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○○年前の自分へのアドバイス

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店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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2020年3月の記事一覧

世界の広さ。

世界の広さ。

以前、友だちの家で映画を観る集まりがあった。そこで誰かのお薦めの一本を観て、感想を話した。「あの映画に似ている」「あのヒロインが出ていた」という話題の中で、ひとりだけずっと黙っている人がいた。

まったく映画を観ない人が混じっていたのだ。ただ連れられてきただけで趣旨がわかっていなかったようなので、つまらなかっただろうなと、残った我々は反省して次の時はその人を呼ばなかった。

この時、ちょっとしたこ

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こんな時の情報受発信のお作法

こんな時の情報受発信のお作法

感染症の話で持ちきりでアレなんですけど、不安が先行してちょっと震災の時みたいになりつつあるのでここで一回深呼吸〜!!!

はい、落ち着きましょう。

人間は不安な時に「きっとこの不安は当たっているのでは...?」と思いながら情報を調べるとですね、不安が正解になっている情報を摂取しちゃうバイアスがあります。

で、脳は不安な情報を見つけると「思った通りじゃん!」と嬉しくなっちゃうんですね。不安を肯定

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10000人へのありがとうと、SNSの数字の裏側

10000人へのありがとうと、SNSの数字の裏側

noteのフォロワーさんが10000人を超えました!え?ホントに?と思わず自分のページを何回もリロードしたのですが、バグじゃなさそうです。

今年の1月28日頃におそらく初期登録のおすすめユーザーになったようで、一気にフォロワーさんが増え始めました。

実はどれくらいの投稿数やフォロワー数でどんな反応があるかは経過をずっとデータとっていまして、フォロワー数や投稿数の推移を見られるサービスもあります

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『東京の都市封鎖』待ったなしで、起きる産業と社会の変化(追記あり)

『東京の都市封鎖』待ったなしで、起きる産業と社会の変化(追記あり)

(追記 15:12) 錯綜していましたが、どうも今日3月28日に安倍晋三さんが会見するそうで… 週明け月曜から前倒しに早めて東京ロックダウンだとすると月曜の株価が心配で昼寝もできません。線引きは新規感染者数100人を超えた場合とのことでしたが、根拠としてそれが相応しいかよりも、政治的に何の意味を持つかのほうが優先される事態になっているのでしょうかねえ。経済も大事ですが、できることはすべてやっておこ

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弱くなることは、悪いことではなかった

弱くなることは、悪いことではなかった

ずっと強くいたいと思い続ける20代だった。仕事も何もかも成果を出してねじ伏せるマッチョ思考。

それは一種の中毒で、思考が強気だと言動も強気になり、今思えばある種の威圧感のある振る舞いが多かったと思う。

30歳の時、そんな鼻っツラを折られた事がある。

そこから37歳の今まで、2〜3年に1回くらいのペースでダメな時期がきて凹まされる。

その瞬間はもうつらいんだけど...でも、もしもそういう体験

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判断の下し方。希望的観測について

判断の下し方。希望的観測について

近年、自然災害が発生した時などに「正常性バイアス」という言葉をよく聞く。

これは客観的な情報を見ずに、事態を過小評価したり都合の悪い情報を無視して「自分だけは大丈夫だろう」という無根拠な偏見を拠り所にしてしまう心理作用のことだ。

これと似た言葉として「希望的観測」がある。自分にとって都合の良い、期待感を込めた結果を想定して、その結果になるのではないかという無根拠を妄信して判断を下してしまう行動

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いまさら素人になれない病

スゴイ人を観察していると、ある共通する恐怖症があるように見える。それは、「今さら新分野でデビューし、作品公開するのが極端に怖い」という病だ。この病への雑感。

いまさら素人に戻れないいったん立場ができた大人は、なかなか積み上げたブランドを壊せない。結果、新しいチャレンジができなくなる。

たとえば元Appleのデザイナー、ジョナサン・アイヴを例に考えよう。

本人がどんなに望んでも…ジョニーはいま

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アフターコロナのデザイナーの生き方(予想)

アフターコロナのデザイナーの生き方(予想)

最近忙しく、英語記事ばかりになってしまいました。日本語デザインの話です。かつてこんな記事(2020年からのデザイナー生き方)を書きました。
しかし、誰の思いにも反して、今は重大な流行病の真っ只中に世界が巻き込まれた状態であります。

要約をすると、
デザイナーは、その作品により合理性を求められる日が来るという話です。項目としては、、、、
・従来型の雇用の変化
正社員というだけで守られる時代が見直さ

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まあまあな人生だった。ナゼか? ②

まあまあな人生だった。ナゼか? ②

昨日はこのシリーズを書き始めるきっかけとなった大学の一つ後輩の「お別れ会」に行ってきた。いわゆる告別式なんだろうが無宗教式で特に特徴的だったのは「喪服でなく来てください」と案内に書いてあったことだ。
それは本人が生前から派手な服を好んでいたことから奥様(故人はいつも”僕のパートナーさん”と呼んでいたが)がそういう案内をして、喪主席の”彼のパートナーさん”も彼とのペアのグレーのパーカーで座っていた。

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まあまあな人生だった。ナゼか? ①

まあまあな人生だった。ナゼか? ①

3回ほど前に書いた「未来を作る」がSNSで何故かシェアされてフォロワーが急に増えた。それで何か役に立つようなことが書けないかと思ったんだがさっぱり思いつかないうちにまだジワジワとフォロワーが増えてきている。

何か書いた方がいいんだろうという緩やかなプレッシャー。

そんな中、新型コロナウィルスでMr.不要不急な私はいろんな仕事のキャンセルを喰らいすっかりヒマである。さらにそんな中、大学の一つ先輩

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本当は書きたくないこと。

本当は書きたくないこと。

珍しくネガティブな投稿を。

ソーシャルメディアには何を書こうが自由だが、「読んでいる人が楽しめるコンテンツ」になっていなくてはならないと思っている。自分の勝手だからいいじゃないかという人がいてもいいが、ひがみっぽかったり、自慢げだったり、言い訳やグチなどが続くと、わかりやすく人は離れていく。

いくら「私はそれをヒガミや妬みだと思って書いていない」と言っても、受け取る側にそう伝わってしまえば取り

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治るって、なんだろう。

治るって、なんだろう。

何度か相談をもらったことがあります。

最近、精神的な病気に関する診断を受けました。この不安な気持ちがなくなることはあるでしょうか。

もちろん自分は医療的な資格を持っていないので、専門的な立場には立てません。そういう相談をもらったときには、基本的には肯定も否定もせず、ドライかもしれませんが、ある一定の線を引きながら話を聞きます。

相談をもらうたびに、自分が体調を崩したときのことを思い出します。

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SNSは自分の代わりに人と会えるのに、どうして鍵を掛けていたのだろう?

SNSは自分の代わりに人と会えるのに、どうして鍵を掛けていたのだろう?

SNSで発信しよう。

と、著書「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」の第6章で書きました。

恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなくてTwitterに鍵を掛けていた。自意識の強さ。素直になれない。でも、開いた。僕自身が恥ずかしさを超えた話。どのようにSNSを自分なりに捉えたのか。この第6章の序文を読んでもらえたら嬉しくて、noteに公開させてください。

※※※

鍵を掛け

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