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【イエローストーン国立公園の旅①】~あり得ない景色編!

世界で初めて国立公園に認定された「イエローストーン国立公園」。色鮮やかな温泉や、熱湯を噴き出す間欠泉など、その美しくも摩訶不思議な景色から、アメリカでは“ワンダーランド”と呼ばれています。

総面積は8980平方キロメートル!東京都の4倍?!(あってる?)
アメリカの左上らへんにドドン!と構える広大な国立公園を楽しむべく、5歳&3歳を連れて5泊6日のアドベンチャーに繰り出しました。

これは、我が家の子連れイエローストーン国立公園・珍道中の記録です。


飛行機でワープ!

カリフォルニアの我が家から、片道実に1051マイル(約1700キロ)。頑張って自動車で挑む人も多いですが、我が家は飛行機でワープすることにしました。

コロラド州デンバーで一度乗り継ぎ、ジャクソンホール空港に到着!

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ご覧の通りの軽装ですが、実はけっこう寒い。
カリフォルニアの温かい気候に慣れてしまったキッズは、ジャケットや厚手の服をとことん嫌がり、防寒させるのが大変でした💦

今回、国立公園内のキャビンを予約しました。空港から宿まで車で約2時間半かかるので、初日は移動でほぼ終了!宿泊客だけに提供されるバフェご飯を食べ、ゆっくり休んで、翌日からの本格的なアドベンチャーに備えます。


マンモス・ホット・スプリングス

公園内の北西部で一番の名所です。
その名の通りホット・スプリングス(=温泉)なんですけど、温泉に由来する石炭が棚田のようになっている様相が、なんとも幻想的!

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石炭に巻き込まれて、立ち枯れした木。

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ここから8キロ北上すると、ノースエントランス(北口)に到着します。公園の大半はワイオミング州にあるのですが、北口はモンタナ州なんですって。州をまたいで、ちょっと得した気分です。

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ヨーロッパっぽい雰囲気のノースエントランス。


ノリス・ガイザー・ベイスン

国立公園の中央西あたりに広がる、巨大な間欠泉地帯。

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間欠泉(ガイザー)あり、熱水泉(プール/ホットスプリング)あり。地熱活動が盛んで、あちこちでプシューと熱水や湯気が噴射しています。
まるで地獄の入り口のようです。

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こんな綺麗な色をしたプールも!ノリス周辺にはいくつものトレイルがあって、いろんな景色をエンジョイすることができる・・・はず!?

というのも、1回目に訪れた時は5歳が「トイレー!」となって、断念。2回目に訪れたときは、3歳が「抱っこー!」からの、そのまま爆睡。トレイルが必要な絶景は諦めましたとさ。


グランド・プラズマティック・スプリング

イエローストーンといえば、やはりこの景色ではないでしょうか。見よ、この七色に輝く、直径113メートルの巨大な温泉を!

巨大すぎて全貌がわかりません。

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1マイルほどのトレイルで丘に登ると・・・

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ババーン!
写真の中に見える人間の大きさと比べていただくと、いかに巨大な温泉かがわかるかと思います。確か、世界第三位のサイズ。

実はこのトレイルの途中で、3歳の息子が「抱っこー!」からの、そのまま爆睡・・・。またかよ。

15キロの肉団子を担いで歩くトレイルは激ハードでしたが、道行く人々に応援してもらい、夫婦で励まし合い、やっとこさこの絶景にたどり着くことができました。


オールド・フェイスフル・ガイザー

ガイザー(間欠泉)の中で、おそらく世界一有名なのがこちら!
めちゃくちゃ正確なタイミングで噴出するので、フェイスフル(=忠実)の名がつけられています。

近くにある歴史的なホテル:オールド・フェイスフル・インには、次の噴出を知らせる時計があって、誤差は10分程度なのだそう。ちょうどランチタイムだったので、売店でサンドウィッチとビールを買い、2階のベランダからその瞬間を待ちます。

メンズチーム(夫と息子)は、近くまで行って噴出の迫力を楽しんでいました。

あとで聞いたら、オールド・フェイスフル・ガイザーが噴出した瞬間、息子のガイザーも噴出したそう💩 君はまったく、なんなんだか。


グランドキャニオン・オブ・ザ・イエローストーン

グランドキャニオンといえば、アリゾナ州の巨大な渓谷ですが、実はイエローストーンにも「グランドキャニオン」と呼ばれる渓谷があるんですね。

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キャニオンの岩が黄色であることから、イエローストーンの名前がついたそうです。いわば、イエローストーンがイエローストーンたる所以の場所。

滝は、いろんな場所から見ることができます。

あまり調べずにトレイルを歩き始めてしまった結果、ひたすら坂を下り、30~40分でこの滝の始まり(川の終わり?)にたどり着きました。

3歳児にはちょっと厳しめのトレイル。帰路は疲れて抱っこコールを覚悟したのですか、謎のパワーを発揮し、自力でグングン坂を上っていました。

パワースポット的な感じだったのでしょうかね?よくわかりませんが。


ウエスト・サム・ガイザー・ベイスン

直訳すると、「西にある親指の間欠泉盆地」ですね。
レイク全体を手に見立てて、親指あたりに広がっている絶景スポットです。

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湖とプール。ステキ。

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レイクのすぐ脇で、熱水がぼこぼこ噴き出しています。不思議。


夕暮れ・星空・朝焼け

いかんせん広大な敷地なので、ポイントからポイントまで、車で小一時間かかります。道中の車窓から見える景色がコロコロと移り変わっていく様子を楽しむのも、イエローストーンの魅力!

同一の名前でまとめてしまうのが失礼なほど、いろんな景色を楽しむことができます。

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どこかで見た夕焼け。

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イエローストーン・レイクの夕焼け。

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キャビンに降る星。

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どこかの朝陽。

キリがないので、この辺でおしまいにします。
すごい!すごい!と聞いてはいましたが、本当にすごかったです。

次回は、イエローストーン国立公園の野生動物たちを紹介します✨


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