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店舗設計士の日常

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ステキなお店作りのヒントや、コツなどをプロ目線からお伝えします。インテリアデザイナーとして過ごす日々の出来事や趣味の話も。
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2019年8月の記事一覧

熱狂させない、という戦略

熱狂させない、という戦略

お店に限らずなんですが、いわゆる熱狂的なブームみたいなものってあるじゃないですか?

わかりやすいのだとコンテンツのバズとバイラル(拡散)や、二次創作やコピー商品やコピービジネスの登場とかね。

あぁいう段階までいくのって、それはそれですごいなー、と思うんです。でも、そこ目指したくないな、とも考えてしまうんですね。

熱狂って一種のお祭りなので、祭りは必ず終わりがあるんです。撤収したら残らない。

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子はかすがいとは、夫婦だけの話ではなかった

子はかすがいとは、夫婦だけの話ではなかった

金土日と2泊3日で伊豆へ旅行に行ってきた。家族連れ、しかも4家族合同での旅。

どんだけ仲良しかよ!と思われるかもしれないが、育児という孤独な戦場において同年代のこどもを持つ親とは、砂漠の中で出会うオアシスのごときやすらぎと癒しなのだ。

だからこそ上は50代後半、下は30代という、ふた回りの年齢差のある関係でも子育てを介して助け合い仲良くなることができる。

これは本当にこどもがいなかったら仲良

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SNSでのふるまいが査定される時代

SNSでのふるまいが査定される時代

いずれは出てくると思われていたソーシャルスコアの可視化サービス、ついに就職・転職者向けのSNSチェックを事業化する会社さんが出てきましたね。

ほとんどの場合、SNSには登録時に公開する情報の利用許諾を求められていたりします。で、チェックしないとそもそもアカウントを開設できない。

だから、note含めてSNSを利用している人は、そもそも許諾している状態でスタートしています。鍵をかけたアカウントな

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バズる文章教室は、バズらないけど誠実な文章読本だった

バズる文章教室は、バズらないけど誠実な文章読本だった

毎月それなりの量の本を読んでいるのだけれど、それに加えて最近はとみこさん主催のコミュニティで月イチで課題図書が出るようになりました。

で、先月の課題図書が「バズる文章教室」という名前のコレ。

もう、名前がすごい。コレを読めばバズる文章が書けるようになるのか!?という期待をビンビンに煽ってくる。

結論から言いましょう。これを読んでも、バズる文章を書けるようにはなりません。

内容自体はとてもよ

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9/14(土)に「Rxのnote相談所」やります!

9/14(土)に「Rxのnote相談所」やります!

吉祥寺のお店で建築家でスペキュラティブデザイナーの竹鼻さんとやっている座談会、第0回〜第2回とご好評いただいた「R30の人生相談」の第3回をやります!

そして、今回から年齢制限を撤廃します。40超えてても悩むし不惑なんて程遠いんですよ!というお声をいただきまして、もう年齢で区切るのはナンセンスだなと。

何歳であろうと、思い悩みつつも行動をするすべての人へエールを送りたい!という気持ちで、ここで

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今時の若者はすごい!そんな若者に負けないおじさんになる為に

今時の若者はすごい!そんな若者に負けないおじさんになる為に

先日、吉祥寺のお店でちょっとした読書会のようなものをしたんですね。

まぁ、閉めているともったいないから、平日昼間だけど集まれる人にドリンク出すのでのんびり本でも読みませんか?って呼びかけたんです。

そうしたらパッと4人集まりまして、お茶しつつ話をしつつ3時間ほどそれぞれ黙って読書をする、という時間を過ごしました。

これが結構良かったのでまたやりたいのですが、中でも参加者の20代男性2名(DA

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中国茶って飲んだことありますか?

中国茶って飲んだことありますか?

中国茶、と聞いて何を思い浮かべますかね?やっぱり多くの人は烏龍茶を思い浮かべそうな気がしますが、プーアール茶に鉄観音にジャスミン茶なんかも中国茶です。

そうなんですよ、実はお茶ってすご〜くたくさん種類があるんです。コンビニにペットボトルで並んでいるのだけがお茶じゃないんです。

歴史的にも長く、おおよそ茶葉の生産可能な地域であれば作ることができ、保存も効くし流通しやすく、今では世界中でさまざまな

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カッコイイという機能

カッコイイという機能

僕の職業は空間デザイナーで、デザインをして図面を引いて施工の手配をしてお店を形にするのがお仕事です。商業空間に特化してキャリアを積んできて、中でも飲食店や食物販店を得意としています。

でも、この仕事を長年していると疑問を持つこともあるのです。

こだわった空間を作れば作るほど、それにはお金が必要になる。出店時の初期投資は何年もかけて減価償却していくわけで、要するに飲食店ならお客さんが食事をする料

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2019年の第2回「 #note酒場でやりたいこと 」

2019年の第2回「 #note酒場でやりたいこと 」

2019年10月6日(日)開催のnote酒場、今年で2度目のnoteユーザーによるnoteユーザーがつくるnoteユーザーの為のお祭り。

完全にユーザー有志運営で、300人規模のイベントが回るんだから、なかなかすごいなって他人事のように思う。

note酒場の発端は、noteというサービスの急成長に一緒に乗っかったユーザー数名による「初心者応援&歓迎のできる、ルイーダの酒場みたいなイベントをやろ

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note公式マガジンピッカー指針

note公式マガジンピッカー指針

みなさんはnoteを書いていて、ある日突然クラッカーの鳴るポップアップが出たことありませんか?

あれはnote編集部の公式おすすめに掲載されるか、note編集部の公式マガジン(たくさん種類ある)に掲載されると出てきます。

はじめてあのクラッカーが鳴ったときは驚きましたし、すごく嬉しかったです。noteのトップ画面開くと、いきなり出ますからね。ビックリ!

誰も読んでいないかもしれない暗闇にそっ

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望遠レンズの夫と、マクロレンズの妻

望遠レンズの夫と、マクロレンズの妻

うちの妻はわりと潔癖症気味であり、衛生観念が高い。フードスタイリストという職業上、それは良いことだ。職務上必要なので食品衛生責任者の資格も持っているし、実際に吉祥寺のお店の保健所への申請は妻が責任者として通している。

元をたどれば、妻の実母は看護師であり、衛生管理が命に関わる職場で働く人でもある。そんな母親の元で育った妻、衛生観念高めなのはもはや育成環境の違いだろう。

かたや僕は両親が海外赴任

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ノンアルとアルコール、同じグラスで乾杯をする意味

ノンアルとアルコール、同じグラスで乾杯をする意味

先日、吉祥寺のお店でおこなった月イチイベントでは6名中3名がノンアル希望だったんですね。で、それにあわせて結構ノンアルにも気合い入れまして、割と手間のかかる前日夜から仕込むようなのものをお出ししました。

結果、よろこんでいただけて一安心なのですが、その時に参加者さんがおっしゃった言葉がすごく心に残っています。

「ノンアルでもアルコールと同じグラスで乾杯できるって嬉しいんですよね!なんだか仲間に

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note運営サイドに期待するモラルについて

note運営サイドに期待するモラルについて

これを書くか悩んだのですが、1つのケーススタディとして書いておきます。1ユーザーとしてnote運営サイドに期待することです。

ソーシャルポリシーというか、スポーツマンシップのようにクリエイターシップのようなものがあると思っていて、特に運営サイドの方々に期待したいこと、こういうケースの場合はどうなるんだろう?と思うことを疑問含めて置いておきます。

みなさんと一緒に考える機会になれば嬉しいです。

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SNSにある認知の壁と、壁の先

SNSにある認知の壁と、壁の先

去年3月ごろからちゃんとSNSを運用しよう!と思い立ってはじめて1年半。途中、メンタルやられて2ヶ月ほど離脱したりありましたけど、なんだかんだでペースを掴めてきた感じがあります。

noteとtwitterがメインで、両方ともほぼ毎日なにかしら触ってます。仕事にはほとんど繋がっていないのだけれど、まぁ学生の一ヶ月のバイト代程度は入ってくる感じです。

で、やってみて気づいたのですが、どうもSNSに

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