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『This Is Us』シーズン2 第6話 レビュー

今回は、過去のお話のみでした。ランダルに長女のテスが生まれたお話と、10代のビッグスリーのハロウィンのお話。

25歳のビッグスリーは、自分が何なのか分からずに迷い、間違いをしてしまうのです。10歳のビッグスリーは、ハロウィンを楽しみます。でも、レベッカはランダルから辛い事実を聞かされます。


登場人物①

登場人物②

分かりやすい時系列表はコチラ

10歳のハロウィン

ビッグスリーはレベッカとジャックと共に、お菓子をもらいに近所を歩きます。ランダルは巡る家の順番マップを作りますが、ケヴィンとケイトはそれに反対。なのでレベッカがランダルに付いて行き、ジャックがケヴィンとケイトに付いて行くことにしました。

ケイトの初恋にジャックは複雑な思い…

ケイトはこの日、好きな男の子とお化け屋敷で手を繋ぐことを楽しみにしていました。お相手は、ケヴィンと同じくらいクラスの人気者でモテる男の子。ケヴィンからそれを聞かされたジャックはそわそわして、「どうか俺の可愛い娘を傷つけないでくれ」と願っていました。

お化け屋敷から出てきたケイトは、男の子としっかり手を繋いでいます。そして男の子とバイバイしたケイトは、嬉しそうにジャックの元へ駆け寄ります。それを見て、ジャックが一安心したのは言うまでもないですね。

ケイトが他の友達のところへ行くのを見送ったあと、ケヴィンはケイトとお化け屋敷に入った男の子に、自分のお菓子を全部あげていたのです。どうやらケヴィンは、ケイトと手を繋ぐようにこの子にお願いしていたのが分かりました。

ジャックもこれには複雑な思いを抱えたはず。ケイトがこれを知ったら悲しみそうですが、みんな良い思いをしたからこれで良かったのかな?

ランダルから辛い事実を聞かされたレベッカ

一方、レベッカもランダルとお菓子をもらいに行きます。マップにはない同級生の家に行ってみることを提案したレベッカ。でもランダルは、理由をつけて頑なに拒否します。レベッカのために渋々お菓子をもらいに行った後、怒っていたランダル。

レベッカはすぐに理由を聞きます。ランダルは以前から、その同級生に「ランダルはレベッカたちの生まれなかった子供の代わり。」だと言われていたそう。悲しそうな表情を見せる彼に、心を痛めるレベッカ。

どう言えばいいのか迷ったあとに、ランダルは生まれなかった子供の代わりじゃないし、レベッカたちに愛されて、大事に思われる価値のある子だと話します。ランダルは頭の良い子なので、母の正直な気持ちは伝わっているはず。ただ、気持ちが追いつかないような雰囲気がありました。

家に帰って、ジャックにその事を話すレベッカ。「あなたがいないと、こういう時にどうしていいのか分からなかった」と言うレベッカに、ジャックは「そこにいてあげられなくてごめんね。でも俺はどこにも行かないよ」と返します。

ああ…。この6年後にジャックがいなくなるなんて、誰も予想できなかったですよね。ずっと、年老いていくまで一緒にいてほしかった。


25歳のハロウィン

親になることへの不安とプレッシャーを抱えるランダル

あと数日で、父親になるランダル。不安とプレッシャーでストレスを感じます。完璧主義の彼だから、いい父親になりたいと思ったはず。ベスが出産を迎えるため、レベッカがランダル宅にやってきます。

お店に扇風機の交換に行ったランダルは、店員さんに自分のことを話します。切羽詰まったランダルの様子に、真剣に耳を傾ける店員さん。

この店員さんは5人の子供がいて、最初の子供を迎える時は不安でいっぱいだったそう。でも、赤ちゃんが答えを持って産まれてきてくれる、彼らが自分が何者なのかを教えてくれる、とアドバイス。良い父親になれるかは、生まれてきた子供を見た時に決心がつくものなのかもしれませんね。

そんな中、予定日より早く産気づいたベスは、家で出産。ランダル、ベス、レベッカは嬉し涙を見せます。無事に生まれて良かった。

娘の名前は、ジャスミンとかになる予定だったのですが…店員さんがオススメしてくれた扇風機の名前から「テス」と名付けます。あの店員さんの言葉に救われたから、この名前はピッタリですね!

レベッカは、孫が産まれたことは嬉しくて仕方ないのですが、ここにジャックもいて欲しかったと、ランダルに話します。ずっと喜びも、悲しみも共有してきた相手がいなくなったなんて、自分の体の一部が失われた気分になりそう…。


ケヴィンの行動にガッカリ…。

俳優を目指しながらサロンで働くケヴィン。どうやら中々上手くいかないみたいです。

そんな中、同じく俳優を目指すルームメイトが大きな映画の仕事をゲット!彼はプロデューサーたちの集まるパーティーにケヴィンを招待。でもプロデューサーはケヴィンには目もくれず、ルームメイトを手厚く迎えました。

俳優への道は険しく、ケヴィンと正反対の外見のルームメイトが、大きな仕事を取ったことに焦るケヴィン。そして…プロデューサーと2人きりになった時に、ケヴィンはそのルームメイトの役柄は、自分の方が合うから配役して欲しいと遠回しに伝えるのです。

プロデューサーはキッパリと断って、ケヴィンとは絶対に仕事をしないと断言して行きました。このケヴィンの行動にはガッカリでした。ルームメイトはケヴィンを褒めて、パーティに招待して良い人そうなのに、その人の役を奪おうとするなんて…。

ケイトは寂しさで既婚者と…

ケイトは一人、生まれ育った故郷のピッツバーグでウェイトレスをやっていました。ハロウィンの日、彼女は自分の実家があったところに行き、仮装した子供たちを眺めていました。

ケイトはお店によく来る、イケメン男性客といい感じになります。体の関係を持つのですが…相手は既婚者だったのです。でもそれを知っていながら、ケイトは彼と関係を持ちました。

大好きだった父の死を乗り越えられない、同じような毎日、心から愛せる男性に巡り会えず寂しかったのだと思います。でも既婚男性と体の関係を持っても、その寂しさは埋まりません。このエピソードを見て、ケイトがトビーという素敵な男性に巡り会えて良かったなって思いました。

ランダルの娘が誕生した報告を受けて、ケイトとケヴィンはランダルの家に行きます。2人はオーディションが一年ほどない状況、既婚者男性と寝たことなどをお互い正直に告白して、一緒にLAで暮らすことにします。

ケヴィンはその後、地道に演技のクラスや仕事を頑張ります。ケイトはそれをサポート。一緒に暮らすことは2人にとって、良いスタートな気がします。

レベッカとミゲルは意外な方法で再会?

ベスからフェイスブックの作り方を教えてもらったレベッカ。さっそく可愛い孫の写真をフェイスブックに投稿。

新着メッセージを見ると、なんとミゲルからの連絡でした!

ジャックが亡くなった後から、交際をしているのかと思いきや…ジャックが亡くなって8年後にこうして連絡を取り合ったのですね!ここからどうやって、恋に落ちるのか、結婚するのかが気になる!

感想

20代のケヴィンとケイトは、見ていて悲しかったです。焦って、良くない行動に出てしまって、自分や人を蔑ろにしてしまいました。思えば、こういう経験ってあるから、共感します。どうでもいい男性に体を許して、よけいに虚しくなったり、人に嫉妬して自分のことを見るよりも人のあら探ししたり…。

いつまでもそうしていると幸せになるのは難しいですが、そういう経験を踏んで、「自分」の求めているもの、譲れないものを見つけていくのかもしれないですね。

ケヴィンもケイトも自分に向き合い、本当に地道にコツコツ頑張ったから、自分の望む結果や未来に近づいているんだなって思いました。


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