「イギリスのヴィーガン事情」イギリス・ブライトン
イギリスでは約60万人の人がヴィーガンであり、ここ数年で急増しているらしい。
ヴィーガンに説明をすると、ヴィーガンとは動物への搾取の排他に努める人たちの事を言う。具体的には動物性の食品を摂取しない事や、動物性の製品の仕様、衣類を着用しないことなどが挙げられる。
ヴィーガンを信仰する人たちにはそれぞれ理由がある。一つは環境保全を目的にしていたり、健康目的で始める人もいる。
↓ファーストフード店のヴィーガンハンバーガー
僕はヴィーガンではないので、ここから先はイギリスに来て感じたヴィーガンについての感想を書きたいと思います。正直ヴィーガンについての知識が深くないため、訂正すべき点が出てくるかもしれませんが、ご了承ください。
1 ファーストフード店ではヴィーガンメニューが当たり前。
まずイギリスに来て驚いたことが、ヴィーガンに対するサービスが充実していることだった。
例えばファーストフード店。イギリスには日本と同じように、マクドナルド、KFC,バーガーキング、サブウェイなど数多くのファーストフード店がある。基本的なサービスや商品は同じなのだけれど、決定的に違っているのがイギリスのファーストフード店すべてにヴィーガン用フードが販売されていることだ。もしあなたがメニュー表を観る時、どの店舗のメニュー表にも必ず"VIGAN"と書かれたメニューが記載されているのを見ることができる
その他のヴィーガン専用のレストラン、パブにもヴィーガン用のメニューや、ヴィーガン専用のビールまで存在している。
例えば、僕がよく行くパブではヴィーガン用のホットドックを注文することができる。ソーセージの代わりに何を使うのかというと「豆腐」だ。ヴィーガンにとって豆類は貴重なタンパク源になるため、豆腐は人気なのだ。僕が初めてそのパブのメニューを観たとき「どうして"tofu"のホットドックがあるんだろう」と不思議に思い、偶然同じ席で会話していた人に聞くと「ここのパブではヴィーガンメニューが食べられるんだ。だからだよ。僕の彼女もヴィーガンで、よくここに来るんだ。」と言っていた。
少し補足をしておくと、イギリスのメニュー表は日本と少し異なっている。イギリスのメニュー表には、名前の下に何の食材を使っているのか詳細に書かれている。例えばホットドックだと、ブレットにソーセージ、チリソースとマスタード、チーズと事細かく記載されている。なので英語でメニューが記載されていても、どんな食材を使っているかでおおよそ推測することができる。
2,どうしてヴィーガンが多いのか
どうしてヴィーガンが多いのか、これ.について僕の授業を担当してくれているアリス先生に聞いてみた。彼女は一年ほど前からヴィーガンを始めている。彼女は厳格なヴィーガンで、動物性食品はもちろん動物性の製品、衣類も使用しないほどだ。なので彼女は黒のシンプルな服装をしている。
彼女に聞くと、まずはイギリスがヴィーガン発祥の地であるからだという。おおよそ19世紀からヴィーがニズムが始まり、それが米国などに広まり今に至っているという。
そしてもう一つが、イギリス人が環境保全に対して運動が活発だからだ。例えば環境保全団体「ナショナル・トラスト」はイギリス・イングランドで発足されたコミュニティーだ。
僕もイギリスが環境保全に対して活発だと気づく機会が多くある。例えばBBCを観ると、しばしば環境保全のCMが流れたり、ヴィーガンに関するCMが流れたりする。イギリス・ブライトンの街中を歩いていると、時々環境保全団体によるデモが行われていたりする。
イギリスでは国民一人一人が環境保全について深く考えるきっかけが多いがゆえにヴィーガンになる人が出てきているのではと思う。
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