とじオンリー ちゃんとしたあとがき

お久しぶりです、皆さま。
ただいま、noteくん。
今回はタイトル通りの話をします。
まずは刀使ノ巫女オンリーイベントに参加された皆様、お疲れさまでした。
あの場にはたくさんのオタクの妄想が詰まっていたのだと思うと、夢のような空間でしたね。
今回僕は作り手側としても参加させてもらったわけですけども、30部程度は参加者や関係者各位への献本で消えたとはいえ、なんと100部刷って完売に至ったんですって。びっくり。
お手に取っていただいた皆さん、ありがとうございました。
岩倉合同のみお手に取った皆さん、殺意。
まあそれはそれとして、売り切れてよかったね~っていう話と並行して、僕が寄稿した3本についてちょっとだけお話をしようかなっていう。
徹頭徹尾真面目ではいられない体質なので、実際にあとがきに載ったのは割とアレなやつだったので…。
まあ信じられないほど手前味噌な話なので興味がある方だけご覧ください。

1.夜見おねーさんは今幸せ?
これは完成自体は一番最初だったんですけど、書き始めたのは二番目でした。通販で受注していたコンセプトワークスが着弾し始めて、オタクの死体が浮いてきたころに一度は触れておくべきだろうなという感じでぬるっと書き始めたらそのまま完成に至ったものですね。
基本的に何かを書く時って結論だけが決まった状態からそこに至るまでの流れを考えながら進めていくんですけど、これも例に漏れず夜見は幸せだったんだと思うよっていう話をまとめようとしていたら語彙力がなくてまとまらなかったパターンです。
確かこの時期はとじらじで夜見役の渕上さんが「どうなんでしょう」について私見を述べていたり、舞台刀使にて結芽が「死にたくないなあ」と口にしたりと割とパンチのある話が多くてですね、それについて自分なりに整理したかったというのもあります。
結芽が死にたくないと思っていたのは分かりますが、それを口にすることをきっと彼女は弱さだと思うんじゃないかと僕は思っていて。
ただね、「春の訪れ」を聞いた方なら分かると思うんですけど、きっと結芽が助けた子猫は彼女が強くなくても彼女のことを忘れないんですよ。
そして親衛隊もそういう存在になれたかもしれないんです。
根本的に真希さんと寿々花は持っている側の人間、夜見と結芽はそうではない人間という差は歴然として存在していて、それもあってか作中では分かり合えなかった4人ですけど、強さを見せつけなくても結芽の望みは叶えられたかもしれないんですよ。
舞台で結芽がそう言えたのは、その可能性の欠片だったんじゃないかなーっと。
まあ完全な余談ですけどそんなことを考えながら書いたアレ。

2.一足す一はもはや二ではないかもしれない話
これが一番難航した…。10月くらいに書き始めたのに完成にこぎつけるのに大層時間がかかってしまったアレ。
タイトルに11月に公演された舞台の要素が入っている時点でアレ。
3月生まれは何をやってもダメ。
もともとは可奈美は美奈都に会えていたのに姫和が篝に会えなかったのはなんでだろうねっていう話をしたくて書き始めたんですけど、前置きの段階で2000字くらいになってしまって頭おかしくなったので放置していたところに舞台からインスピレーションをいただいてしまったアレ。
この推論自体は刀使ノ巫女BD6巻のSSを読んで可奈美が世界をどういう風に捉えているのかの一端に触れたことでぼんやり形成されたものを言葉にしてみましたー的な実験要素。
根拠等は特にないし書きたいから書きました以外の何物でもないですね。
あとはとにかく誤植がひどい…。
幽体を霊体と表記していたり、アルファベットや算用数字が縦になってなかったり、杜撰なチェックが浮き彫りになってしまったのが申し訳ない。
再販の予定は一切ないので我慢してくれとしか言えないが済まぬ…済まぬ…。

3.十条姫和のLast Regret
締切ぎりぎりに無理やりねじ込んだ三作目。
書いたのは年が明けてすぐくらいだった気がする。
着想は24話のラストシーンからもらったもので、隠世から帰ってきたときに可奈美は姫和に「姫和ちゃんは最初に何したい?」って聞くんですよ。
この時は冗談めかして「やっぱりチョコミント食べたい?」と続けるわけなんですけど、もしこの言葉を継がなかったとき十条姫和という少女はどう答えたんでしょう。
「最初」というのはもちろん本当に最初にすることなのかもしれないですけど、であればそれは皆に会いに行くこととか状況報告とかその辺になっちゃうと思うんですよ。
じゃあその辺の必要な処理が終わって自由になったとき彼女は何をするんだろうか、と考えたのが最初のきっかけ。
それで色々考えたところ、姫和と切っても切れない関係であるところの篝について、一見一段落したように見えてまだ片手落ちだなということに気が付きまして。
というのも姫和(と可奈美)は隠世の母親にはお別れを言えたんですけど、現世の母親にはまだ言えてないんですよね。
だから彼女たちの死と向き合うことが最初にすることなんじゃないかと。
それが墓参りだったわけですね。
更に姫和の場合、その墓に埋まっているのは母親だけじゃないんですよ。
で、この父親に関しても色々と思うことがある。
本稿タイトルのLast Regretっていうのは言うまでもなく姫和のキャラクターソングのタイトルから拝借しているわけなんですけど、この曲の中で示されるLast Regretっていうのは姫和のではなくあくまでその母十条篝の最期の後悔なんだと思うんですよ。
じゃあ姫和自身の後悔ってなんなんだろうと考えたとき、存在が仄めかされながらも不自然なまでに言及されない姫和の父に思い至ったわけで。
こういう過去があったのかもしれないなあという妄想を存分に込めさせていただきました。


刀使オンリーの話を形にしておきたいなーという思い付きでなんとなく書いただけなので適当なのは許してくだされ。
おわり。


おまけ中のおまけ
・限界座談会について
もともとオタクの限界長文を読むのが好きで、でも刀使関係でそういうのがなくて、だったら自分が書けばいいじゃんということで書きだしたオタクなので、オタクたちの刀使ノ巫女ここがえーで!本があったら読みたいですよの構えだったんですよね。
でもこれについても誰もやらなそうだったので、じゃあこれも僕がやるしかねーじゃんの気持ちですね。
ダメもとで提案してみたら主催の食いつきが思ったより良くて、同じく限界なオタクたちを集めて開催に至ったアレ。
やってる最中は脳内麻薬が出ていたのでなんだかんだ喋り通しだったのですが、文字を起こす段階でこんなにしゃべってんじゃねえぞ糞オタクとなったことは秘密。
誤字脱字を校正する気力すらなかったので読みづらいとか思いますが何卒ご容赦を…。
6ページ目あたりから何の前触れもなく始まるテーマ不明の会話については、とじとも2部8章「姫和の回想(1)」の冒頭で姫和が「ごめんねお母さん」ということについて母さんじゃなくお母さん!?というかごめんねとは!??????となったことからそれについてぐだぐだと話しているアレあります。アレっていってばっかだな語彙どこだ。




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