見出し画像

多い「ヒトがまだ出合ったことのないサカナ」

川崎洋(詩)湊雅博(写真)『海』(沖積舎、1987)の魚。数字はページ
「ドビュッシーは
ぼく自身の午後への潜水漁区」28
フルートがあればカモメが、シーラカンスの空気になれるだろう気体。灰色のアオサギ
「魚が作った鳥の巣 のそばに
鳥が編んだ魚の巣」28・29
始祖鳥を、絵の具で、水のように描くだろう電気ウナギ(ひかり)
「水面に
魚を数尾跳ねさせてみせた」32
鯉・それから、エイ
「二億五千万年続いたものの 五千万年前にすでに絶滅したとされていたシーラカンスが発見されたのは一九三八年である」74
カンガルー版画カンガルー(あのとき指揮者の名前、版画の人の名前を思い出した思い出していた。暗い絵)
「生きている化石といわれるシーラカンスは 海岸から見える海の中の たかだか七〇メートルのところを泳いでいたということになる」75
ペンギンうまい
「海にはヒトがまだ出合ったことのないサカナがたくさんいて その種類は既知のそれの二倍にのぼると推定されている」76
リュウグウノツカイを撮影していると、ミツクリザメの後ろにたくさん豆腐とコンニャクのような四角い並んでいるアコーディオン。な

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?