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扇田裕太郎『僕のブルース・ロック道』Vol.7

【今週の目次】
1.今週の序文
2.ライブレポート&近況報告
3.最近聴いた音楽/オピニオン(洋楽ファン御用達)
4.とっておきのお店紹介:第7回「北浦和/丸新 」
5.シリーズ/記憶と残像:第5回「S.C.Beatnik」
6.「英語でギター」の近況と案内
7.今後のライブスケジュールなど
8.今週の動画(メルマガ限定動画)
9.編集後記

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1.今週の序文

「ロシアにいるモット・ザ・フープルの大ファンの一人が裕太郎の音楽とても良かったって言ってるよ。」

モーガンからライブ翌日にコメントが送られてきた。

こんなに行動が制限されるのは人生で初めてのことだけど、自宅で足掻いているうちに、その先にはあまり期待も想像もしてなかった広い景色が待っていた。

これまでアメリカやヨーロッパに住んでたことがあったわけだし、意識を広く開放していようと気をつけてきたつもりだったけれども、ロシアは勝手にちょっとこわいイメージをもったりしてた。1989年にロンドンからの帰りの飛行機がアエロフロートだったのでモスクワを経由した際に一度だけロシアを体験したけれども、なんだか薄暗くて人もムスッとしてて。冷戦とかのイメージのすり込みや思い込みがあったのだと思う。自由とかロックとはかけ離れたイメージを勝手に持って、逆にメタリカがロシアでライブやった海賊版を聴いて燃えたりしてた。

ロシアの人が僕らのライブを観てくれて僕のギタートーンが良かったとか。なんだろう、このちょっと覚醒したような刺激感は。

インターネットは世界に発信できる。そんなこととっくにわかってるつもりだったけれど、イギリスからも観てくれる人がいたり、オーストリアにいる元生徒がZoom打ち上げに参加してくれたり、というのはコロナのこの制限のおかげなのかもなぁ。

しかも出会いが極端に少なくなったこの世の中で、逆にこれまで出会うことのなかった人たちに出会える。相変わらずなんともならない生活が続いてはいるものの、未来に一筋の光のようなものが見えた一週間になった。

そもそも、いつもライブを観に来てくれる、僕の音楽を同じ時間軸で共有してくれるとても大事な人たち、生ライブが大好きでライブハウスに行きたいのに、なかなか行けなくて残念な思いをしてる人たち、そんなファミリーのみんなへ何かできることはないかと始めた配信ライブだったけれども、こんなボーナスもあるんだなぁ。

そうだ。コロナ期間のおかげで今があるね〜。と10年後の自分に言わせるんだった。
ヘコタレてる場合じゃないな。

これをもうちょっと推し進めて、みんなでちょっとワイドな気分になって楽しめるようにもなりたい。まだまだがんばろう。


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シンガー・ソング・ライターとして、大橋隆志(聖飢魔II)のソロプロジェクトのメンバーとして、木暮”shake”武彦率いる原始神母のベーシストとして、独自のブルース・ロック道を歩む扇田裕太郎の日常を発信!近況やセットリスト、新曲の歌詞などに加え、読者への限定動画や特別対談なども。SNSには書けない、より踏み込んだ表現でお届け。

扇田裕太郎のアーティスト活動情報の核、そして思いやメッセージをダイレクトにお届けする親しい距離感のnoteダイアリー。(不定期発行)

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