見出し画像

病院受診

何もなければ。

7頭も猫を飼うにあたって。
とりあえず、伯父が飼っていた猫で野良猫ではないので、全頭検査しなくても大丈夫かな?
それに、メスは避妊済みだから、一度は病院にかかったことがあるってことだし大丈夫だろう…
と思って、基本、何もなければ動物病院には行かないことに決めた。
うちは裕福ではないので、猫関係の出費は極力抑えたいのが本音。

ケース1.毛玉

まさか、毛玉で動物病院にかかるとは思わなかった。
「ねーさん」が、私の思い付きでつけた首輪で大きな毛玉ができてしまい、真っ先に受診することになった。
※詳しくはこちらの記事の「動物病院でのカルテ登録」の章に書いてあります。

ケース2.膀胱炎?

ボーが、膀胱炎になった。(ボーがボーコーエン…www)
ボーがまだ母と同居しているとき、それは起こった。
「ボーちゃんが、何回もトイレに行くんだけど何も出ないの…」
様子を見ていると、確かに何度もトイレに行き、少し血尿も出ているようだ。
クロを失ってすぐのタイミングだったので、ボーまで失ってしまう恐怖からなのか、単純にボーが心配なのか、母は受診してみないか?と言った。
「でも、私はボーちゃんを捕まえられないし、あんたが良ければなんだけど…」
母は、動物が怖いのでいまだに猫を抱っこできないのだ。
ねーさんの時はうまくいったが、ボーは言うことを聞いてくれるだろうか?
オス猫でねーさんより体格もよく、力も強い。
診察台に上がった時や、診察をするとき、きちんと押さえられるだろうか?
心配だったが、症状が辛そうなので、受診してみることにした。

詰まってますね…

キャリーの端にうまく爪をひっかけて抵抗するボーをなんとかなだめて入れ、病院へ。
診察台に乗せて、抑える。
「おしっこ無いみたいだね~」
グリグリとおなかを触る獣医さん。
ニャー、と鳴いて診察台から降りようとするボー。
抵抗していると、少量の血尿が出た。
「あ、これで調べてみよう」
と言って、血尿を注射器で吸って、検査に出す。
顕微鏡で、尿の様子も見せてもらった。
「結晶がいっぱいだね~」
ストルバイト結石だった。

「ストルバイトの結晶」
※画像お借りしました

「詰まってるから麻酔して膀胱洗っちゃうね~」と言われて、奥の手術室に連れていかれてしまった。心配して待っていると、「ちょっと来てみて~」と呼ばれた。手術室に通され、説明を受ける。
「かなり詰まってたよ、このキラキラしてるのが全部石ね~」

「尿の中の白い砂みたいなキラキラ」
※画像お借りしました

石を溶かす療法食を始めることになった。
何種類かサンプルをもらって、食いつきがよさそうなものを選ぶ。
2か月くらい療法食を続けて、尿検査で石が見られなくなったら次の段階の療法食に移るらしい。
煮干しや鰹節はおあずけ。
もちろん、チュールも普通のものは与えられない。
薬を飲ませるときや食欲がない時のために、pH調整された特別なチュールなら与えてもいいと言われた。
缶詰も、療法食があるのでそれなら与えてもいいということだった。
思ったように水を飲まないので、缶詰を与えてみた。
最初は喜んだが、すぐに飽きて食べるのをやめてしまった。
心配したが、その後は水を飲むようになったので療法食のカリカリと水のみを与えている。

ケース3.またまた膀胱炎?

今度は、チョビがトイレに通うようになってしまった。
実は、冬の間トイレに何度も通っているのを見ていたのだが、クロの時と同じように母が「猫部屋にいる猫だから症状がよくわからないよね…」と言うので様子を見ていた。
そうしたら、お尻のところから黄色い液がダラダラと流れているのを発見。
それと同時に食欲が落ちてしまい、ぐったりと寝ているようになった。
カリカリをそばにおいても食べようとしないので、チュールをあげてみると喜んでなめた。
日に日にやせ細っていくような気がして、このままではクロと同じになってしまう…と心配していた。
黄色い液がとても臭く、ネットで調べたら「肛門腺液」が出てきているんじゃないかということ、ダラダラと出てきているってことはもしや「肛門嚢が破裂」している???
破裂?したらどうなる???
と思って、一度チョビのお尻を洗ってみることにした。
いつもなら、抱っこしようとしても逃げて絶対に捕まらないチョビだが、この時はよほど体調が悪かったのかすぐに抱き上げられた。
最初は少し抵抗したものの、お湯にお尻が浸かると思ったより気持ちよかったのかおとなしく浸かっていた。患部を触ると鳴くので、足などの黄色く色づいてしまった周りの毛を洗う。
洗いっぱなしではまずいので、母にドライヤーをかけてもらう。
音を怖がるのではないかと思ったが、意外と気持ちよさそうにしていた。

お尻を洗ってから、一時的に食欲が戻ったので病院受診しなくてもいいかも…と思っていたら2~3日でまた食欲が落ちてしまった。
「可哀想だから病院に連れて行ってあげようよ」
と母に言われて、病院を受診することにした。

ストルバイト尿石症

チョビも結局、ストルバイト尿石症だった。
ボーよりは軽症で、膀胱洗浄はしなくて済んだ。
ボーと同じ食事療法を始めることになった。
ボーは、人間と同居していたので食事を替えるのは容易だったが、チョビは猫部屋の猫である。
食事療法を始めるためには、どうすればよいか…家族で話し合った。
ひとつは、猫部屋にボーが使わなくなっていたケージを入れて仕切り、そこにチョビを入れる方法。
チョビは大丈夫だろうが、メスたちがおてんばすぎるのでケージに上ったりチョビにいたずらしたりしないかが心配。
もうひとつは、誰かがチョビと同居する方法。
ボーと違ってチョビは怖がりで神経質で、人間が部屋にいるときっと物陰に隠れて出てこない。そしてきっと、人間が居ないうちに部屋を探索して…マーキングをしまくるのではないかと予想された。
多分…人間と同居は無理だ。

それで…こうなる

ケージに入った「チョビ」
心配そうな(?)メスたち

最初に何日かはメスたちが「どうしたの?」「これ(ケージ)なに?」と群がっていた。ねーさんはケージの上に乗って涼んでいたこともあった。

涼しそうな「ねーさん」

今では慣れてしまって、こんなもんだろ、と思っている様子。
ちょっとケージの中は暑そうだが、2階部分に乗ればいくらか風通しもよいし、しばらくこれで我慢してもらおうと思う。

よろしければサポートお願いします!頂いたサポートは猫たちの生活費に使わせていただきたいと思っています。