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そのネット広告はいったい誰に向けたものなのか?

そのネット広告はいったい誰に向けたものなのか?

先日、あるウェブサービスの会社の人と話をしていて「情報にお金を気軽に払ってくれるのは誰か」という話題になりました。その人が断言するように言ったのは「情報リテラシーの高い人は、ウェブの情報やコンテンツにあまりお金を払ってくれないんです」。逆にリテラシーの低い人ほど、じゃんじゃんカネを投げ込んでくれるのだとか。

明確なエビデンスのある事実でもないようなので「話半分だなあ」とは思ったのですが、なるほど

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2日足らずで7000万登録突破。怒濤のThreadsブーム、現時点での印象振り返りメモ

2日足らずで7000万登録突破。怒濤のThreadsブーム、現時点での印象振り返りメモ

とりあえずThreadsのリリースから1日半が経ち、色々考えるところがあるのですが、現時点のまとめはYahooの記事にまとめたので、サービス自体に対する印象メモ。

・文字通りインスタ版ツイッターという印象
・いいねの数も非表示にできるし、リポスト数も不明というのが印象的
・ユーザー数が急増してもまったく落ちないのは流石。
・動画の投稿が妙に綺麗な印象があるので、動画投稿が楽しい
・おすすめが出て

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オープンなウェブ世界とジェネレーティブAIの終わりなき戦いが始まる

オープンなウェブ世界とジェネレーティブAIの終わりなき戦いが始まる

対話型AIのChatGPTが、ついに日本でもスマホで利用できるようになりました。まずはiPhone版だけですが、近いうちにAndroid版もリリースされそうです。

インストールして使ってみると、ウェブ版と同じように有料プランであれば最新のLLM(大規模言語モデル)であるGPT-4が利用できます。

音声入力できるChatGPTアプリは一気に普及するかそしてもうひとつ大きなポイントは、OpenAI

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ツイッターはSNSなのか、それともメディアなのか問題

ツイッターはSNSなのか、それともメディアなのか問題

ツイッター社を買収したイーロン・マスクが、さまざまなコンテンツやサービスなどを売買できる決済機能をツイッターに導入する方針を明らかにしています。

SNSにあらゆる生活関連サービスや決済を紐づける方向は「スーパーアプリ」と呼ばれ、中国のテンセントが手がけるWeChatがこれで成功したのは有名な話です。しかし現実にこれを実現させるのはけっこう難しいようで、他の国ではどこも成功していません。日本でもL

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メタバースは「他者から見られている」という承認を実感できる 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.704

メタバースは「他者から見られている」という承認を実感できる 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.704

特集 メタバースは「他者から見られている」という承認を実感できる〜〜メタバースは人間社会の何を変えるのか(4)メタバースと自動運転という二つのテクノロジーの登場は、「移動」というものの意味を根底からひっくり返す。いよいよ最終回です。

前回の最後でも触れましたが、グーグルなどがとりくんでいるスマートシティが最近よく話題になっていますね。トヨタが富士山麓に建設している「ウーブンシティ」もそのひとつ。

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ツイッターは、イーロン・マスク効果で、新たな成長を目指すことができるか

ツイッターは、イーロン・マスク効果で、新たな成長を目指すことができるか

イーロン・マスク氏がツイッターの取締役に就任したというニュースが、世界中で大きな話題になっています

なにしろ、イーロン・マスク氏はテスラやスペースXのCEOでもあり、個人資産が27兆円とも言われる世界一の資産家でもあり、ツイッターのフォロワー数は8000万人を超える真のインフルエンサーでもあります。

当然、ツイッターの今後に大きな影響があることが期待されるわけです。

ただ、今回のイーロン・マ

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【LINEとYahoo!の経営統合と、楽天とメルカリと、この先のこと】

【LINEとYahoo!の経営統合と、楽天とメルカリと、この先のこと】

 まだしっかり情報を精査していないので、中間報告程度のコメントとしてご理解のほどを。

 LINEとYahoo!が経営統合したとで、最も注目したいのはYahoo!が若年層にリーチが効くようになった点である。日経MJが先日行ったネットライフ1万人調査によると、LINEは全世代で4割以上の利用者があり、老若男女に利用されているSNS。LINEペイの利用者年齢層を見れば、10代後半で58.9%、20代で

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日本企業のソーシャルメディア活用は、森美術館の「シェアする美術」に学ぶべき

日本企業のソーシャルメディア活用は、森美術館の「シェアする美術」に学ぶべき

これは美術館の本ではあるんですが、ソーシャルメディア担当者の人にメッチャお薦めの本です。

タイトルだけ見ると、自分には美術関係ないからな、とか思いがちかなと思うんですが。
個人的には昨年のカメ止め現象と並んで、この森美術館のSNS活用アプローチは、企業のソーシャルメディア活用に関わる人は学ぶべき必須のネタと思います。

なにしろ実績が凄いです。
2018年美術展覧会来場者数のトップ1位と2位を独

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SNSの時代に本を書くということ・・・新書「ヒトラーの時代」に思う

中央公論新社から新書『物語オーストリアの歴史』を上梓してからほぼ一ヶ月半が経過した。私にとって四冊目の単著であるが、今回の本は、オーストリアの歴史を、各州の地方史の視野に降り立ちながら、通史としてもある程度フォローできるようにという大変高いハードルを課されたという意味で、これまでのように、自分の専門領域のストライクゾーンの範囲内で構想し、執筆するパターンとは全く違った作業だった。そして、ウィーン文

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SNSの店舗紹介は、まるでキャッチコピーのようだ。

背伸びして専門用語を駆使したらニセ医者みたいだし。

ご自分のお悩みはよく勉強なさっているお客様との会話には、「慢性痛」「不定愁訴」はしばしば登場します。しかし医療現場では、これらの言葉は重みが違う気もする。

カッコつけ過ぎてもさむいけど、誠実さはアピールしたい。なにより商売として、集客も重要。

客観的なアドバイス、ツッコミどころを見つけて、ぜひご教授ください。

ツイッター: https:/

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「超」メモ帳:最簡略版テンプレート

「超」メモ帳:最簡略版テンプレート

 「超」メモ帳は、さまざまなアイディアやデータなどを、いくらでも書き込み、必要な時に瞬時に引き出せるメモ帳です。    
 きわめて強力ですが、決して難しいものではありません。

 下記の「ダウンロード」という緑のマークを押して、ワードファイルをダウンロードしてください。それをコピーしてあなたのGoogleドキュメントに貼り付けると、あなたの「超」メモ帳ができあがります。

 これは、最簡略バージ

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ツイッターには、問題もいろいろあるかもしれないけれど、やっぱりユニークで凄いことがおきるサービスだと思う

ツイッターには、問題もいろいろあるかもしれないけれど、やっぱりユニークで凄いことがおきるサービスだと思う

ここ最近、ツイッターをやめるという投稿が話題になっているのを見ることが増えた気がします。

一番話題になったのはこちらの戸田さんの記事でしょう。

スキが3400とかついてますからね。
過去のnoteの歴史のなかでもトップ10にはいる勢いみたいです。

この戸田さんは過去にも「SNSで死なないで」という記事が非常に大きな話題になった方でもあるようなので、インパクトも一段と大きいと言うことかもしれま

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YouTube上で編集された名盤

昼下がりの神戸旧居留地でエスプレッソを飲みながらiPhoneを触っていると、定期的にチェックしている『Newsweek』の、「WHINY BABY BOOMERS SAY THE GOLDEN AGE OF ROCK AND ROLL IS OVER. HERE'S WHY THEY'RE WRONG.」なる記事が目に留まった。

ウソです。雑居ビルで仕事中、『ニューズウィーク日本版』で読みました

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