サウナの効能

空前の”サウナ”ブームである。かつては銭湯のオプション要素として捉えられていたが、今ではサウナ目的に人が訪れたりサウナをコンセプトにした施設が出来上がるほどだ。

私自身もサウナが大好きなのだが、何が良いのかという点を魅力を知り切れていないあなたへ語りたいと思い、キーボードを叩いてみた。

この記事では主観と客観的理論でサウナの魅力を紐解いていく。

1.サウナの正しい入り方
2.サウナのメリット
3.おすすめサウナスポット

1.サウナの正しい入り方

「サウナはただ暑いだけ」という声もよく聞く。一瞬でわかる。この人たちはまだサウナの本当の楽しみ方を知らない人だ。

サウナは、”サウナ→水風呂→外気浴”を1セットとし、正しい入り方をすれば気持ちよさを実感できるだろう。サウナ単体では苦行でしかない。

サウナは温度が約90度前後で設定されており、当然ながらとんでもなく暑い。この時、体のメカニズムとしてめちゃくちゃ熱い高温状況から身を守ろうと交感神経が優位に働き、戦闘態勢に入る。

さらに水風呂に入ると今度はとんでもなく寒いため、二度目の危機的状況から身を守ろうと再度交感神経優位に働く。

そして、二度の交感神経優位の状態から抜け出し、体感的ストレスのない外気浴のフェーズに入ると、副交感神経が優位に働き一気にリラックス状態に入る。

このリラックスした状態が完成した時、宙に浮いたような感覚になり麻薬的な気持ち良さを体感でき、俗に言う”整う”という状態に陥る。

それぞれの目安の時間としては

サウナ5~10分

水風呂 数十秒~2、3分

外気浴 5~10分

が医学的には理想とされており、整う状況を作るためにはインターバルは短いほうが良い。ただ、人によって汗のかきやすさや体力等は異なるため、自分の身の丈に合った入り方を模索するのもまたサウナを楽しむための醍醐味の一つだろう。ぜひ整ってみてほしい。

2.サウナのメリット

サウナを楽しむことで下記のようなメリットがある。

①脳疲労が取れる。

先ほどもお伝えした通りサウナ→水風呂のフェーズでは、体は危機的状況から身を守ろうと交感神経が優位な状態になっている。この反面、体を守ることに精一杯で、実は脳はめちゃくちゃサボってるのだ。働いている余裕がないといった表現が正しいだろう。強制的に脳を休ませる状況を作ることで脳疲労が取れるというメカニズムだ。

②睡眠の質向上。疲れが取れやすくなる。肌が綺麗になる。

サウナ→水風呂に入り、高温から低温に切り替わるということで血管の拡張と縮小が一気に行われる。極端な血流変化が起こることで、普段穏やかに流れていた血流がポンプのような形で加速し、体内の循環機能が最大化する。よって、体や脳の老廃物が押し出せれ、睡眠の質向上、疲れが取れやすくなる、肌が綺麗になるといったメリットが生まれる。

③メンタル安定

自律神経が整う=メンタルが安定する。自律神経とは何度もワードとして出している交感神経及び副交感神経の総称だ。自律神経が不安定だと自分の体を正常にコントロールができていない可能性が高く、メンタルが安定していない。しかし、サウナによってそのスイッチの切り替えを体に覚えさせることで、自律神経が正常化しやすくなりメンタルが安定する。ストレス社会を生きる我々にとっては三大欲求以外で自らを操れるとっておきの手段ではないだろうか。


3.おすすめサウナスポット3選

①サウナしきじ

静岡県にあるサウナーの聖地。まともに息もできないほどの薬草サウナがたまらない。

②毎日サウナ

群馬県前橋市にある男性専用サウナ施設。薪サウナを採用し、定期的な時間にアウフグースのエンターテインメントを楽しむことができる。サウナに特化しているため、桶の水風呂や整いスペースの数など充実している知る人ぞ知るオススメスポットだ。

③かるまる

東京都池袋にあるサウナ複合施設。5種類のサウナを楽しむことができ、連日満員。漫画スペースも充実しているため一日滞在することも十分可能。

いくら語ったところで伝わらないかもしれない。でも伝えたい魅力がサウナにはあります。

ぜひ体感して感想を聞かせてください。

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