パーソナルトレーナーの今後

2021年になりましたね。
昨年はコロナが大暴れしましたが、今年も暴れ続けそうです。。

コロナによって様々なモノが自粛に追い込まれていますが、「ジム」もその1つ。
家トレを始めた方も多いと思います。
僕自身も26kgのダンベルセットを購入しました。(3回くらいしか使ってない)

「ジム」で仕事をすることがメインのパーソナルトレーナー。
コロナ間の前からオンラインでのレッスンはありましたが、やはり直接指導を出来るのであれば、直接指導をしたいですよね。
オンラインだけでは伝えれない細かい所や感覚的な所は、直接会って指導することで、伝えれることも多いと思います。

しかし、ジムで物理的に会うことが難しくなってきた今、今後のパーソナルトレーナーの「働き方」について考えていく必要がありそうです。
今回はそこについて、とことん考えていきましょう。


目次
■会社員のメリット・デメリット
■フリーランスのメリット・デメリット
■これからのパーソナルトレーナー



■会社員のメリット・デメリット

これまでは、パーソナルトレーナーとしてジムでの指導・ライン等でのオンラインでの指導がメインでした。
元々は会社員としてパーソナルジムのトレーナーとして勤務していました。
2年程そこの会社にお世話になり、その後独立をし、現在はフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動しています。

18歳の頃から「個人で稼げるパーソナルトレーナーになるぞ!」と思い描いていたので、1つの夢が叶いました。
全トレーナーの内、80%は会社員、20%は完全フリーランスで働いているイメージです。

会社員・フリーランスで働くことでお互いにメリット・デメリットがあります。

僕が考える会社で働くことの一番のメリットは、会社が営業をしてくれることです。
指導の他に、事務作業・ミーティング・掃除等々業務はありますが、フリーランスで活動するよりは、圧倒的に指導に専念することが出来ます。

僕自身も会社員時代、沢山のお客様と出会い、多くのセッションを担当しました。
そこで多くのことを学ぶことが出来ました。

次にデメリットについて考えてみましょう。
会社員として働くことのデメリットを、フリーランスになった今、改めて考えているのですが、見当たらない。。笑

フリーランスになることで「自由」を手に入れることが出来るのかもしれませんが、それは「仕事を生み出す自由」を手に入れるのであって、「好きな仕事を好きなだけ出来るようになる」ことです。
フリーランスは、自分の人生を自分で背負わなければいけないのです。
何をするにしても自分の責任になりますから、もうね、やるしかないんですよ。

その点、会社員でいることで様々な責任を肩代わりしてくれるので、その点は安心ポイントですよね。

強いて言えば、セッションの内容や時間を会社側が決めること、勤務先を選びにくいこと、指導料の60~80%くらいを中抜きされること。
があるかなと思います。

勤務先を選べない(理想の場所にジムがない)
中抜き(ジムによっては、フリーランスでも中抜きされる)
の2つはフリーランスでも起こることを考えると、そこまでのデメリットでもないのかなとも思います。

ここに関しては、個人の好みですよね。
どの業種にも言えることだと思います。(トレーナー職意外で就職したことがないので、詳しいことは分かりません。。)

会社で、安心を取りつつ、自分の仕事に集中するか。
個人で、不安定な中、仕事を生み出していくか。
会社員マインドではなく、社会人マインドで、会社を上手く利用するマインドでいることがトレーナーでもおすすめです!


■フリーランスのメリット・デメリット

次にフリーランスとしての活動についてです。

フリーランスとして活動することのメリットは、指導場所・1セッションの時間、値段、内容を自分自身が決めることが出来るようになることです。

これが一番のメリットです。
お客様に対して、自分が出来うる最大のサービスを提供出来ます。

パーソナルジムの場合だと、1回の時間が50分に設定されていることが多いと思います。
かつ、短期間で結果を出すことが求められているので、1回50分の計16回で結果を取りにいきます。

これ自体は無理なものではないですが、結果が出てもその後のリバウンドが心配ですよね。。
高額な値段設定をしているので、やる気があっても継続出来ない。
一人でのトレーニングのやり方も分からない。。(やり方が分かっていても、モチベーションが続かない。)
等々があるので、16回のトレーニングのコース期間は頑張るけど、その後はトレーニングを継続出来ず、リバウンドに成功してしまうケースが多くありました。

トレーニングを継続したくても値段の面で継続することが難しい。なんてもったいないじゃないですか!

そこを自分の采配次第で設定することが出来、お客様もトレーニングを続けることが出来、自分も仕事に繋げることが出来ることがメリットですね。

また、サービス内容も自分自身で決めることが出来ます、
お客様の多くは、肉体改造のためにトレーニングや食事管理をしていきますが、それ以外にも、ストレッチやマッサージで身体のケアをすることも、身体をより良くしていくには必要なことです。
このことに気付いた僕は、ストレッチやマッサージも提供出来るように、勉強と実践を始めました。

サービス内容をお客様の状態によって臨機応変に対応出来ることは、凄い良いことです。
ここら辺の臨機応変な対応は、会社だと行いにくいことが多いです。。


フリーランスのデメリットとしては、「焦燥感」に駆られ過ぎることです。

とにかく「焦燥感」。笑
コロナで仕事が減ったトレーナーも多いと聞きますが、例に漏れず僕もその一人。

最初の緊急事態宣言の時なんかは、筋トレガチ勢以外の方々は、筋トレしている場合ではないよ!!
となりますよね。

そこから急速に「オンラインでのパーソナルトレーニング」が利用され始めました。
お客様からの要望もあり、僕もオンライン指導を開始した時期でもありました。

ライン等で食事管理・トレーニングプログラムの管理は行っていたのですが、ビデオを利用しての指導は始めてだったので、手探り状態でスタートしました。

実際に行ってみると、良い面も多く、需要もあるということで、コロナ以降、オンラインでの指導にも力を入れています。

と、こんな感じで常に試行錯誤を繰り返し。前に進んでいくことがフリーランスでは大切です。

基本、焦燥感と共にいるので、何か変化していかないと焦りに焦ります。笑
躁鬱病みたいなものです。

そして、トレーナーとしてフリーランスで活動していくには、既存のお客様に最高のサービスを提供すると共に、新規のお客様獲得のために営業していくことも大切です。

トレーナーの営業方法は、snsやセミナー等を利用したものが多くありますが、僕が最強だと考える営業方法は、「口コミ」です。

実際に体験してみたいけど不安。
トレーナーとの相性が心配。
本当に結果が出るのか疑問。
等々の新規のお客様が抱える問題をクリアにしてくれるのが、既存のお客様です。

既存のお客様が紹介してくれることが、何よりも確信的な営業方法だと思います。

そのためには、お客様に自分が出来る最大限のサービスを提供する。
という「原点にして、頂点。」を極めることが大切です。


フリーランスとして活動していくことは、生半可な気持ちでは出来ないと思います。
自分が持ちうる全てのリソースを利用しつつ、社会に貢献していくことで、自分の価値を上げていくことに繋がります。

焦燥感と仲良くなり、常に向上心を持ち、思考と行動と挑戦を繰り返すことで、自身の成長にも繋がります。
(マルチ商法の勧誘みたいな台詞になりました。)


■これからのパーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーとしての活動の仕方として、会社員とフリーランスを紹介しました。
今後、パンデミックの影響で世界が大きく変わっていく中で、パーソナルトレーナーのこれからはどうなるのか、僕自身のこれからと合わせながら考察していこうと思います。

1.オンライントレーニングの普及
家トレをする方が増えてきました。
今までジムでトレーニングしていた方が、家トレに切り替えるだけでなく、リモートワークに伴う運動不足解消のために、トレーニングを始めた方も多い印象です。
ここ最近は、街中でランニングをしている方を多く見かけます。これも、リモートワークによる運動不足解消・ストレス発散の方法として、運動が採用されているのではないでしょうか。

単純にストレス発散の場合はであれば、自然と継続出来ると思います。しかし、ジムから切り替えた方々は、モチベーションを維持できなくなり、家トレを継続することが難しくなることが予想されます。

そこで、「オンライントレーニング」を利用して頂くことで、パーソナルトレーナーの需要が出てくるはずです。

実際に、「ココナラ」「ゼヒトモ」「モッシュ」等のサイトでは、オンラインのサービスの価値が上がっています。

今までは、対面で行うことが当たり前とされていたことも、zoom等を使うことでオンラインでのやりとりを行うことが可能となり、、家でオンラインでサービスを提供する・受ける時代にシフトしていくのではないでしょうか。

パーソナルトレーナーも、その波に乗っていこう!


2.アプリ開発
僕が一番興味のあることです。運動やヘルスケアのためのアプリが、今後増えてくるのではないかと予想しています。
(僕自身も作ってみたい。。)

人口知能の発達により、トレーニングプログラムや食事管理等をアプリ1つで出来るようなものです。
実際にそのようなアプリが多く存在していますが、今のところは微妙ですね。。

ゴールを肉体改造と健康的な習慣の獲得とした時に、そのツールとして「運動」「食事管理」があると僕は考えます。

そのツールを正しく、自分に合ったやり方で継続していくためには、方法論だけでなる、コーチング等のスキルが必要になってきます。

人口知能がコーチング出来るようになったら、世界が終わりのような気もしますが、そこまで対応出来るアプリを開発することが出来れば、より多くの人が、運動や食事管理を通して、より良い生活を手に入れることが出来るのではないでしょうか。

アプリには、期待大です。
筋トレアプリ開発に興味ある方は、ご連絡下さい。
共に、世界制服しましょう。


3.意外なニーズ
オンラインでの指導だけでなく、オフラインでの指導も変わらずに、需要のあるものだとおもい。

特に需要があるのは、「高齢者」ではないでしょうか。

4人に1人が65歳以上になると言われている中で、この世代に対してのトレーニング指導や普及というのは、必要だと強く感じます。
僕の地元の盛岡でも、高齢者が多く、また車社会の弊害として運動不足が蔓延しています。(毒ガスみたいに言うな)

また、孤独高齢者も少なくなく、コミュニティの不足もあるのではないでしょうか。

コミュニティを作ることが出来、かつ健康になることが出来るという点で、田舎に地域密着型のジムを作りたいなと考えています。

おじいさん・おばあさんに元気になってもらうために、場所と運動と居場所を作って上げることに、大きな可能性を感じています。


4.パーソナルジムの乱立と価格低下
オンラインでの需要はあるものの、やはりオフラインでのパーソナルトレーニングにも価値があります。

都内を中心に、「月額制で通い放題」のパーソナルジムも増えてきました。
通い放題で、しかもパーソナルトレーニングもついている!
ということで、需要はありそうです。

相場としては、月額3万~6万のジムが多いです。

今後はこのスタイルは主流になりそうですね。サブスク系。

それとともに、価格の低下もあげられます。

今までは1回いくら、という形式で行うことが多かったパーソナルトレーニングですが、通い放題になることで、1回あたりの価値は落ちるのかなと思います。
通い放題とはいえ、毎日トレーニングするような強者はレアだと思うので、月4~8回通う人が多いのではないでしょうか。

1回単価の価値が決まらなくなるということは、会社員トレーナーにとっては、良いことではないような。。
今後は、パーソナルジムでの対応本数✖️1回セッションフィーの計算が適応されなくなると思うので、忙しいわりには、給料少ない。。
みたいなことも起こりそうですね。。

ちなみに、月額制を採用しているフリーランスの方は少ないですね。

僕が経営者なら、コースの1つとして月額制を採用すると思う。。


5.本物が生き残る
「原点にして、頂点。」



いかがだったでしょうか。

コロナの影響でパーソナルトレーナーの働き方にも、大きな影響が出ていますよね。
こんな世界でも生き残っていくには、自分で考え、行動し、反省出来る人なのではないでしょうか。

本物になりましょう。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?