詩をいくつ(四行の詩)151~201番作品集(2021年分)

あいさつ

おはようございます。

おはようよねちゃんです。

気が向いたときに四行の詩を作っております。

楽しんでもらえたら嬉しいです。


詩をいくつ作品集(151~201番)


2021年12月5日昼(196~201番)

今という時間

珈琲の苦み甘み。香りの中に浸る。

思い出なんぞ手繰りよせ

今後などにボンヤリとす。

それが今という時間であろうか。


時間染め

過ぎ去ったものか 味わうものか かけゆくものか

目でみるものに映る過去や未来

滲む時間は 染めた紙の滲みの絵のよう

それらは一つになりまして 「今」を染めていました


てきとうなことを書けば良いんだよ

心に浮かんだそのまま

だけど読み返したら、ラストを〆よう

ラストの〆で印象となる かもね


推敲

推敲する前に母に見せたらすごく喜んでくれた

だからいっぱい推敲してまた見せたら

「一番はじめが良かった」

だから。推敲はしたくない


ガラス

ガラスの向こうに光がある

光の向こうに君がいる

君の向こうには君の心があって

君の心の向こうには僕はいるかい


選択肢

ああ言えば良かった こう言えば良かった

あんなこと言わなければ良かった

後悔とそのとき出来ると思った最高と

どの選択肢を選ぶとも 未来を行け


2021年12月3日(193~195番)

星の灯る

星の灯る夜の道。

街灯に浮かぶ木の枝。

眼鏡を拭いて歩きだしたら。

冬の空気は冷たいのに美しかった。


星空の駅

星空の駅。早朝の地下鉄。

電車で物思い。

出口の見えない今だけど。

駅の出口には朝の薄明かり。


眼鏡

眼鏡が曇っていて良かった

悲しみがはっきりとは見えないから

眼鏡が曇っていて良かった

美しさを想像で補えるから


2021年12月2日朝(192番)

夜は明けましょう

月の細く天をつつく

心細く夜を歩く

星の空から夜明けのブルーへ

ブルーな心から夜明けのあかりへ


2021年12月1日夕方(191番)

ひしゃくぼし
思い出のなかの ひしゃくぼしが わたしを掬う

大きな夜を掬った 大きな星の匙よ

星のスプーン わたしの夢をかき混ぜていた あの夜に

思い出の水面から ひしゃくぼしで 今のこの こころを そぉっと 救っていった


2021年11月27日朝(190番)

未明の思い

夜空に夜が明ける青白い空

黒い屋根のシルエットの上にあらわる

思い出す思いを馳せる思いやる

思いのふける未明の静けさよ


2021年11月26日朝(189番)

天には星

天には星 底には自分

夜の明ける前という静けさに光る

優しさって何ですか?

星のまたたき 自分にあるかな


2021年11月25日朝(187~188番)

枯れ葉の

枯れ葉の黄色と赤の舞う

踏む音軽く 心サクッ

今朝の散歩は白い月が出ています

秋から冬へ歩いてゆきます


注ぐ詩

もう一つくらい詩をつくれそうな 朝に注ぐ光

もう一つくらい詩をつくれそうな 珈琲に注ぐミルク

もう一つくらい詩をつくれそうな 自分に注ぐ言葉

もう一つくらい詩をつくれそうな 時間に注ぐ詩


2021年11月24日朝(185~186番)

夜明け見物

黄色から明るい緑、明るい青、濃い青、夜色、星空色

夜明けの東はグラデーションを広げる

燃えるような赤のみえてきたぞよ

お月様とお星様達の夜明け見物の声が聞こえる


美しい夜

手袋のふわふわとして、お茶のあったか

夜空は冷たく美しく輝く

東の空へ夜明けのグラデーションが見えたら

もうすぐ明ける美しい夜


2021年11月23日朝(183~184番)

ここは未来

迷っている ここは未来。

昨日の私の未来。

迷っている ここは未来。

十年前の私の遠い未来。


片方の手袋

思い出をたぐる 毛糸を見つけた。

手袋につながっていた。

なくした片方の手袋と、アシメトリーにした手袋。

つながっていた 思い出をたぐって


2021年11月22日朝(180~182番)

底に降る霧雨

真夜中の底に降る霧雨の道を歩く

始発電車を目指して

忘れた手袋と薄いスカーフを思う

寒いけれど もうすぐ夜は明けよう


煮凝り

私は不思議でならない

こうして詩を読んでくださる人がいることが

心の煮凝りのような言葉を集めたものに

スキと言ってくださる人がいることが ありがとうございます


眠たかったのに

眠たかったのにうとうと眠っていたのに

君を想って詩をつくっていたら

眠たさはどこかへ去っていったよう

夜とは…… 明けるものなのですね


2021年11月21日朝(176~179番)

マスク模様

マスクの柄に華やかをみる

何を話したかは忘れたけれど

綺麗な模様は君の優しさ

そう思えたら少し和むよ


秘訣

優しい君の強さの秘訣を

教えてほしいのにはぐらかす 君のほほえみ

ほほえみが秘訣? 昼寝が秘訣?

優しい君に今日も甘える


強い見せかけ

強い見せかけで弱さを隠す

本当は強くないのに大丈夫でしょって何よ

本当を見つけてよ 大丈夫? って労ってくれたら強くなれるかもしれない

そんなこと思う 冬はもうすぐ あったかくしてね


指先ステップ

スマホを操る指先のステップ

君への思い伝わる導線

コーヒーをおかわりしようかな

もう少し詩をつくっていたいから


2021年11月20日朝(175番)

洗濯と待ち合わせ

洗濯を終えた洋服が光をすかす

見上げれば青い空の澄み渡る

清々しいのは青空だから

それともあなたと待ち合わせてるから


2021年11月19日朝(169~174番)

ぼんやり月

夜の雲にぼんやり滲むのは月

オレンジ色のインクに似てて

なんだかパッとしない自分に似てて

本当はもっと輝いてるんだぞって思ってみる


夢のお告げ

『詩だけをつくれ』今朝の夢のお告げです。

えっ! 最近詩をつくってなかったからかなあ。

あの~、詩だけ●●とは気になるのですけども

私の詩そんなに良いですかぁ~? なんて。照れ照れしてる。


おはようございます

おはようございます と おはようございます が握手する、今朝の改札前

握手はできないし マスクもしたままだけど

笑顔の分かるいい おはようございます

今日も一日、ハッピーるんるんでっす~♪


ちょいと一服

気合い一発! するちょい前に

ちょいと一服のむ コーヒー

これからの予定しばし忘れて

気分をまっさらにして コーヒーをひとつ


枝のシルエット

夜の真っ暗から現れる、

うす群青色の空に木の葉の枝のシルエット

小刻みに揺れ少ししなだれた秋の葉が

夜明けの前で私を見つめる


朝の宝の箱

朝焼け前のうすきいろ

今日の楽しみ秘めている

宝の箱は開かれたよう

ザックザクだね 今朝もおはよ


2021年11月15日朝(167~168番)

星のある日々

冬の大三角を見つける未明

秋は深まった昼間と 冬かもな未明

星を眺めて仕事へ行こう

ちょっと粋だね 星のある日々


昴よ

昔は見えた昴が見えず

眼鏡を拭いて再度見る

たしかここら辺…… 街灯よけて

ぼんやり探す いまだにぼんやりな私


2021年11月12日朝(165~166番)

喫茶店には

磨りガラスの光はボンヤリキラキラとしている

静かな音楽と程よい雑音に包まれて

珈琲の香りあんパンの甘さ

喫茶店にはわたしへ戻る場所がある


モーニング

子供の頃、粋なお姉さまは喫茶店でモーニングをして仕事へ行くイメージがあった。

大人になって、野暮な私は喫茶店でモーニングをできずにいる。

それでも休日だけはモーニングをさせてほしい。

子供の頃からの夢だったから。


2021年11月11日(164番)

まだ星の降る空

私の早朝はまだ星の降る空です。

星を見上げて始発へ急ぎます。

ぼんやり星の中を歩いていたら、始発電車を逃してしまいました。

二本目を待つ早朝はいい時間のたっぷりありますよ。


2021年11月10日朝(163番)

枯れ葉

街に枯れ葉のいろかたち

風に変わった道の模様

靴に踏まれては サクッ 文句も言わず

懐かしんでいる あの日々のこと


2021年11月9日朝(162番)

雨の幕

夜明けの雨の幕の遠くに見えるのは

今まで生きてきた頑張ってきたはずの道

これからも生きてゆく歩いてゆくつもりの道

雨よどうぞこの道を潤しておくれ、ただもう少しお手柔らかに お願いします……


2021年11月8日朝(159~161番)

見渡す

夜の明ける前の曇りの空よ

雨の降りやんだ水たまりよ

町を照らしている街灯よ

ポツンと歩く私の見渡す景色です


お土産話

秋の寒さにカイロをひとつ背中にはって歩く

空は暗くまだ夜は明けず キラキラ光る昨晩の雨

何かを探し歩いてゆくのか 素敵な物は見つけたかい?

いいお土産話はどこにでも転がっているものさ


帰りのいいね

夕やけ雲を見つけて帰るのはいい

わが家の近くでホッとするのもいい

ちょっとスマホを取り出して

心の思い出を切り取るのもいい


2021年11月5日朝(156~158番)

夜明けの窓辺で

かっこつけよう夜明けの窓辺で

かっこつけようだれも見ていないから

夜色はだんだん優しい青いろへ

さ、気をぬいて街へ出かけようかな


星空のまっただなかを今朝

星は一つ二つ沢山

キラリキラリと眠る町を見守る

こんな星空のまっただなかを歩くことが出来て 幸せ

この満天を今朝と呼び仕事へ向かおう 今朝も幸せだなぁ


この星空を一掴み

この星空を一掴み

私のてのひらポケットに

この星空を一掴み

君へ届けと風に託して


2021年10月29日夕方(151~155番)

※ 第二のアカウントなので作者は同じです。

今日は休日

今日は休日。

勝手に休日。

明日がんばろ。

また明日~。


うとうと

眠りにおちゆく

寸前のうとうと

本物のしあわせとは

こんなもんかな?


余裕のよねちゃん

よゆー。

大事ですよねー。

いやそれは、先のばしって言うんだよ。

えっ。


あくび(都々逸になっちゃった)

君のあくびを

数えているよ。

ひーふーみーよー

いつまでも。


どこいくのかな

どこいくのかな

あの雲。

どこいくのかな

わたし。



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