電話をしてこないで下さい。
先日、婚活サイトの無料診断をやってみました。その時の出来事について思ったことです。
”無料で出来てメールで結果が返ってくる”マッチング診断
携帯を見ていると、某婚活サイトの広告が表示されました。そこには、”無料でマッチング体験しませんか”と表示されており、さらに読み進めるとメールで結果が送られてくるとのことでした。そこまで、結婚願望がない私ではありますが、
30代後半の子ども部屋おじさんにマッチングされる相手なんているのか?
もし、マッチングされるとしたらどんな相手なのか?
そんな興味から診断に挑戦してみることにしました。
診断自体は簡単で、個人情報を入力した後に、相手の希望を入れれば完了。あとはメールを待つばかりです。
知らない番号からの着信
翌日は休みで家でゆっくりしていたところ、知らない番号から着信がありました。副業で知らない番号からの着信はよくあるので、そのつもりで電話に出てみると『〇〇の××です。』と、昨日マッチング診断を申し込んだ会社からの電話でした。基本的に知らない人との電話が嫌いな私なので、オペレーターの女性に、電話連絡があるとは聞いていない。電話連絡は止めてほしい。と伝えると、すぐに話は終わりました。
向こうとしては得た個人情報で電話営業を行い、会員獲得に繋げようとしていたことでしょうが、私からすると『話が違うやん!』となりました。
診断結果が届く
数日後、メールで診断結果が届きました。向こうの狙いは新規会員の獲得であり、結果は盛られている可能性が高いかと思いますが、それを差し引いてもポジティブな結果が届いており、少し嬉しくなりました。しかし、電話のお陰で婚活やその会社への興味がなくなっており、今のところ私が婚活サイトを利用することはなさそうです。
今回の電話に限らず、お店で店員さんに話しかけられたり、検討している所にセールスの連絡がくると、性格のひねくれた私は一気に購買意欲がなくなってしまいます。今回も、もし電話がかかってこずに結果だけがメールで届いていれば、次のアクションを起こしていたかもしれません。少なくとも、電話がなかった方がその確立は高かったと言えるでしょう。
行動するORしないの評価。
現代社会において行動することはあまりにも高く評価され、行動しないことはあまりにも低く見積もられているように感じます。実際、行動力に関すベストセラーは多いですし、行動することを肯定する風潮は非常に根強いです。
例えば、ある営業マンが100件の営業をして10件の契約を取ってきたとします。しかし、その裏で50件の営業先で嫌われてしまったら果たして会社としてはプラスなのでしょうか。この事例の場合、営業マンが嫌われた営業先はよっぽどのことがない限りクレームはいれないでしょうから、会社側に伝わることはなく、会社に届くのは10件の成果のみです。つまり、行動した結果得られたものは目に見えますが、行動して失ったモノ、あるいは行動しなければ失わなかったモノは目には見えないと言うことです。
行動して評価されることもこともあればその逆の可能性もあり、行動力の裏側には見えないリスクや失敗が潜んでいると言えるでしょう。
バランス良く生きる。
もちろん全く行動せずに生活することは不可能です。しかし、行動することには良いは良い面ばかりではなく、なにをどこまで行うかは、自分と周囲の状況をよく観察して判断すべきと言えるでしょう。
何事もやり過ぎは禁物です、ちょうど良いバンスを意識しながら生きて行ければと思います。
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