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過ぎてから考える台風対策(準備〜避難所〜通過後まで)

100年に1度規模の台風が来ていますin東京。うちは賃貸でRC造の雑居ビルの3階をワンフロア占有で借りていて、僕の母のすむ都心の実家は木造2階建で築年数古め。どう考えてもうちのが安全なので、実母をうちに呼んで泊まってもらっています。

災害対策なんて地震だけで十分じゃない?そう思って、地震対策しかしていなかったのですが、今回台風対策を数日前からしていて地震対策だけじゃダメじゃん...と改めて意識がちょっと変りました。

これが公開される日曜日にはもう台風は都心を通過した後なので、どんな被害や困ったことが起きたのか、はたまた何事もなく無事に過ごせたのかは今はわかりません。

でも書いている朝9時の時点でまぁまぁの本降りで風も強くなって来ているし、上陸は夜9時頃とか言われているので、どうなっているやら.....


そんなわけで、もうスーパーも軒並み本日臨時閉店で今から何かを揃えるのは無理なんだけれど、今まさに揃えておけばよかった...というモノを紹介しておきます。(一部は間に合って手元にある)


1.モバイルバッテリー

うちはこれ、2台入れてます。通常時はコンセントに刺してコンセントをUSBプラグに変換する機能があり、停電時は5000mAhのモバイルバッテリーになります。

5000mAh=0.5Ahで、つまり0.5Aを1時間流せるってことです。

スマホ1台が大体バッテリー容量2000mAh〜3000mAhなので、まぁスマホを2回フル充電できるレベル。1人1台こいつがあれば、とりあえずの急場の数日はしのげます。



2.モバイルバッテリー(予備)

こっちはガチの24800mAh。タブレットにスマホ数台を充電できます。旅行先とかでも役に立つと思う。ただし満充電には12時間くらいかかるので、事前に準備しておかないと役に立たない。

給電能力は5Vなので、ぶっちゃけMacBookProとかを給電しながら動かすには非力。。。


3.バッテリーUSB変換ユニット

うちは仕事の関係で工具用のMakitaの18Vバッテリーがゴロゴロあります。それを繋げるとUSB給電できるユニット。なんせ業務用なので頑丈だし、安心のMakita純正品。これは買っておけばよかったよ...台風過ぎたらコレ買うんだ...


4.ヒューナスドルフの燃料タンク

今回、非常用の持出袋をいろいろ漁っていて、水のポリタンクが劣化でダメになってまして...コレはまずいので交換品を探し中。ヒューナスドルフのタンクは見た目がめっちゃ好みなんだけれど、燃料用なんですよ。飲料水じゃダメで、トイレ流したりの作業用水を入れるなら使えるかな。


5.ウォータータンク

まぁ、結局こういうのになりますよね。壊れづらいし。折りたたみのを非常用持出袋に入れてたんですけど、経年劣化なのか娘たちが遊んだのか小さな穴が空いてまして、水ってちいさな穴が空いてるだけでも漏れますからね。次は頑丈なの買っておこう。


他にも窓に飛散防止フィルムとかも貼っておきたいところなんですけど、賃貸なので勝手に貼って窓ガラスが熱割れでもしたら厄介なので自粛。。。

せいぜいカーテン引いておく、くらいでしょうか。あとは万が一に備えてベニヤやらダンボールやらで補強するか塞ぐか。

その他の非常食とかもろもろは上記のでまとめたので、そっち読んでくださいね。意外と非常用トイレとか、ウェットティッシュとかは役立つと思う。

とりあえず、考え方の基本としてはインフラが止まる&家屋損壊&流通ストップを前提に予想すればいいはず。

インフラ止まる→水、電気、ガスが使用不能。もちろんトイレの水も流せないし、蛇口ひねっても水は出ない。

家屋損壊→窓ガラス割れたり、エレベーター止まったり、屋根吹っ飛んだり。補強でいければ補強材料があればいけるけど、場合によっては避難のがいい。

流通ストップ→食料はもちろん薬からオムツや生理用品、ティッシュやトイレットペーパーなどの生活必需品も入手困難に...。台風とかなら事前に備えられるよね。


( 大前提のやっておくことを追記します。 )

1.ハザードマップの確認

これはマストです。今回、台風接近ギリギリの状態になってからハザードマップを見ようとして、行政サーバーが重くてつながらない!とますます不安になっている人が多かったです。ハッキリ言って行動が遅すぎます。

ハザードマップの本来の役割は「防災と減災」です。平常時に見てください。洪水・土砂災害・津波などの水の災害はこれでほぼカバーできます。

他にも、もしも災害発生時で繋がらない場合は、有志の方が見られるようにしてくれているものもあります。

あとは「木造住宅密集地域」や「細い路地ばかりで消防の初期対応が難しい地域」も火災時の危険地帯です。事前にある程度把握しておけば避けられることなので、このタイミングで住んでいる地域やお勤め先の地域のハザードマップを確認・必要ならダウンロードするなりプリントアウトするなりしておきましょう。

ただ、浸水の心配もなく自宅が頑丈で食料もあり病人や幼児もいなければ自宅待機もアリです。ヤバいのは浸水で、こればっかりは避難した方がいいです。震災の時も今回も津波や洪水や土砂崩れなど、水害or火災による致死率が高いです。


2.地域の避難場所の確認

これもやっておいた方がいいです。お住いの地域の避難場所を確認しておきましょう。今回は台風で事前に備えられましたが、勤務中の地震であれば家族がバラバラのまま各自避難する可能性もあります。

「〇〇市 避難」などで検索すれば、役所の防災情報にアクセスできるはずです。広域避難場所と一時避難場所とありますが、安全なルートでどう向かうかも含めて見ておきましょう。


3.防災品は日頃から使っておく

これは今回思い知ったのですが、防災用品を災害にあっている時に慌てて出して使えませんでした!だとシャレになりません。ランタンはもちろん、非常食の消費期限、ウォータータンクの水漏れ、雨具の劣化、バッテリーの劣化や充電不良などなど。

そうならないために、日頃から防災用品自体を日常的に使ってメンテナンスするのが正解だと痛感しました。アウトドア用品とかはこういう時に強いですね。電動工具のバッテリー+LEDワークライトも心強かったです。



過ぎてから思うけれど、台風はまだ接近が予測できるし、くるまで3-4日は猶予あるから地震よりもだいぶマシだなって今の時点では思ってます。

ホント、何事もないまま日曜日を迎えられていることを祈ります。。。

自然災害は恐ろしいですね...
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オマケのある時はたまにオマケ予告も出ます。」


ー 避難所編 ー

避難所へ行った方々が、これあったら良かったをツイートしていたので追記。

暇、床が固くてリラックスできない、アイマスクや耳栓とか持ってくれば...はチラホラ見かけました。

あとは子連れだと、子供の気を紛らわすものは必要かも。こういう時なので、次に備えて生の意見をいろいろ見ておくのは無駄にならないと思います。

この方の「ロールのプチプチシートを持っていく」は使えます。軽いし防水だし敷いてよし、羽織ってよし。あとはマスクも必須ですね。

非常食にナッツというのも良い。これは登山の携行食だと基本ですね。ハイカロリーで栄養価が高く保存性も高い。あとは甘いものが平気なら「えいようかん」という非常食用ようかんが優秀です。

いずれにしても、避難所ってぶっちゃけ先着順なので、避難判断が遅くなるほど受入人数オーバーで入れない可能性が高くなります。幼児やご老人が一緒であればなおさら早めの避難判断が大事です。


ー 台風通過前 ー

台風が通過する前にやっておくと良いことも色々あります。覚えておくと役立つのでメモっておきますね。

雨の吹き込み防止。これバカにならないです。台風の時の雨って、いわゆる重力で落ちてくる雨ではなく真横からホースで散水される感じなので、意外なところか水が入ってきます。

外壁直結の換気口なんかはもちろん閉めて塞いだ方がいいです。


1Fなら汚水の逆流対策も重要ですね。トイレや風呂場の排水口からポコポコ音がしてきたら吹き上げるカウントダウンなので、そうなる前に水のう(水を貯めた大きめの袋)で塞いでおきましょう。



ー 台風通過後 ー

台風の通過後、停電復旧や断水復旧、浸水の水が引いた後も色々とやることがあります。

まずは基本の停電&災害後のブレーカーの復旧方法。まずはコンセントにつないでいる器具を全て抜きます。ブレーカーを大元から順番に上げていって、末端の子ブレーカーを1つずつ上げて行きます。上げてもすぐにバチン!と下がる場合はそこで漏電しています。

器具を抜いているのに漏電している場合、配線の途中で冠水しているか、配線が破断しているなどが考えられます。漏電は感電や火災の原因になり危険なので、すみやかに電力会社に連絡しましょう。


断水の復旧後、エア抜きや水抜きしないでトイレなんかを流すとエア詰りやフィルター詰りで各種パッキンの破損→水漏れや、タンクやウォッシュレットの故障などが起きる場合があります。

一番良いのは災害発生や断水と同時に「止水栓を全てしめる」→「復旧後に、一番最初にハンドル式の水栓でエア抜きと汚れた水の排出」がポイントです。


自宅や職場が浸水被害にあった時の掃除の仕方ですね。雨水はもちろん、汚水の逆流時なんかは浸水したのは全てトイレの水だと思ってください。完全防備で、防疫して清掃&除菌しましょう。

心配であれば地域の保健所さんなどに相談しましょう。消毒方法などを教えてくれます。


災害って被災した時もですが、復旧するのがまた大変ですよね。知っておけば防げることも多いので、この機会に見直しておきましょう。

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