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店舗設計士の日常

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ステキなお店作りのヒントや、コツなどをプロ目線からお伝えします。インテリアデザイナーとして過ごす日々の出来事や趣味の話も。
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2019年11月の記事一覧

ヤマシタがやりました【仕事紹介】

ヤマシタがやりました【仕事紹介】

いきなり犯罪の自白みたいになっていますが、note書いたり登壇したりお店やったりしていると、何している人なの?って聞かれたりするのでヤマシタの本業のお仕事をまとめておきます。

とはいえ、僕の本業の店舗デザイナーの仕事で作ってきたお店の数はホントに膨大でして、前職時代を含めると3桁余裕で超えています。...正直いうと覚えていないものもあります。(チェーン店とかもやってたしね)

なので、独立後の仕

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フリーランスデザイナーの情報発信を考える【登壇告知】

フリーランスデザイナーの情報発信を考える【登壇告知】

年末をあわただしくお過ごしのみなさま、今年もいよいよ残りわずかとなりました。

そんな今年の締めくくりに!12/10(火曜日)の夜に、note designer meetupというイベントがあります!

noteの守護神ことCXO深津さん、料理動画のクラシルが有名なdelyのCXO坪田さんの豪華共演!

ほかにも登壇候補にはあんな方やこんな方が!

...の中に、僕も混ざらせていただきました。恐縮

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インターネットを不幸にする3つのコンテンツ

インターネットを不幸にする3つのコンテンツ

1年ほど前に、「インターネットを幸せにする3つのコンテンツ」というnoteを書きました。

これはわりと真理をついていると思っていて、要約すると以下の3つがだいじです。

「あなたの代わりに調べておきました」
「あなたの代わりに狂っておきました」
「あなたの代わりに代弁しました」

この3つは、善意や賛意の再生産を促すので、結果的にインターネットが平和で便利でおもしろい方向へと進む...と僕は思っ

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渋谷Niruのロゴデザインができるまで

渋谷Niruのロゴデザインができるまで

2019年7月半ば、一通のメールが届いた。

いつもnote楽しく拝見させていただいています。

独立を目指して10年飲食業に携わり、8月から独立への一歩を踏み出すことになり、ロゴの必要性を感じています。

今は仮でロゴを作っているのですが、付け焼刃感がいなめず。。

それと、この相談をきっかけにヤマシタさんにお会いできたらなという目的もあります。note、ほんとにおもしろく読ませてもらってます!

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僕を育ててくれたパトロンたち

僕を育ててくれたパトロンたち

僕が13歳の秋、父が死んだ。

その年は年明けに阪神淡路大震災があり、春先には松本サリン事件があった。多くの犠牲者を出した天災とテロのあった年、それらには関わりなく安穏と暮らしていた僕ら家族から父がいなくなった。

急性骨髄性白血病...そう診断されたのは、その年のゴールデンウィークのことだった。

即入院して抗がん剤治療が始まり、日常は一変した。

高望みし過ぎた中学受験に失敗して地元の公立中学

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実は敵なんてどこにもいなかった

実は敵なんてどこにもいなかった

世の中はあらゆることが競争原理で動いている。仕方がないよね、僕ら自身も生まれる過程すら淘汰の上でここにいるんだから。

そして、幼少期からの教育の過程でも自然と競争は織り込まれている。かけっこも、球技も、勉強のテストも、身長や容姿だって採点してるし採点されている。

これはもう、競争ってのが最初からインストールされちゃってる機能だからね、ほっておけばすぐに競いはじめちゃうようにできているんだと思う

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アートディレクターに1日弟子入りできる本

アートディレクターに1日弟子入りできる本

アートディレクターの秋山具義さんという方がいる。ほぼ日やPARCOやマルちゃん正麺なんかのお仕事をされている売れっ子のベテランだ。

僕が桑沢デザイン研究所に通っていた2005年頃にはすでにデイリーフレッシュという名前のご自身のデザイン事務所を立ち上げて、デイリーフレッシュストアというグッズのお店もやっていた。

そのお店は2013年に惜しまれつつクローズしてしまったのだけれど、僕の学生時代〜新人

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お店づくりの現地調査、そして基本設計

お店づくりの現地調査、そして基本設計

少し更新間隔あいてしまいましたが、そうこうしているとお店づくりは佳境に突入!今、まさに施工まっさい中です。

そこらへんのダイナミックなおもしろさをどうにかお伝えしたいので、ちょっと巻き気味で今月末にかけて何本か書いていきますね。

前回、お店づくりってめっちゃお金かかるじゃん!というお話をしました。

こういうざっくりの予算は出店計画の時点で書き出して計算するんですけどね。まぁ、ここから実際に見

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再現性のあるSNSブランディング術【登壇告知】

再現性のあるSNSブランディング術【登壇告知】

SNSでブランディング!って聞くと、なんかちょっと胡散臭い感じしますよね?

僕が3ヶ月でフォロワーを〇万人にした方法(¥2,980-)とかがnoteでもちょこちょこ売っていますし、情報商材感というか、そうやって初心者をだまして儲けてるんじゃないかい?と思っちゃいませんか?

僕は今もそういう疑う側の人間でして、SNSナンチャラって聞くと「で、その方法は再現性や汎用性はちゃんとあるのかい?」と問い

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漠然と考えている個人的作品の構想

漠然と考えている個人的作品の構想

みなさんは、誰からも頼まれなくても何かを作る...ということをしたことがありますか?

最終的に誰かに売るとか、何かの賞に出すとか、そういうのを抜きにして、ただただ自分が作ってみたいと思ったから作る、という自己満足的な行為。

デザインが課題解決として問いを解く行為だとすれば、アートは問いそのものを作り出す行為とも言えます。

これはどっちが上とかの話ではなく、完全に別の役割です。

学生時代は学

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あらためまして、ヤマシタです

あらためまして、ヤマシタです

1年ほど前にプロフィール用のnoteを書いたのですが、営業資料かよっ!というツッコミを自分でいれるようなデキだったので、改めて書き直します。

ほんと、読む人のことを想像できていない独りよがりの内容だったので反省...

というわけで、あらためましてヤマシタです。

note歴は3年なんですが、実際にガッツリと利用を始めたのが2018年3月なので、ちゃんとしたユーザー歴は1年半ほど(2019年11

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役に立つより愛される、が生き残る秘訣

役に立つより愛される、が生き残る秘訣

世の中にどんどんSNSや個人間のネットワークが広がってきていますね。もうこの流れは止まらなくて、今までのピラミッド型の中央集権的な構造が崩れて、無数のアメーバ状のコミュニケーションが泡のように膨らんだり消えたりしています。

今でも芸能人はすごい強いコンテンツ力を持っていますが、それも過渡期な感じを受けつつあり、いわゆるアイドルメイキングみたいな虚像を作り上げる手法があまり通じないようになりつつあ

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情報のクーリングオフは必要なのか?

情報のクーリングオフは必要なのか?

有料noteの24時間以内の返金機能が実装されるそうですね。CXO深津さんがリークに先駆けてCXOとしての見解を出されています。

で、タイトル的に「noteが返金機能を実装!」だと少々過激かつ誤読しそうなので、ちょっとだけ要約しますね。

1.単発の有料noteが対象
2.購入後24時間以内に購入者が返金希望をする
3.返金不可も書き手側がオプションで選択可能
4.悪質な返金の連発はアカウント削

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その投げた石は、未来の自分に当たるかも

その投げた石は、未来の自分に当たるかも

SNSを見ていると、結構な数の批判や誹謗中傷を目にしたりする。そして、時にタイムラインに流れてくる誰かの発言に対して、自分でも「それは違うのでは?」とか「それはダメだよね」と言いたくなったりする。

でも、SNSがない時代でも、似たような問題はあったんだと思う。

マウンティングしかり、陰口しかり、今まで週刊誌がバカ売れしてワイドショーがめっちゃ視聴率をとっていたのは、きっとそういう娯楽が根本的に

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