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自分だけの一冊に出会いたい。

『書楼弔堂 破曉』京極夏彦 読了。

去年かな?図書館で借りて読んで、2回目です。
買いました"((∩´︶`∩))"*♬೨̣̥

明治20年代の半ば、元僧侶が営む古本屋「書楼弔堂」に、無為に過ごしていた元旗本の高遠が行くところから始まるお話です。
百鬼夜行シリーズから妖怪と殺人事件を引いた感じですかね。

各話ごとにお客さんが来て、店主と話していく中で気持ちが晴れていく…ような、一応、1話読み切りです。
そのお客さんが月岡芳年とか、泉鏡花とか、実在の人物たちです。
お客さんではないけど、勝海舟もちょこちょこ出てきます。

なので、私の中では 『ヒトごろし』とセットです。

そして、忘れていたのですが、百鬼夜行シリーズの中禅寺のおじいちゃんと、巷説百物語シリーズの矢作剣之進と山岡百介が出てました。
あちこちで書いてますが、巷説百物語の続き、ずっと待ってます。

たぶん疲れて、自分がどうしたいのかゴールを見失っていたのですが、

「道は、外れさえしなければいいのです。間違うことはございません。道は凡て繋がっているものなのです。行き先さえ定まっているならばどの道を行くのも同じこと。いつかは着く。行き先がなくとも、必ず何処かには着きましょう」

という店主の言葉で「ありがとうございます!( ;꒳​; )」と、なりました。
巌谷小波と一緒に救われました。

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