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今からnoteを始めるなら、偏屈で偏執な偏愛を

先週末にウェビナー(Web+セミナーの造語)に登壇して話したのだけれど、去年12月にヒカリエで登壇した資料の焼き直しなのに結構ご好評いただけて、一回使っている資料でも初めて見る人には喜んでもらえるんだ!という当たり前のことを実感しました。

noteの書き方みたいなことはこの2年でさんざん書いてきたし実践して結果も出ているのだけれど、実はそれをマガジンにまとめてあるんです。

マガジンってつまりは自分のも人のもいろいろなnoteを入れておけるフォルダです。

上のやつは主に僕の書いた「noteってこう使うといいんじゃない?」というのを分析したnoteを集めてあります。

もうこれ読んで実践してもらえればハッピーなnoteライフをおくってもらえるのでは?と思っているので今日の話はおしまい。解散!

...と言いたいところなんだけど、ほとんどの人はこういう記事中のリンクは飛んでくれないんですよね。みんなめんどくさがりだなぁ〜...じゃあ本当に大事なところだけまとめておきますよ。


ノウハウの過剰摂取にご注意を

Webに限らずなんですけど、何かをするときにまず最初に失敗しない方法を調べたり、うまくいく方法を調べたりする人って結構いると思うんです。

ある程度は大事なんですよ、そういうノウハウ。

ただし、クリエイティブ系のジャンルにおいてはノウハウの過剰摂取は副作用もあります。

それは、オリジナリティの目減り。ノウハウの完コピをずっと続けてもオリジナルには絶対に勝てないんです。そして、厄介なことにノウハウを学ぶほどに呪いのようにオリジナリティが出せなくなるんです。

ですから、冒頭で紹介したノウハウをまとめたnoteマガジンは用法・用量を守って適度に使ってください。

具体的には参考にして完コピしてみるのは最初の1ヶ月くらいでいいんじゃないかな。あとは自分で試行錯誤してフィットする方法にアレンジしてください。


それ、本気でおもしろいと思ってる?

というわけで、ネットの世界でクリエイティビティを発揮しようと思ったら、まず大事にすることは「偏屈・偏執・偏愛」です。

偏屈:ねじれている、こじれている

偏執:他人の意見に耳を貸さずにこだわる

偏愛:かたよって過剰に愛情を注ぐ

これだけ見ると関わったらヤバい人...友達になるのはちょっと...みたいな雰囲気なんですけど、逆にネット上の八方美人って正直あんまり魅力がないんですよね。

むしろネット上で仲良くなるのってオタク同士、日頃はなかなか理解されないニッチな好みや趣味でつながった時に一気に仲良くなるものです。

なので...なかなか実生活の身の回りには理解してくれる人がいないけれども、自分としてはこれめっちゃアツいしおもしろいし何時間でも語れる(ドン引きしないで聞いてくれる人がいるならば)っていう事を書けばいいんです。

要するにファミレスで徹夜で語りたいことをネットの海に向けて叫べばOK!

え?そういうの思いつかないって?

じゃあ実際に、こういうのが「偏屈・偏執・偏愛」のコンテンツっていう見本を読んでみてください。

長年家族以外のひとに隠していたことがあります。実は、わたし、20年間たまご(の上についている)シールを集めています。

小さいころは「これを言ったらみんなこぞって集めてしまうんじゃない?!」と危機感を抱いて内緒にしていました。

しかし、大人になって信頼するごく一部のひとに話してみるようになると、「あれ、意外とみんな集めないんじゃない...?」となり、思い切って記録を公開することにしました。

この話をするとときどき気持ち悪がられますが、最後までお付き合いいただけるとうれしいです。

まさに、これぞ偏愛の境地。

もちろん「自分こんなにヤバい趣味は持ってないです...」という人も多いと思うのですが、あなたの思う普通が実は人から見たらめっちゃおもしろい事だったりもするんです。

なので、自分で本気でおもしろいと思っていることを自分のために書いて、まぁ自分がおもしろいから十分なんだけどついでにだれかが面白がってくれたら良いかもな、くらいで良いんです。


大人の本気のあそびをしよう

卵シールを集めるようなエキセントリックな趣味を持っていないし、おもしろい人生なんて送ってないから普通の日記しか書けない...という人。僕も趣味:インターネットというオタクなので気持ちは良くわかります。

別に特定ジャンルにめちゃくちゃ詳しくなくてもいいんですよ。

移り気でいろいろなジャンルに浅く広く手を出しちゃう、一見すると中途半端な人なんですけど好奇心盛りだくさんで色々やれちゃう点はポジティブに見たらかなり長所です。

そういう人にこそ、ちょっと試してみてほしいのがコレ!

大人の自由研究・大人のお子様ランチ

要するに、大人になってやって見る本気の遊びです。

聞くより見たほうが早いので、いい事例を何本かご紹介します。

note内で「バナナ」で検索するとなぜかこの人がヒットする稲田さんのnote。

タイトルとトップ画像で全て内容を説明しているのですが、プロセスがめっちゃ丁寧に描かれているので中身もチラ見してください。


これまたタイトルで全部説明されている「割り箸でメンマを作る」note。

え?メンマの材料って割り箸だったっけ?割り箸って食べられるの?

という疑問は...まぁ、中身を読んでください。


あえてググらない人生を

今紹介した2つのnoteって、普通に生活しているとググれば一瞬で解決しちゃうことをあえて自分で実験・検証してみるっていう内容なんですよね。

で、この「あえてググらない」という姿勢が良いんです。

検索して答えを見つける=答えはすでにある前提で、答えのない場合&見つからない場合は行き詰まるんです。

これに対して、問いを見つける→検索...しないで解き方を自分で考えてやってみる、つまり問いから始めることこそクリエイティブの秘訣の一つなのです。

良い問いさえ見つけてしまえば、それでコンテンツの質の7-8割が決まります。それくらい、最初の問いが大事。


そしてもしも、狂ったような趣味もないし、おもしろい問いも思いつけない...みたいな人は、そういう狂人や偏人を探してきておもしろがって広める人になればいいです。

僕はそっちのポジションです。

いずれにしても「おもしろがる」という技術が人生を有意義にする大事なコツの一つですし、それはnoteを書いたり読んだりする上でも同じなんですよね。

どんどんおもしろがって、おもしろがらせて、愉快な日々を作っていきましょう。

「おもしろがる」は、技術です。
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