うまくいかない方が、人は優しくなれる。

エッセイというものを書いてみるのはとてもドキドキするし照れくささもある、けど、楽しい。

昨日の記事に反応くれた方、ありがとうございます。
とても嬉しい。あなたのおかげで書く気持ちが湧く。

引き続き、心のままに筆を走らせて見ようと思う。
(実際は指を動かしているだけだが、どうしてか“筆を走らせる”という表現をチョイスしたくなる。どういう動機のかっこつけなのかは自分でもわからない)


▼4月4日。

「突如訪れた激変の時代をどう生きるか?」という“問い”について、まだ正しい答えが出ている人は少ないと思うし、僕も別に明確な答えなんか出ていない。
でも、不思議と自宅待機なこの状況でもPCとiPhoneがあるおかげで仕事や可処分時間の充実は事足りており、今までの生活の変化を意外と図太くも受け入れている自分に気づく。

とはいえ、この生活が続くとなるとさすがに悲鳴をあげるだろうから、今のうちにいろいろなことを吸収しておきたい。
「とはいえ何から始めて良いものか……。」「3日坊主になってしまわないか……。」「今更始めても遅いのではないか?」

かくも“やらない理由”を見つけるのには苦労しないものか。
天から降るように閃く言語がこんなにネガティブなものだと悲しい。

せっかくならポジティブな理由が良い。
「やる理由」探しができるようになりたいと思う今日この頃。
でもそんなものは理屈じゃなく感覚に委ねれば良いと思う。感覚は理屈を超えていく。そう信じているし、そうでありたい。

今日はすんごくどうでも良い「最近ハマりそうなもの」の話しをしてから、先月から始めた“あること”について綴ってみようと思う。


▼「最近ハマりそうなもの」

みなさんは普段、よく「ハマる」タイプだろうか。
僕はとても「ハマり」やすく、20代前半の頃「ZOOKEEPER(ズーキーパー)」というゲームにはまったことがあった。動物の顔を揃えてクリアする類のものだ。その時は睡眠時間を削って毎晩ゲームをプレイしていた。
スマホでプレイできるようになった時代だったから、移動中もプレイできる。今まで台本を読む時間を全てズーキーパーにつぎ込む。おかげで頭の中は動物の顔まみれになり、稽古中ダメ出しをする演出家と周りの役者が動物の顔に見えてきて「あ、ココとココをずらせば揃う……」という思考に行き着いたことがあった。当然、稽古後にアプリは消去した。

自分がハマりやすいことを知っているので普段はゲームもしないしアニメもみないし、ギャンブルもしない。どれも始めたらやめられなさそうで怖いからだ。あれだけ多くの人がはまっているんだから、自分も絶対に抜けられなくなる。賭けても良い。

スーパーなんかとても危険だ。
『新商品』『新味覚』『新フレーバー』なんてついている商品をみつけたら、新しいもの好きの性分として間違いなく試してみたくなる。
それが美味しかったらもうおしまい。そこからぬけだすことは不可能だ。おかげで最近は1日2本のペースでWILKINSONのPEEL LIMEを購入している。

画像1

(こちらが新商品のPEEL LIME。ちなみに僕はAsahiさんとなんの繋がりも取引もない。シンプルにウィルキンソンのファン。いつも美味しい炭酸をありがとうございます。)

(あと、添付した画像が思ったより大きくて驚いている。)

あれ、なんの話しだっけ?
あぁ、ハマると抜け出せないって話しだ。そう。
なので、前述の「やらない理由」を見つけてなんとかかんとか回避している。時に理屈も役に立つ。これはきっと、感覚に理屈を越させてはいけないパターンだ。


そんなハマり性のある僕が最近始めたことについて話したい。


▼新しいことを始める時の“壁”。

先月(3月4日)にSHOWROOM(以下、SR)での配信を始めた。
きっかけは、その日に開催予定だったイベント(オフライン)が中止になったことだった。
僕はそれまでSRをまともに見たこともなかったし、やろうと思ったことも全くなかった。SRの印象は若い女の子たちが活躍する投げ銭アプリで、まさか31歳既婚者の男性(中肉中背)が入るべき場所じゃないと思っていた。

でも知り合いの勧めで「向いてると思うからとりあえずやってみたら?」と言われ、一念発起し始めてみた。(おぶきょは人の勧めに意外と弱い)。

とはいえ、始めたては意味が全くわからない。聞いたことのない言葉で錯乱してくる。
「捨て星」「アバイベ」「3周とカウント」などなど……。
ここでは説明は割愛するが、『配信する』だけだと思っていたのにいろんなことを覚えなきゃいけないのか。
でも、めげずに色んな人にアドバイスをもらいながらやってみた。
配信をしながらアドバイスをもらったり、メッセージでアドバイスをもらったり。知らない自分を晒すのは昔なら多少の恥じらいはあったけど、今はほとんど感じない。いや、嘘ついた。恥ずかしい。やっぱり間違いを私的された時は恥ずかしい。でも昔よりも受け入れる速度が格段に上がった。自分なりの成長かもしれない。
新しいことを始める時の“壁”は(自分が知らない)情報だと感じた。どんなものも最初は知らないで溢れている。それを1つ1つクリアしていくしかない。「知らない」「わからないしなんか危険そう」「怖そう」という気持ちが“壁”を越えられない要因なのかもしれないと感じた。


情報ってやっぱり大事だなと再認識。

そういった方の支えもあって、気づけば昨日で30日間連続配信をしていた。
来客者(という言い方があってるかわからない)はまだまだ少ないが、それでもそこでコミュニケーションをとれる人たちが少しずつ、本当に少しずつ増えていて、僕はそれなりに幸せを感じている。


【知る】ことはエネルギーがいるし、【聞く】ことは勇気がいる。

“聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥”


昔の人はよく言ったものだ。


▼うまくいかない方が、人は優しくなれる。

そんなこんなで、最近SRの配信にハマりつつある。
ひたすらに好き勝手ラップを歌うカラオケ配信も楽しい。(聴いている方もきっと楽しんでいる。はず)

こうやって家にいるとコミュニケーションをとる機会も減っていく。
その中で自分1人で得る情報には限りがあって、色んな人と会話していると、自分が知り得ない情報に触れる機会に巡り会う。最高な気分。

SRのコメントだったり、Zoomの会話だったり、LINEだったり、日々色んな情報をもらうことで、自分以外の人も各所で闘っているんだと勇気をもらえる。そしてその全てに「優しさ」を感じる。人肌がある。オンラインでも感じられる優しさにたくさん触れている。

ともすれば、自分だけがうまくいっている時よりも充実感がある。
全員で知恵を共有しあって、何かを乗り越えようとしている。
時代を前に進めようとしている。

この「うまくいかない」時代だからこそ人は優しくなれているのかもしれない。


少なくとも僕は、そんな気がしている。


(全然関係ないけど、リンク貼ります。)
(昨年上演した旗揚げ公演「他の6人」無料公開中。あと3日したら観れなくなるので、よかったらみてね)


ついでにもう1つ。僕の好きな映画『はじまりのうた』の中で一番好きな曲
「Tell Me If You Wanna Go Home」を貼っておきます。


いろんな人とお話ししたくなるね。


みなさんの好きな映画は何ですか?


この記事を読んでいるあなたと、
オフラインでもオンラインでも良いので、いつかお話しできたら嬉しいです。

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエイターの活動費に使わせていただきます!