
人と出会うように、本にも出会って欲しい。
久しぶりにセブンルールを見た。私、この番組が大好きなんです。活躍されている女性を見ていると、希望を持てるような気がして。私は10代の頃に出産をして、今では4児の母。そのことに不満は一切無いけれど、もし、自分が働いていたらどんな風に働いていたのかな。こんな仕事してみたいな、こうやって活躍出来たらかっこいいだろうな、なんてワクワクしながら見てます。ドキュメンタリー番組大好き。
さて、9月8日の放送で紹介されていた東京・六本木にある本屋さん『文喫』。
もう、めちゃくちゃ良かった。(語彙力)
今、一番行きたい場所になった。
本の並びからお店の雰囲気まで、すべてがドンピシャ。あの世界観に行きたい。あそこで本が読みたい。
だって、本が3万冊もある。その中から、自分の好きな本や興味のある本、そして知らなかった本にも出会うことが出来る。入場料を払えば何時間でもいることが出来て、気に入った本は買うことも出来る。本好きには堪らんでしょうよ...。
『文喫』の副店長・林和泉さんもすごく素敵な方だなって思った。生き生きしてるの。本当に、本が好きで『文喫』で働くことが大好きなんだなって伝わってきた。林さんが企画されていたイベントにもすごく行きたい。好きな仕事をしている人は本当にかっこいいなぁ...と惚れ惚れしながら見てた。
文喫に検索機を置かない理由として、林さんはこう仰っていた。
「人と出会うように、本にも出会って欲しい」
何かのドラマの台詞かと思った。ドラマチック過ぎる。本が好きな人ってドラマチック・ロマンチックな方が多いような気がする。(当社比)言わずもがな、私もその傾向にある。沢山の本を知っている林さんが仰るからこその言葉だなって思った。そんな自分を「仲人みたい」と言って笑った林さんの笑顔が忘れられない。
そして、私の心に残った言葉。
「最後まで読んだ本を"読んだ本"と呼ぶのではなくて、例え途中までしか読めていなくても、そのなかの文章で自分の人生が変わるほどの感銘を受けたのならば、それは"読んだ本"としていいのではないだろうか」
曖昧な部分もあるけど、林さんが「バイブル」と仰っていた『読んでない本がについて最後まで語る方法』に書いてある内容らしい。ぜひとも、私も読んでみたい。
飽きっぽい私は途中で本を読むのを止めてしまうことがある。あと、どうしても纏まった時間が取れなくてちょこちょこ読みになったり。「後で読もう」が一日が過ぎ、三日過ぎ、半年過ぎ...となるともう本の内容は忘れてしまう。でも、そんなふうでも「そういえば、あの本にあんなことが書いてあったな...」って思い出すことも多くある。最後までは読めなくても私の心に残っている言葉達は沢山あるのだ。読み切った達成感で終わるよりも、例え途中でも、ひとつでも自分の心に残る言葉だったり知識が多い方がいいよね、という考え方を知って、とても気が楽になった。そんな本との付き合い方もあるんだな、って気付かされた。もっと、本に触れたいと思った。
本が並んでいるだけで心が踊ってしまう私は、いつか『文喫』に行けることを夢見ている。