今年のお正月のゾクッとした話

2020年1月2日深夜

夜中に「ハッハッハ…」っていう息をする音が聞こえたのです。

犬が息切れしてるみたいな。

目が覚めて、一緒に寝ているうちの犬たちを確認したけど、みんなすやすや静かに寝てる。

うちの犬はチワワなんだけど、チワワよりも大きい犬の息のする音。

何度も確認したけど、うちの子達ではない。

「？？？？」

聞き耳を立ててると、それがものすごく近くで聞こえてる。

ベランダに誰かいるの？

いたとしても、ほんとに窓のすぐ外じゃないとこんなにハッキリ聞こえないはず。

でも、うちはマンションの3階。

普通なら聞こえるはずがない。

そこに犬がいるはずがない。

もしかして人？？

いやいや…足音も何も聞こえない。

その時点で心臓バクバク…。

静かに聞いてたけど、ベランダから聞こえるにしてもあまりにもハッキリ聞こえすぎる。

ほんとにすぐそこ。

姿が見えてもいいくらい近い場所から聞こえてくる。

耳元よりは遠いけど、1メートル以内くらいの距離から聞こえる。

もし誰かの気配がすれば必ず犬達が反応するはずなのに犬達は大人しく寝てる。

全くわからないまま、ベランダを見る勇気もなく、ベッドから出れないままドキドキしながら息の音だけをずっと聞いていた。

それが15分くらい続いて静かになったから、訳がわからなかったけど寝ることにしました。

朝起きて、子ども達が

「昨日、犬の鳴き声凄かったね！」

って言い出した。

「犬の声？？？」

私には一切犬の鳴き声は聞こえなかった。

息をする音のみ。

小学生2人同じ部屋で寝てるんだけど、犬の鳴き声は2人とも聞いていて

「ずっとキャンキャン高い声で鳴いてて、ちょっと静かになったと思ったらまた鳴いて、その声がだんだん遠くに行って聞こえなくなったよ。」

って。

「すごい、ずっとうるさかったよね！」

って声を揃えて話す2人。

子ども達の記憶もリアル。

私が聞こえたものとは全く別のもの。

だけど聞こえた時間帯は一緒。

ゾクゾク…。

なんだったのか全くわからないままなんだけど、新年早々、ものすごくゾクッとしたお話しでした。