子ども部屋おじさん。フットサル観戦に行く。

 先日、フットサルのプロリーグFリーグの観戦に行ってきました。その際に感じたことを書いていきます。

久しぶりのFリーグ観戦。

 先日、数年ぶりにFリーグ観戦に出かけました。会場はシュライカー大阪のホームアリーナである岸和田市総合体育館で、対戦カードはシュライカー大阪vsYSCC横浜でした。

快適な観戦環境。

 7月最終週のゲームであり、駐車場からアリーナまで歩くだけで汗が溢れるほどの猛暑。この時期に屋外でのスポーツ観戦は自殺行為とも言えますが、体育館内で行われるフットサルは猛暑下でも快適に観戦が出来ました。Jリーグの場合には、猛暑に雨・雷、さらにシーズン移行となると冬の寒さなど、観戦環境には難しさがありますが、フットサルの場合には、観戦中の天候への不安は一切なく、屋外でのサッカー観戦に慣れている私にとっては非常に喜ばしい環境でした。

アリーナDJで初めての人でも楽しめる。

 フットサルの場合には、試合中にDJが戦況を伝えたり応援を煽ったりします。サッカーの場合には、得点シーン以外には黙々と試合が進むため、始めて観る人は試合の状況が分からずに飽きてしまうことがありますが、フットサルの場合には誰がーシュートしたや、誰と誰が交代したなどをDJが伝えてくれるため、初めての人にもとても分かりやすくなっているように思います。

人気向上のために必要なこと。

 上記の他にも、試合を終えたばかりの選手達がハイタッチでお見送りをしてくれたり、試合内容も含めて、フットサルには魅力的な要素が沢山あるように感じました。今後、集客を増やしてJリーグに迫って行くためには、以下の点が改善させるとさらに良いのではないでしょうか。

① ハイライトを確認出来る映像設備の設置。

 サッカーの場合には会場内の電光掲示板で得点シーンやファインセーブが直後に映し出され、楽しむことが出来ますが、この会場には映像設備がありませんでした。映像設備を設置するとなれば多額の費用が必要ですが、スマホでリプレイを確認出来るような会場内限定のアプリ等があれば、その問題を解決することが出来るのではないでしょうか。

② グルメを充実させる。

 サッカー観戦に欠かせないのがスタジアムグルメ=スタグル。郷土料理や人気のスイーツなどを楽しめるエリアには各クラブの工夫がたくさん詰まっています。今回の会場にもキッチンカーが2台出ていましたが、より来場者が楽しめるようなブースがあると良いと感じました。例えば、子ども向けに駄菓子屋さんのような屋台を設置し安価でお菓子やたこせん、夏場であればかき氷を楽しめたりすると、親子で楽しむことが出来るのではないでしょうか。また、お菓子であれば賞味期限が長く、多少在庫を抱えても問題ないでしょうし、様々な企業に協賛をお願いしやすい商品かと思います。

③ エンタメ要素を充実させる。

 スポーツ興行で集客をしていくためには、エンターテイメントとしての魅力を高めて行くことが不可欠です。
 先日、モーニング娘。がソフトバンクホークスの試合後にミニライブを行いました。その日は、ライブ以外にも様々なイベントが行われており、その様子をDAZNで楽しみました。サッカーであれば試合後のイベントはあまり多くはなく、あったとしても帰る人が多い印象ですが、この日は多くの人が会場に残り、試合後もライブなどのイベントを楽しんでいました。アリーナ競技であるフットサルであれば、天候に左右されずに計画を実施することが可能ですし、お客さんの安心して楽しむことが出来るため、フットサルを軸にした一日家族で楽しめるアリーナを創り出す出来れば、より沢山の方に来場いただくことが出来るのではないでしょうか。

フットサルは魅力的なスポーツ。

 手軽にプレーできて、室内で観戦できるフットサルは非常に魅力的なスポーツだと思います。子ども達の体力低下や、健康寿命の延長が社会的な課題になっている今だからこそ、フットサルの発展は延いては日本社会全体にポジティブな影響を広げて行くことに繋がるように思います。クラブ単位で始めるのは難しくても、セントラル開催やプレーオフなどリーグが運営する所から新たな挑戦をスタートさせていくと良いのではないでしょうか。
 フットボール文化の発展を願う子ども部屋おじさん。なのでした。

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