見出し画像

新型コロナ感染爆発の時、飲食店はどうする?

まだ政府の対応も見えてこないのですが、ジワジワと感染者数が増えていて不気味な雰囲気になってきた新型コロナウイルス。

個人でできる対応には限界あるものの、リモートワークに切り替えるところも出てきていて、初動対応としては外出を控えるのが有効なのは間違いなさそう。

で、そうなるとヤバいのは外出&来店が前提のビジネスです。

観光宿泊業、飲食業、来店型サービス業の美容室やネイルサロンなんかは思いっきり打撃を受けそうです。

他にもイベント屋さん、商業施設やアミューズメント施設も影響ありそう。

今日はちょっと今のうちに打てる手や対策を考えてみます。


そもそも、どういう対応をすべきか?

これはリスクマネジメントの問題ですが、現時点で経営者や主催者はどういう対応をすべきでしょうか?

まず、イベントだと想定すると...

1.開催する
2.中止する

の2択です。
で、結果として...

1-A.開催して何もない
1-B.開催して感染者が出る

という開催実行パターンと...

2-A.中止して何もない
2-B.中止して他所で感染者が出る

という中止パターンになります。

これだけみるとどう考えても中止の方がリスク少ないのですが、実行時の経済的効果=キャッシュフローがあるので悩むんですよね。

個人的にはある程度の人数を公共交通手段で密室に集めて数時間拘束するのはハイリスクです。

もしもそれでも強行するなら感染拡大リスクを周知の上で規模縮小などもしつつ、キャンセル料をとらないorキャンセル料を全額次回開催時の参加費にあてられる対応などでしょうか。

どうしても来たい人については受け入れる、という方法です。


パンデミックへの打ち手を考えておく

とはいえ、飲食業も観光宿泊業もビジネスですから、来店をしてもらわないとお金が入りません。

そうなると仕入先も売れなくて困るし、関連する企業も困る。連鎖倒産もありえる。

本来なら政府主導で補償などもしつつ大規模集会や人を集めた営業の中止を指示してほしいのですが...今のところは自粛とか自己責任でどうにかしてね、となんともな感じ。

小さな個人店では打てる手は限られますが、仕込んでおけるものをいくつか考えてみます。

1.宅食&出前に切り替える
お酒メインの業態では難しいですがUBEREATSや出前などで宅食ニーズを拾えるように切り替えるパターン。

ケータリングなどもありえますが、バーや夜の業態はここだとあまり利益出せないので難しそう...


2.収束後に来てもらえる未来の予約席販売
なにより怖い空席とキャンセル、でもお店がなくなって困るのは贔屓にしているお客様も同じです。

そこで、収束するであろう3ヶ月後〜半年後などに来てもらえるよう、前売りで食事券を販売。未来の売り上げを先取りしてしのぐ案です。

最終的に空席のツケは払うことになるのですが、ダメージを分散して先送りしてやりくりする。

前売りなので少しディスカウントするなど工夫も必要かもしれません。


3.未来の応援席をもうける
通常営業と同じ値段でもいいよ、というお客さん向けですね。2の食事券を通常価格にして、本来割り引く分は応援としてありがたく受け取るパターン。

そのまんま経営者の懐へ...ではなく、お店を続けるための負担ですから、理解してくれるファンの方はいるはず!


4.ドネーション制をとりいれる
支援金、募金箱みたいなものを置いて応援のお金や寄付を集めるパターン。来店しなくても募金できるように専用口座つくって募るとかもアリだと思います。

polcaとか良かったのだけれど、サービス終わっちゃうんですよね。noteの投げ銭でもいいけど手数料かかるので、応援枠をbaseで販売してお礼の手紙送る1人クラファンみたいな方法がよいかも?


5.チャンスなので時間作って経営改善する
CF悪くなっても大丈夫な体力のある場合、どうせお店は人呼べないなら思い切って1ヶ月とか閉めて食材探しや知識探求に使ったり、掃除や補修メンテナンスなんかに使う方法。

常日頃からキャッシュフロー健全化して体力あればやれますが、弱小個人店では1ヶ月クローズは難しいかも...


飲食業務1本化って危ない

まぁ、今回に限らずですが事業の一本化って選択と集中という意味では正解なのですが、リスクヘッジ的には危ういんですよね。

その点では、barbossaの林さんのように作家活動でも収入を立てるとか、コンサルや通販なんかの他の手段でも稼げる地盤をコツコツつくっておくのってこれからますます大事になりそうです。

今回は場所があって来てもらわないと成り立たない業態の弱点をおもいっきり突かれたトラブルなので、正直対応も限界があります。

でも場所があってリアルに体験できる強みもたくさんあるからこそ、こういう時に倒れてしまわないよう日頃から対策は練って備えておかなきゃですね。

いずれにしても、感染した方が快方し、なるべく犠牲者を出さずに1日も早くこの騒ぎが収束してくれることを願っております。

続編書きました

↓↓↓


いただいたサポートでnote内のクリエーターさんを応援!毎月末イチオシの新人さんを勝手に表彰&1000円サポート中🎉 あとはサポートでお酒や甘味で妻や娘のゴキゲンをとります。 twitterは @OFFRECO1 Instagramは @offreco_designfarm