幼いは正義!?日本人が持つ性質「ネオテニー」とは?
ネオテニーとは、性的には成熟しているにもかかわらず、未成熟な特徴が残る生物現象を言います。
要するに「大人なのに子どもの要素がある」ということですが、未熟な状態は決して悪いわけではありません。
どういうことなのでしょうか?
大人だけど子どもな日本人?
ネオテニーは、未熟な特徴を残しながら大人になることです。例えば、身近な動物だと「犬」が分かりやすいでしょう。
人間の好みで品種改良された犬のなかには、大人になっても子犬のような大きな目や短い鼻などの特徴を持っている品種が存在します。これはまさにネオテニーの一例です。
この観点で言えば、実は日本人も、他の人種と比べて幼い特徴を持っていると言われています。例えば、平べったい顔、薄い体毛、短い手足などがそれに当たります。
ただし、幼い特徴を持つことは決して悪いことではありません。
日本人特有の感性的な思考は、ネオテニーのおかげ?
というのも、日本人はネオテニー度が進んでいるゆえに、脳の特性で見ると、その成長がゆっくり進むという学説があります。
つまり、幼児のような感性的な思考を大人になっても保持し続けることができるということを示しています。
日本で禅や茶道、華道などの感性を重視する文化が育っているのは、この日本人の"ネオテニー"が影響しているとの主張もあります。
この観点から見ると、「大人なのに子どもの特徴を持つ」ということは、決して悪いことではないと言えるでしょう。
ただし、その感性的な思考をどれだけ有効に活用できるかは別の話です。
例えばビジネスの場では論理的な能力が求められ、それゆえに感性的な思考を活かそうとする意識が働かない職場もあるでしょう。
せっかく日本人の強みである特性を生かすためには、論理性だけでなく、両方の要素をバランスよく取り入れる方法を模索することが大切だと思います。
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