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Berlinの部屋やお店にある”花”や”絵”から考える

久々に晴れ間がみたえた日、その太陽光を逃すまいとつかさず外にでることにした。
ベルリンに住む人々は「晴れるだけで幸せな気持ちになる。幸せのハードルが下がる。」という話をきき、本当にそうなのか?って半信半疑できたが、実際あまりの晴れの少なさに、早くも太陽を信仰したくなる気持ちにかられるようになった。

ビタミンDを生成するために、公園の方に向かって歩き近くの気になっていたカフェへ。
そのカフェが素晴らしく、大きな窓は日の光を取り込み、黄色・水色・紫とカラフルだけど調和がとれた明るい壁の色は心まで明るくしてくれるよう。

ベルリンのカフェでは馴染み深い壁に飾られたアートや、机に一輪ずつ飾られたチューリップの生花もある。

太陽光でハイになっているのをプラスしても、この空間で飲むホットドリンクは最高で、太陽光と一緒にまどろんでいるところ、パートナーがこの場所は「エネルギーをもらえる!」熱く語り出す。急にスピリチュアルなことを言い出してこいつ大丈夫かと半分思いつつ、私もそう思うという同意も半分。

私は自分の心の動きに鈍感なので、パートナーのビビビ心の動きレーダーはときに万能なのである。

飾ってある”花”や”絵”はインテリアとして部屋の調和をとる目的もあるかもしれないが、必ずしもそうではないようにも感じる。
飲食店だけど関係ない女性の絵を飾っていたり、風景画がたくさんあるお家にもお邪魔したことがる。

そこには家主の”好き”だったり、”心惹かれる”が純粋に投影されている気がした。ドイツの人々は自分の心に正直になるのが上手なのか、と少し羨ましい気持ちになった。

そもそも、なぜ”絵”や”花”を飾りたくなるのだろうか。

「生」ものに人は癒しだったり、エネルギーを感じるものなのかもしれない。私は実家にいたとき犬と暮らしていたのだが、仕事に疲れると決まって犬のところにいく。”花”を飾る理由も一緒で、”花”をみると心がほころぶ感覚がある。

同じ日にベルリンで創作活動をする日本人のアーティストの方と話す機会があった。その方はマーケットで自分の絵を売っていると、宅配のおじさんが「これ、いいね!」と自分の絵を買ってくれたのだという。

その方に理由を尋ねると「純粋に絵が気に入った」という理由と、「今、デジタルプリントの絵を飾っているが人の手で描いた絵画をずっと探していた。人の手で生み出したものはパワーがある。」という話をしてくれたそう。

人の手で生み出したものもまた「生」もの。量産されすぎてないものはアートでも道具でも、どことない温かみや力強さを感じる時がある。

ヨーロッパでは自宅に絵を飾ることが多いのだとか。私は映画で見るお金持ちの家だけなのかと思っていたら、そうではなくどの家庭にも絵や写真が一般的に飾るそう。

それは私たちも実感していて、ドイツに到着後はじめ10日間南ドイツを旅しながらairbnbを使ってさまざまなお宅にお邪魔したが、必ずと言っていいほど、”花”と”アート”が飾られていた。ちなみに、今通っている歯医者にすら診察室にも写真が飾られている。(しかも診察台に座ると上を向く状態になるので、ちょうど天井の真上に写真が飾られているうれしい気遣い)

”花”や”アート”など「生」のチカラは、暮らしに欠かせないもののように感じる。
もしかしたらエネルギーの得方は物理的な摂取(物を食べる)の他に、視覚的な摂取があるのかも。五感ってそうゆうこと!?など、このテーマ想像を膨らませると面白そう。こういうの科学的に立証されてたりするのですが、教えてえらいひと。

人は「生」ものをみると癒しや、元気がもらえるのかもいれない。動物だったり、花、フルーツでも良さそう。人の手で生み出したものも「生」もの。

部屋にいて気持ちのバランスを保ちたいときは、「生」ものをプラスすることを意識してみようと思う。


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