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スマートフォンは私にとって十分価値あるものだろうか? ~スマートフォンの見せてくれた未来と私がiPadを買った理由~

そろそろiPhone SEから新しいiPhoneに変えようと思い始めてはや1年。これまでなんとなくスマートフォンを使っていたが、ここ数ヶ月で使い方が大きく変わった。これはiOS13が出たからでも新しいiPhoneを買ったからでもない。iPadと専用ペンを買ったからだ。2020年代が始まったことだし、一度スマートフォンについて考えてみようと思う。

スマートフォンで便利になった、のか?

スマートフォンを導入してから変わったことを考えてみた。
インターネットにどこでも繋がるから、ニュースやSNSをどこでもみられる。
手帳やノートの代わりとなる。手帳がなくてもスマートに予定やメモを管理できる。
メールがどこでもみられる。
動画も読書も地図も。娯楽のすべてを一つの端末で。
スマートフォンが普及してから、確かに日々の生活は変わった。これらすべてが一つの端末でできるのは10年前では考えられなかったことだし、驚異的なことだ。

これまでにない友人との繋がり方、娯楽の楽しみ方

これまで挙げたことは「代わりにできる」だった。では、スマートフォンで新たにできるようになったことはなんだろうか。
その答えの一つは、友人との繋がり方が大きく変わったことだろう。メール+電話によるやり取りから、line、SNSなど多様な繋がり方へ。メーリングリストと電話、どちらもlineという上位互換のアプリに飲み込まれてしまったし、SNSというインターネット上での人間関係も生まれた。
明らかに社会は大きく変わったし、変わってしまった。
インターネットは完全に社会の一部となったし、新たな産業も生まれた。

もう一つ大切なことは、どこでも写真が撮れてどこでもスマートフォンで決済できるようになったことだろう。
気になるものがあれば写真に撮ってすぐ共有できるし、Amazonをひらけば買い物はいつでもできる。日々の行動まで変わってしまったように感じる。

すべてのことをどこでも手軽に

スマートフォンの見せてくれた未来は、すべてのことをどこでも気軽に、ということなのだろう。どこにいても大抵のことができる。たったこれだけのことで、日常はこんなにも大きく変わってしまう。素晴らしいことだ。

そして、このこと自体が、iPadを買った理由だ。
すべてのことをどこでも気軽にできる。私にとっては、そのためには、スマートフォンのせいぜい6インチの画面は小さかった。だって、B5ノートの代わりにするには小さいし、文字を入力するにもキーボードと大きな画面があったほうがいい。B5ノートが入るかばんには大抵iPadは入る。

スマートフォンは画面が小さいから、作業はできない。そうなると、スマートフォンで気軽にできる動画やニュースで時間を潰してしまう。すべてのことをどこでも手軽に、でも画面が小さく作業ができない、では、私は堕落してしまうのだ。

iPadを買って

iPad。最近では4万円で買えるようになった。
iPadを本格活用し始めたのはここ数ヶ月だが、iPad自体はpaypayキャンペーンで安く手に入る2018年末に買った。
専用ペンは、純正ではなく、ロジクールのCrayon

買った結果…
論文を読むにも、自分の書いた文書を添削するにも使える。キーボード付きケースも合わせて買ったので、PCよりは疲れるものの書類の修正には十分使える。
ロジクールのCrayonはノートをとるには十分な性能で、notabilityというアプリも組み合わせれば快適にノートを取れる。ノートをPDFに変換して共有することもできる。もちろん、スマートフォンでできることは大抵できる。
様々な作業をどこでも手軽に。そして日常のあれこれも手軽に。iPadにより、私にとっての"すべてのことをどこでも手軽に"が実現された。そして、だらだらとiPhoneを触る時間は少なくなった。
スマートフォンでは画面が小さい、ノートを取りたい、書類を読みたい/修正・添削したいという人には、4万円弱のiPadと専用ペンとキーボード付きケースは良い選択だろう。

次の時代、携帯端末はどんな未来を見せてくれるのだろうか。

スマートフォンやタブレットなどの携帯端末はこれからどうなっていくのだろうか。折りたたみ端末になり、普段は小さい画面でメールやlineを見て、作業したいときは大きな画面を開くということになるのだろうか。それはおそらく順当な進化であり、おそらく新たな未来を見せてくれるわけではない。
2020年代の携帯端末は、私たちにどんな未来を見せてくれるのだろうか。
すべてのことをどこでも手軽にできる世界に、どんな可能性を追加してくれるのだろうか。今の私たちは、どんなことができないのだろうか?未来ではどんなことができるようになっているのだろうか?
それは私を堕落させてしまうようなものだろうか、それとも新たな社会を見せてくれるのだろうか?


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