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1ヶ月、英語を話して思ったこと

カナダに来れば勝手に、英語が話せるようになると思った。

2014年に3ヶ月ホームステイして、語学学校にも行って、ずっと英語環境で生活したのに英語はほとんど上達しなかった。

2018年に英語の勉強を止めて、2021年7月に再開。私の旦那さんは日本語と英語のバイリンガル。そんな彼に2021年から最近までは、文法やニュアンスの違い、発音矯正をしてもらった。

2022年の8月から1ヶ月、旦那さんと英語で話し続けている。今は人に会う機会は少ないし、油断すると見て、聞いて、話して、書くのは日本語が多くなるのにも関わらず、英語が上達していると感じる。

その差は結局、環境はキッカケを与えてくれるだけで、心持ちが自分自身を左右するんだと思う。

私は旦那さんコンプレックスで、彼の前で英語を話すのが恥ずかしくて仕方なかった。自分よりも出来すぎる人を見ると、自分が劣っているように感じて尻込みする。でもそれは勘違いで、結局自分がやりたくない言い訳だったこともわかった。

◆英語生活1ヶ月目で思ったこと

・度胸がついた

語彙力や表現力をつけるのも大切だけど、まずは度胸をつけるのが言語を話す上で重要なのかなと思った。私みたいなシャイで、人の目が気になるタイプなら特に。発音が下手くそでもいい。子供みたいな文でもいい。最初から完璧は難しいから少しずつ直していこう。まずは少しでも言葉を発して、「私はここにいるよ」と参加していく。

「発言しないのはいないのと同じ」なんだって。

発音は今も矯正中。「Battery」も「Rapunzel」も「Animal Crossing(あつ森)」も言えなかったけど、何度も繰り返して言ってたら発音が矯正されてきて嬉しい。RやLよりも母音(a,i,u,e,o)が難しい。たったひとつ発音間違うと、意味が大きく変わる。

・とりあえず伝える、のが大事

簡単な文でも、言葉にするのが遅くても伝えようと努力する姿勢が大事。私は間違いを恐れるし、恥をかくのも嫌。

「間違い以外は全部、正解。」

旦那さんにそう言われて、英語でたくさん話していくうちに、その意味もわかってきた。間違いってのは、相手に全く伝わらないことや取り返しのつかないこと。拙くても、短い文でも、伝わればそれは全部正解。

私は日本語で考えたことをそのまま正確に伝えなきゃと焦っていた。でも短い文でシンプルに英文を作っていく。自分の持っている単語を組み合わせていく。それでちゃんと伝わる。

旦那さんはちゃんと意図を汲み取ろうとしてくれるので、正しい英語表現を教えてくれる。私が言えない単語や文も繰り返し、発音して私が言えるようにしてくれる。

単に「好き」や「嫌い」を伝えるだけでなく、「なんで」好きか嫌いかを、シンプルな文をいくつも作って話せば、ちゃんと伝わることがわかった。背伸びをしすぎてカッコつけないようにしてから気持ちの焦りが減った。

・声が大きくなった

度胸と自信がつき、自然と声が大きくハキハキ話せるから、聞き返されることが減った。相手の目をちゃんと見て発言できるようになってきた。

・英語で調べる癖がついてきた

旦那さんと英語で話す上でルールがある。わからない英単語は英語で調べること。英語を勉強しているのに、日本語で調べたらそれは日本語の勉強になるとのこと。たしかに日本語で調べても私はそれをあまり覚えてないし、いくつもの意味があるのにひとつしか覚えてない。

最初は英語を英語で調べるのも面倒だったけど最近は無意識に調べている。

「XXX meaning」
「XXX similar word」

Googleの辞書は便利!発音が聞けるし、発音練習もできるし、類語も見ることができる。

Goggleさん、いつもありがとう✨

話の中で出てきた分からない単語を調べるのは簡単。でも日本語では分かるけど、英語では何て言うのか分からない単語を調べる場合が難しい。この前は「踏む」が分からなかった。

日本語で「踏む 英語」とGoogleさんに聞けば一発だけど、英語で調べるとなると大変。

「踏むって何?Step?Stamp?Stomp?」と自分が予測した単語を英語で調べる。「Stomp」の検索結果は地団駄を踏む絵が出てくる。「Stamp」の検索結果は切手とかインクをつけて押すスタンプの画像が出てくる。

最終、紙を床に置いてそれを踏む動作を旦那さんに見せて、このアクションは何?と聞いた。そうやって「Step on」とわかった。自分でまずは予測して、調べて、映像や動作で覚えたことって忘れないんだな。

・「日本語でもそれができるか?」を考える

私はなぜか英語で車の免許も、スマホや家の契約とか難しいことも全てひとりでしなきゃいけないと思い込んでいた。人との会話ですべての話題を把握しないといけないと思った。それでへこんで、英語が嫌になった。

「Maiはそれを日本語でもしたいの?できるようになりたいの?」

と旦那さんに聞かれて、考え直してみた。

車の免許は日本で持っていたけど取りたくて取ったわけじゃないし、運転は正直苦手。スマホや家の契約も、日本語でもよくわからないし正直得意な人がいるならやってほしいくらい。日本語でも政治や専門的な話は全く理解できない。

日本語でしたくないことを英語でもやる必要がなければ、やらなくていいんだ。旦那さんが補ってくれるところは素直に甘えて、私は自分ができることをちゃんとやっていけばいいんだ。私はひとりじゃないんだし、頼れる人に頼っていけばいいんだ。

◆心に留めておきたいこと

・調子に乗ってはいけない

ちょっとできると嬉しくなるけど、調子に乗ってはいけない。シャイな私は大人数になると、自分が話すスピードがまだ追いつかない。話したいことを考えている間に、次のトピックになって出遅れる。大縄でいつも入れない人みたいになっている。旦那さんの努力に比べたら、「努力」に入っていないかもしれない。でも2014年の頃の自分に比べると大成長。

私は英語ができることを人に認めてほしいのではなく、英語を頑張る努力を人に認めてほしい。

・シャイなのは悪いことじゃない

シャイで引っ込み思案な自分が嫌いだった。旦那さんみたいに臆せず人と話して、ユーモアセンスがあって人の輪にすぐ溶け込めるのが羨ましい。私の性格を直さないとって思ったけど「単なる性格だから気にしなくていい。それもMaiの一部だから。」と彼は言ってくれた。

英語を話したからと言って性格まで変わるわけではない。

◆これから改善したいこと

・もう少しリズム良く話したい

英語のリズムもマシになってきたけど、それでも少し油断すると変なところで文が切れたり、抑揚が無くなったりする。

・細かなところにも気を配りたい

動詞や「s」や「a」がよく抜ける。過去、現在、未来形がごちゃごちゃになるから、そこも意識していこう。

英語で「好き」なことをしたらいいとネットでも見るけど、自分の好きなゲームも、読書も、海外ドラマも英語で見聞きしても学ばない。楽しいことに熱中して終わってしまうから続かない。私は今は「楽しい」より「必要性」で学ぶタイミングなのかもしれない。

「タイミングが来たら、またMaiは本気で取り組むようになるよ!」

2018年にはそんな日なんて来るのかなって思ったけど、彼は私のことを信じて待っててくれた。

旦那さんと英語で話そう!
自分の考えをちゃんと述べたい!

そう思いながら間違いや新しい単語を自分に取り入れるから、たった1ヶ月でも成長しているのを感じることができている。

引き続き、Japanglish(Japanese+English)の生活を続けていきたい。

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