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【目印を見つけるノート】81. うりずんの沖縄とヨットのこと

今日、
ガジュマルの樹を見てキジムナーがいないかと探したことを思い出します。
沖縄の梅雨はいつも、この日には明けていますが、今日は雨のようですね。

道の両脇を埋めるキョウチクトウの花の話をしてくれた人が、今はもういないことを思います。
Nさん、教えてくれてありがとう。
Nさんはもう、誰かに教えてあげることができないので、私もささやかですがここに少しだけ。

今日は、75年前に沖縄戦が終わったとされる日です。県民慰霊の日です。
この歌は今日、6月23日の歌です。
『月桃』


⚫船好きのきっかけ

おととい、止まっている船のことを書いたので、今日は動く船のお話です。

その前に船に興味を持つきっかけをふたつ。
ひとつは、ヴェルヌの『海底二万里』です。あれ、ノーチラス号は潜水艦だよって……もちろん承知しています。ただ、あの本には動力とか技術系のことが結構書いてあったように思います。それが船に転じたということです。その結果、現実の潜水艦への興味が目減りしたかもしれません。

ふたつは、母方の曾祖母が新潟で戦前そこそこの商船を持っていたこと。親戚の誰もが忘れていたこのことを発掘したのは、曾孫の私です。いや、曾祖母の名前をネットで検索したら、戦時徴用船のリストに船主として名前が出ていたのです。私は大したことをしていません。


⚫陸惚れのヨットのこと

ダイビングをしていたので、ダイビングボートには何度か乗りました。このときは船を観察している余裕はなかったです。機材のことで頭がいっぱい。初心者です。

ヨットには一度だけ、モルディブで乗ったことがあります。小さめのカタマラン(双胴型)ですね。環礁の内側で穏やかな海でしたのでのんびりと乗ることができました。現地の方が操って下さったのですが、さすが慣れていらっしゃいました。
細かい白砂の砂州まで行って、係留は砂浜に引き上げるだけという、ボートのような感じでした。でもボートより間違いなく重い。私も引き上げるの手伝いました。

カタマランしか乗ったことがないというのも、それはそれで面白いかなと。

470級のディンギー(2人乗りの、人が操るヨット)には乗りそびれたことがあります。

昔いた会社にはヨット部がありました。東京と愛知と兵庫に拠点があったと思います。
今は休眠状態なのでしょうか、サイトを見てもほとんど更新されていないです。オリンピック代表も出したことがあったのに……残念です。

蒲郡(愛知)の拠点に知人がいたのでマリーナに見に行ったことがありました。470級のディンギー(2人乗りのヨット)3~4艇で活動している、こじんまりとした拠点でした。

例のごとく私は陸で写真を撮りましたが、難しいですね。クルーとスキッパー(それぞれ役目があります)が動いている姿を撮りたいのですが、それは遠すぎて相当な望遠でも無理。知人はサービスでピースサインを送ってくれたのですけれど、ごめん、セイルでほとんど隠れちゃった。

陸にいるのは私と監督だけ。
「やってみる?」と言われましたが、装備一式用意をしていただくのも申し訳なくて。でも監督が操舵してくれるのなら、乗ってもよかったのかもしれません。ちょっと後悔しています。

ショートでも航海しなかった後悔。

練習が終わったあとクラブハウスで、メンバーの女性が東京拠点の部(江ノ島で活動)と合同合宿をしたときの話を嬉しそうにしていました。そこにはオリンピックに出た選手も来て、初心者だった彼女のモチベーションを大いに上げてくれたそうです。風を読むのが天才的にお上手とのこと、「風を読む」ということばは強く印象に残りました。

あと、アメリカズカップ(有名な外洋ヨットレース)の観戦でハワイに行ったときの話。加山雄三さんの乗られている艇とお隣さんになったこともテンションMAXで話してくれました。

楽しそうだなって、いいなって思いました。でも、本気でやろうと思ったらたくさんクリアしなければならないことがあるだろうとも思いました。

知人はかねがね、「クルーザーがほしい」と言っていましたが、そのあと部とは別で共同のクルーザーオーナーになりました。お金持ちではないけれど、ヨットに乗って海に出ることをとても楽しんでいました。アドヴァンスダイバーでしたので船底メンテナンスがお得意だとのこと。
今はどうしているのかな。

その他に釣り船(酔いました)や観光船など種々乗りましたが、船は似ているようで違います。だんだん仕組みとか構造に興味が出てきたところです。
たまに『KAJI』(ヨットの専門誌)を眺めています。

ずっとずっと前の、忘れるほど前のことです。
砂浜を貝殻探しで歩いているときに、海にいるヨットが並走していたことがありました。もうセイルを下ろしているので、マリーナに帰るところだったのでしょう。面白いぐらい並走、いいえ、並歩でした。

一緒に歩いている感じです。

私はたまにヨットを見て、「あんなに岸近くに寄ったら、座礁しないのかな」とハラハラしていました。あの海の地形はたぶん複雑ですから(岩を見れば分かります)。ダイビングをしているとそういうことだけは予想します。
ドロップオフがあるのかな。

もし、あのヨットに恋人が乗っていたりしたら、靴を脱いで、スカートも脱いで泳いでいくのかなと想像しました。
でも、そういうことはないですし、もう冬でした。泳ぐのは命に関わります。

そんなとりとめのない妄想をしながら、
「いつかは自分でセイルを操ってみたいな」とつぶやいて帰途についたのでした。

陸惚れのお話でした。


⚫お籠りクラフトとばら

アクセサリーの4回目のまとめを何とか終わりました(『ハンドメイドアクセサリーのギャラリー4ー1~2』)。
イヤリングに曲名由来の名付けをするのは思いつきですが、意外と手こずりました。合ってないものもありますが、ご愛嬌ということで。

今日はべっこう柄のアクリルパーツをメインにしたイヤリングです。べっこうってなぜかギターを思い出します。ピックもね、アーニーボールのべっこう柄のMediumが好きでした。それかFenderの白に緑の文字が入ったもの。
今度楽器屋さんを覗きに行こうかな。

ばらに水をやりましょう。


それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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