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重要なのは短期プライムレート

日銀がマイナス金利を解除したと言っても銀行間短期金利である無担保コール翌日物金利が10bp程度上がっただけである。

実体経済へ影響するのは銀行から企業ヘ貸し出すときのレート「短期プライムレート」、変動の住宅ローン金利も短期プライムレートに連動する。

今回の「利上げ」では市中の民間銀行は短期プライムレートを上げないと表明している。つまりは今回は利上げとは呼べないのかもしれない。

今後0.25%単位で無担保コール翌日物金利の誘導水準を上げてくると予想されるが、その場合は短期プライムレートも本格的に上がってくることが予想されるわけで、その時こそが真の利上げ局面と言えるだろう。

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