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「日本シリーズ殺人事件」西村京太郎


#読書の秋2021

今日の1冊!と言っても読んだのは、もう30年くらい前の中学か高校の時だけど(笑)。日本シリーズになると毎年思い出す。

西村京太郎は、もっと評価されてよい作家だと思う。
いつの間にか僕も十津川警部よりも年上になってしまった(笑)

西村京太郎が好きだ!と言うと、読書通の方々からはだいたい、どの本も内容同じとか、大量生産しても中身同じで列車が違うだけとか、解決が偶然任せとか、なんかそんな冷めた意見を良くきいてきた。だいたいそういうこと言う人は、どの社会でもその人の果たす役割があるのこと、理解していない人だと思い。その後距離を置くことにしている(笑)

まあ正直、同じ内容で列車が違うだけは言い方で、悪い意味ではそうなんだけど、同じ内容で列車が違ってもまた読む安定感があるということ。

さらにまさに僕はそうだし以前にも書いたかも知れないが、
僕は読書習慣が身に着いたのは、西村京太郎と赤川次郎のおかげである。
中学校の時に、まず西村京太郎にハマり、当時の本屋に売っている全部を読み切る。これでだいたい約300冊、それが終ったら、読むものがなくなり赤川次郎にいき、それも全部読み終えて(当時)それも約300冊・・・これでだいたい中3から始めて、高3のころ読み終えた。この頃には読書習慣はついているので、読むものなければ、東野圭吾とか真保裕一とか他の作家まで広がってくる。これくらい読めると本屋においてある本で、自分に興味のあるジャンルの本が読めるようになるので、日々読む本に困らなくなる。

日本人40代も、子供の頃は読書離れが叫ばれた世代だが、この世代の読書離れに、かなり歯止めをかける役割をこの二人は果たしており、功績はとても高いと思っているし感謝している。確かに大人になってからは、だんだん読まなくなってくるのだけど・・・

直木賞だか、芥川賞だが、なんらかの名誉賞は与えてあげたいなあと思います。

僕が総理大臣になった時の公約としては、この二人には国民栄誉賞を上げるな(笑)

たくさん書いているだけで、中には本当に同じ内容で読み終えたら忘れてしまうものはあるが、当然ならが名作もある。

この日本シリーズ殺人事件は、本格的ミステリーであり、目標を見失った男の再生の物語であり、恋愛小説である。

もっと名作扱いされていいと思っている。

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