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スタートアップの採用活動において大事にしたい10個の「そう」

こんにちは。マネーフォワードの小川です。

元採用担当であり、キャリア支援サービス『マネーフォワード キャリア』を運営しているため、スタートアップから採用に関するご相談を受けることが多くなりましたので、その際にお話している内容、逆に学ばせていただいた内容を整理してみようと思い立ちました。

自身が採用を担っていた時に心がけていたこと、できなかったこと、過去に戻れるならこうするということ、採用に強い会社の姿勢に思いを巡らすうちに、「そう」という言葉で揃えられることに気付きました。「この「そう」もあるでしょ?」というご意見もあるかと思いますので、よかったらぜひコメントいただければと思います。

このnoteが、スタートアップで仲間を集める仕事に
従事されている方々の一助になれば幸いです。

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ないなら、創る。
採用ポジションも、打ち手も、採用PRのコンテンツも、現時点で“ない”と諦めるのではなく、ないなら創ろう。

ただし、その場しのぎの対応はしない。後の負債になり、リファクタに倍以上の工数が必要になる。

答えのないものは、想像する。
経営者、社員、ユーザー、採用候補者、関わる全ての人の気持ち、会社の未来を想像しよう。

ただし、事実と想像は明確に分ける。認識の齟齬の原因になる。

走る。走り続ける。
思っているよりもゴールは遠い。むしろ明確なゴールは存在しないかもしれない。全てが通過点。走り続けて何かに辿り着いても、立ち止まっている暇はない。少しだけ仲間と自分のことを褒めてあげて、また走ろう。

ただし、時々はペースを落として周りを見る。周りの声を聴く。進んでいる方向は合っているか?仲間はついてきているか?

スピードでは、負けてはいけない。
良い人材との出会いは刹那的。採用の計画から動き出しまでのラグ、選考スピード、候補者への連絡、全てのスピードを上げていこう。

ただし、スピードとクオリティ、エモーションのバランスには注意をする。スピードを上げることによって、失うものにも目を向ける。

他者と自分に、寄り添う。
スタートアップへのチャレンジは誰もが不安があって当然。覚悟を求めるだけでなく、その人の気持ちに寄り添おう。

ただし、寄り添う=希望を叶えるではない。過度な寄り添いは、お互いを不幸にしかねない。また、自分に寄り添うことも忘れてはいけない。自分の心身の状態にも、目を向ける。

沿

法律・規則・規範に沿う。
いつもスピード&チャレンジは実践するが、ルールは破らない。「マネーフォワードらしくない」ことはしない。採用に関わるメンバーが、その会社の象徴となる。

ただし、「できない理由」にしてはいけない。ルールの中でできる方法を考える。

相応しい装いをする。
見た目だけではなく、行いや発信される情報すべてが装いを形づくるものだと考える。

ただし、最も重視しなければいけないのは中身。中身に相応しい、中身に恥ずかしくない装いをする。外身だけの装いはしない。

想いを、送る。
まだ見ぬ明日の仲間に、想いを送り続ける。

ただし、送る相手は集団ではなく、一人ひとり。「送りつける」のではなく「送り届ける」。

自分達だけの音を、みんなで奏でる。
仲間集めは、企業の成長に必要不可欠。一人ひとりが自分ごとにして、総力で取り組もう。それが自分達だけの音になる。

ただし、自分ごと化してもらうための情報提供は、最大限に行う。

わからないこと・知らないことは、相談する。
自分たちがこれからぶつかる壁に、既にぶつかり乗り越えた企業は数多存在する。考えても答えが出ない時は、経験知を求めよう。

ただし、経験知はあくまでも参考。自社に当てはめて、最終的には自分で意思決定を行う。

すべてが、相互理解。
採用活動における候補者との接点のすべてが相互理解。”互いに”理解し/理解され、選び/選ばれよう。

ただし、開示はこちらから先に行う。こちらから開示をすれば、相手も開示してくれるようになる。
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以上です。

“これも”という「そう」が見つかりましたら、そっと追記していくかもしれません。

なお、マネーフォワードでは現在、引き続き急激に成長する組織と向き合う人事の仲間を求めております。
ご興味をお持ちいただける方がいらっしゃいましたら、下記リンクよりエントリーいただくか、私宛にご連絡いただければと思います。


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