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○○年前の自分へのアドバイス

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店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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#仕事

小さな行動でも0より1を

小さな行動でも0より1を

初めての部活のことを考えていた。少年サッカーとか、地元が北海道なのでスキー少年団とか。中学ではバスケ部だった。高校は遠すぎて帰宅部。大学ではバンド。もちろんずっと野球部!って人もいると思う。この部活の最初の頃のことを考えていた。

期待やら不安やらが入り混じった心持ちだったなと。でも、その根底にはワクワクする気持ちがあって、とても不思議な時間だった。隣に並ぶ同期の奴らは背丈も特技も違って、その部活

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不安と自信は、仕事のあるなしと無関係

不安と自信は、仕事のあるなしと無関係

「#聞いてよ20歳」というコンテスト用に書いた文章ですが、20歳の人が読んでもあまり意味ないかもしれません。フリーランスのイラストレーターが何年経っても抱えている不安と自信のなさの話です。



小脇に抱えた不安

イラストレーターになろうと思った頃、早く仕事をするのがぼくの目標だった。でもそう目標を掲げる一方で、「イラストの仕事で食っていくことは不可能なのではないか?」とも思い始め、暗い気持ち

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1101「感謝がない現場はクソ」

1101「感謝がない現場はクソ」

あまりネガティブなことを書くのは良くないが、汎用的なことではあると思うので書く。

何か特定の仕事について書いているわけではないし、昨今、多くの場合こういう不幸は起こらないので、今やっているお仕事は楽しくやらせてもらっている。

一緒に仕事している相手がプロとしてプロの仕事をしているのならば、相手の仕事によほどの瑕疵がない限りは、ちゃんと「ありがとう」「お疲れさまでした」なり言わないと完全にダメで

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「仕事はなくならない」などとコメントするのは誤りの上に害悪だということ

「仕事はなくならない」などとコメントするのは誤りの上に害悪だということ

前にこういう記事を書いた。

これは「今は仕事が少なくなってきているし、これからもその状況は加速していく」ということを前提に書いたのだが、そうしたところニューズピックスのコメントに「仕事はなくならない」というコメントが散見された。

しかしこうした意見は、単純に誤りの上に、少なからず害悪だとも思うので、今日はそのことについて書いてみたい。

今の若い人は知らないかもしれないが、昔は「報連相」なるも

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仕事の向き不向きを決めるのは君ではない

仕事の向き不向きを決めるのは君ではない

「わたし、この仕事向いてないかもしれない...」なんていう愚痴を聞くときがあるんだけれど、いつもこれ意味のない愚痴だから言うのやめな?って思うんですよ。

単純に仕事への自信を失っていて慰められたいなら、仕事でのミスや至らなさと、自分自身の人格とは分けて考えたほうがいい。

ミスや至らなさには原因や不足してる伸び代があるのだから、そこは改善すればいい。

そうじゃなくて、君がその仕事に向いてるとか

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人を裏切るということ

人を裏切るということ

数ヶ月ほど前、人に裏切られて深く傷ついている人と話す機会があった。しかも、1人でなく複数人と。

それから数ヶ月経ち、彼らと話した。すると興味深いことに「あのときはこう思ったけど、自分もよくないところがあった」「相手には相手の都合があった」と清々しい顔をしている人がいる一方で、いまだに深く傷ついたままの人がいた。

深く傷ついた人のその傷は、記憶の中で薄れてはいくだろうけど、おそらくこの先も消える

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「本を読ませる」という教育

「本を読ませる」という教育

うちの会社は月に数万円分の本を買う。
スタッフと近場の本屋にてくてく歩き、30分くらいで欲しい本全部持ってきてくださいといって各自解散。それぞれ持ち寄って丸っとお会計。
年間で考えると本に関わる出費がすごい。税理士にも突っ込まれる。
厳密にいうと飲み会の経費の方が突っ込まれるけど。

なぜ僕らの会社が本に糸目をつけずにお金を突っ込むかというと僕の幼少期の経験がある。

我が家はいかつめな父がいる。

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お金の話をしよう

お金の話をしよう

もっともっとお金の話をしよう。
芸大で非常勤だったときには「学生が知りたいことを教える」みたいなユルフワぶっつけ本番勝負みたいな講義をしていた。ゼミくらいの規模だったことと、誘ってくれた先生が寛容だったからというのもある。

もう数年前に辞めたけれど、いい勉強になりました。そして学生はお金にすごい興味がある。芸大に限らずお金の講義はもっと大学とか高校とかですべきだと思っている。

給与は自己申告制

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「そもそもを考える力」を養う

「そもそもを考える力」を養う

謎のアイデア集団をスタートして数ヶ月。
たくさんのたまごプランナーたちのアイデアと接する中で共通した弱点があることに気づいた。それは…

そもそもを考える力

私は野良で育ってきたプランナーなので、アイデアの発想のところを伝えてきた。しかし、みんなとアイデアセッションする中で「そもそも力」的なものが弱いことに気づく。

アイデアは芽だ。土からちょこっと出た芽。これを出し合っている。
強いアイデアと

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若いうちは、Who力よりもWhat力を伸ばそう

若いうちは、Who力よりもWhat力を伸ばそう

業界で一目置かれる存在になりたい!

Twitterのフォロワー1,000人ほしい!

noteのフォロワーを増やしたい!

と、自分に注目してほしい人が増えています。

何度も言うけれど、若い頃は知識も経験も少ないんだから、他人から一目置かれるWHOの力が弱いんです。

だから、普通の人がnoteの自己紹介でいくら自分語りをキメても、そんな見ず知らずの人の年齢・職業とかコダワリとかイキザマとか誰

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お金があることの「真の豊かさ」とは「諦めなくてもいい選択肢が増えること」である

お金があることの「真の豊かさ」とは「諦めなくてもいい選択肢が増えること」である

多くの人が、もっとたくさんのお金がほしいと思っている。

「いま一番ほしいものはなんですか?」について調査をすると、過去も現在も不動の一位は「お金・経済力」。

お金は手段だから、1億円の札束を持っていること自体に意味はない。そのお金を使って何を買いたいのか(何を手に入れたいのか)が大切なはずなのに、多くの人は「お金が欲しい」と答える。

お金さえあれば、裕福な暮らしができる――。

そう考える人

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「あの人みたいになりたい!」と特定の誰かを目指すときに注意してほしいこと

「あの人みたいになりたい!」と特定の誰かを目指すときに注意してほしいこと

Twitter界隈で生息していると、「あの人みたいになりたい!」って憧れる人、できるじゃないですか。

ベンチャー経営者だったり、有名企業の要職に就いていたり、フリーランスで成功していたり。本書いてて、Twitterのフォロワーが多くて、いろんなところで講演してて、人脈が広くて、業界の中で一目置かれている人。

そういう人は、オンラインサロンを主催していたり、セミナーに登壇する機会も多い。プレゼン

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売れる言葉と、ひびく言葉

売れる言葉と、ひびく言葉

日課としてそれなりの数のnoteを読んでいると、かなりの確率でライターさんや編集者さんなどの文章を売って暮らしてる人がいる。

でもなぜか、プロの物書きであるはずのそういう人のnoteにもあまり心に響かないものが結構ある。

むしろ素人たる主婦の人のnoteの方がグッと来たりする。この違いは何なんだろうか?

先日、Youtubeでお菓子の動画を見て、買うお菓子を選んでいる少年が「TVCMの芸能人

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僕がフリーランスを辞めたわけ

僕がフリーランスを辞めたわけ

僕は29歳から31歳までの約2年間、フリーの独立マーケティングコンサルタントとして仕事をしていました。

理由は、20代の目標が「独立すること」と「年収1,000万円稼ぐこと」だったから。「起業」なんて大それたことはまったく考えておらず、士業の人に多い「独立開業」を目指していた。

当時の僕は、「自分以外の社員を雇うなんてとんでもない…!人の人生に責任を持つなんて、こんな小兵の俺ができるはずがない

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