西尾先生へ

やるのか、やめるのか?
やめます。僕はもともと書道部に入っていて、2年生になる時にたまたま佐藤くんにバレーボール部に誘われて興味本位で始めただけなので、心残りもありませんし、バレーボールも好きではありません。カルト教育のような洗脳の日々を過ごしてきたわけですが、暴力に寛容的になることなどできません。僕は今日の事件を非難します。先生、あなたはもう歳なのに僕らに暴力的に振る舞う。あなたを信用することはできない。だからさ、もうこんなことやめて好きに過ごします。坊主にする?ありえない。あなたのためにそんなことをするはずがない。佐藤くんたちは佐藤くんたちで部活動を続けたらいい。僕の日々はここで終わりだ。僕は金子先生の元へ戻る。部活動のせいで気分を悪くするなんてごめんだ。あばよ。西尾先生。もうあなたとは話すこともない。生徒たちに暴力を振るわないでください。あなたは僕を殴った。それについての謝罪もないらしい。終わりですよ。終わり。

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