッツ

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(写真とスタッツはこちらから引用)

おわりに

均衡状態が長く続き、両監督が最後の最後まで動かない(結局ウルブスは交代なし)試合展開でした。どちらが勝ってもおかしくなかったと思います。最終的に試合を決めたのはクラブとしての格や、揃えている選手の土壇場のクオリティだったのかもしれません。

相手を考えても本当に大きな勝利で5位に浮上、4位との勝ち点差は3。

そしてそして、次節はその4位チェルシーとの直接対決。勝てば順位がひっくり返ります。舞台は整いました、整いすぎました。

日本時間12月23日(月)1:30、トッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフです。


プレミアリーグ第17節
ウルブス  1-2  スパーズ
WOL:トラオレ
TOT:ルーカス、ヤン・フェルトンゲン

読みにくい部分もあったと思いますが、最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

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サッカーが好きな大学生です。スパーズとコンサドーレを応援しています。Twitterフォローお願いします!https://twitter.com/@WatchersOf11

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